文学フリマ札幌8お疲れ様でした。初出店でした。
初めてのサークル参加でてんやわんやした自分を記念に残しておきます。
初めての入稿
文学フリマ札幌の出店申し込みをしたのが、4月下旬。
それから6月中旬まで小説は完成しなかった。
書きたい小説の内容を練ったりはしていたけれど、文字数で言えばせいぜい100文字くらいしか書き進めていなかった。
大変なことである。
なぜならイベント自体は7月9日にあるものの、印刷所に入稿して小説を出すには締め切りがあり、その締め切りは6月の下旬に設定されているからである。
そんなことも知らなかったので印刷会社のサイトで見積もりを出した時はひっくり返った。割と洒落にならないぐらい締め切りが間近に迫ってる。
途中で一旦全部消して書き直した一幕もあったが、締め切り前に書き上げることができた。
無事入稿できたけれど頒布物が一つだけって味気ないかな?コピー本ならもう一冊出せるかもしれないという考えが頭をよぎる。
サークル設営の下準備
今までTwitterやpixivで見てきた夢のサークル設営!こういうの大好き。
インターネットの力で先人たちの知恵を借りることができたので、大学の近くの百均、家の近くの百均、駅の近くの百均を見て回り、必要そうなものを買い揃えた。
敷布はネットで布を注文して、端の処理は裾上げテープを使い自力でなんとかやり遂げた。
サークル名が「むらさきいろ」なので、遠くから見てもわかりやすいように、敷布、ポスター、小物類はできるだけ紫色で揃えてみたけど、ピンクっぽかったかもしれない。
まだ間に合う!コピー本!ポスター!
愚か。
でもそのおかげでもう一冊本を出せた。
数日で一から小説を書くのは無茶なので、今までコツコツ書き溜めていた掌編小説や、日記というかエッセイというか……そんな感じの話を手直ししつつまとめた。Googleドキュメントで。
モノクロ印刷にしたかったので表紙のデザインはCanvaで作り、アウトラインだけの画像を探してちょうど良さそうなものを選んだ。
ポスターもついでにCanvaで作った。たくさんある素材の中から探すのは宝探しみたいでちょっと楽しい。時間があればの話だけど。
セルフコピーできる印刷会社さんで、コピー本とポスターを印刷した。
コピー本の表紙に色上質紙を使いたかったけれど、自前で用意するか事前に取り寄せてもらわないといけなかったらしいので断念、次からは気を付けます。
スタッフさんがコピー機の使い方を手取り足取り教えてくださったので、コピー本は試し刷り一回で済んだ。というかほぼスタッフさんに設定していただいた。
その節は大変お世話になりました。ありがとうございました。
ちなみにイベント開催2日前に印刷したので何かあったら取り返しがつかないとちょっとヒヤヒヤしてた。
当日!
寝坊した。
一般入場開始から10分後位に設営を終えることができたから自分としてはセーフ判定。
印刷会社さんからの宅配搬入だったので、そこで初めて自分が書いた小説とご対面。
紙質は自分の知識じゃよくわからず、ネットで良いと言われたものを選んだけどとぅるんとぅるんでずっと触っていたいぐらい手触りが良くて、親馬鹿かもしれないが、手のひらに収まるサイズで、小動物みたいなかわいらしさを感じられる。
この本を手に取れただけで文学フリマは大満足、もう帰ってもいいとさえ思えたが、いっぱい刷ったのでいっぱい捌かなければならない。
あと少しは元をとりたい気持ちも正直ある。
初サークル参加で一冊も売れない話を聞いたりしていたので、ブースに人が来ないものだと思っていた。
しかし、ブース前で立ち止まるだけでなく、参加者の方に見本を読んでいただけたり、試し読みが載っているフリーペーパーを貰ってくれたりで、テンションが上がりっぱなしだった。
とうとう一冊売れた時はその場で飛び上がりそうな程に嬉しくて、周囲の人全員にハグして回りたい気持ちを抑えるくらいには喜んだ。
他にも設営を褒めていただいたり、Twitterやnoteをきっかけにお買い上げいただいたりして、成功失敗の基準はわからないけど、自分の文学フリマは大成功に終わったと思っている。
文学フリマ当日はいろんな方にお声がけいただけて楽しく過ごすことができました。
人慣れしていないので、度々挙動不審になっていたかもしれません。
ここ最近、そこまで元気がいいわけではなかったのですが、今日一日でしばらくやっていけそうなほどの活力を貰えた気がします。
ブースに立ち寄ってくださった方も、そうでない方も、今日はお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
↓まさかまさかのお買い上げ頂いただけでなく感想まで書いてくださいました。↓
通知飛んできた時はリアルに叫んで部屋の中小走りしました。
嬉しすぎて言葉に詰まりつつTwitterでも叫びました。
本当にありがとうございます。
なんかもうちょっと泣きそう。
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