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やがて、いのちに変わるもの。

いろいろなコピーの中で、ミツカンのこのコピーが一番素敵だと思ってる。
岩崎俊一さんのコピーではToyotaプリウスの「21世紀に間に合いました」が、当時ハイブリッド車を発売した当時にしっくりとくる。ガソリン車が主流だった当時に電気オンリーではないけれど、21世紀という未来の前に作りあげた車。

やがて、いのちの変わるもの。人間の三大欲求の一つ「食」
口に入ったものは、それは血に変わり、肉に変わり、栄養になる。それは、広い意味でいのちに変わっているもの。

企業コピーって、企業のメッセージなのはもちろん、価値や存在意義、消費者や社会へのぎゅっと集約したものになる。

それを読むのではなく、見る、映像として瞬間に焼き付けて頭に残すということはコピーライターの腕の見せ所だと思う。ここに耳に残るということもあるけれど。

面白くないコピーって、文章として読ませようとしているとこが多い。
もちろん一概には言えないんだけど、例えば青春18切符のコピーとかは読ませるコピーだと自分では思う。

でも、それは意識にあまり残らない気がする。コピーマニアとかそれを職業としている人は別だけど。

数文字でその企業を表現する。コピーから読む企業って、知らない企業であればあるほど、どんなことをしているのか、考えれば考えるほど面白い。


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