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とある帳票の一方通行[STREAMED]

うちの事務所もSTREAMEDと契約しています。
無料モニター期間に、「誰かサービス利用してみる?」と言われたので、面白そう、と活用したところ「なんかこいつデジタルに詳しそうだぞ」と思われ、結果STREAMED の窓口担当みたいになってしまって、それからデジタル担当に任命されるようになってしまったという、きっかけになった会計サービスの一つです。

ちなみに他のスタッフは従来通りのやり方でいいんじゃね?と無関心の人が多かったですね。(というか忙しすぎて試す暇もない)
あ、私も暇じゃないですよ、このサービス試したり人に教えたりするのに労力使って残業は増えてます。残業代出ないけど。

STREAMEDとは

STREAMEDは、領収書・レシートや通帳などの証憑画像をスキャンするだけで、1営業日以内に仕訳データ化して納品する「紙証憑の自動記帳サービス」です。

STREAMED HP

クラウド会計のマネーフォワード系列の株式会社クラビスが運営する、帳票自動取り込み仕訳出力サービス。

要はスキャナーで銀行通帳コピー、レシート、クレジットカード明細をスキャンしてアップロードすると、基本翌日にはHP上に仕訳が出来てる。早い!
仕訳を画面上で修正(修正内容を「学習」させれば次のスキャンでは反映されるので修正不要となる)して、CSVにファイルに出力。

多くの会計ソフトに対応してるので、取り込み先の会計ソフトのデータを開いてcsvインポート→仕訳入力完了!
(弥生会計だと、仕訳日記帳→インポート)

メリット1 毎月同じような仕訳を学習、自動登録できる

通帳、クレジットカード明細で、毎月同じような入金、費用があるところは一度学習すれば次は楽。
例:リース料、水道光熱費、売掛金入金、買掛金支払

通帳の入力は本当苦役ですからね…
そもそもCSVでデータくれたり、連動する顧問先ならばSTREAMEDは必要ないのですが。

メリット2  ほぼどの会計ソフトにも対応

弥生、ミロク(MJS)、勘定奉行、財務顧問、JDL などなど

対応ソフト(2022年8月現在HPより)

当然クラウド会計のfreee会計、マネーフォワードとも相性ばっちり。のはず。マネーフォワードは同系列だからまあそれは当然でしょうね・・・

お客さん指定の会計ソフトがある場合、そのソフトに合わせて出力できるので良い。
ソフトでの読み込み方法も、詳しく説明(オンラインマニュアル)がある。

ミロクも弥生会計も使用しているうちの事務所では便利です。

メリット3 仕訳はAIと人の力で正確

人のチェックも入ってるので、読み込み後の金額チェックや科目訂正はほぼしなくて良い。
年一で大量レシートを短期間でさばけ!細かい事はいーから!なんて場合におすすめ。

メリット4 サポートが充実

導入の際、営業の人が一定期間ついて、いろいろと教えてくれます。
うちの事務所も担当の方が来て、最初は事細かくサポートしてくれました。最近来てないね、どうしたのかな。

サポートセンターは電話とチャットで対応。最近はコロナでサポートも在宅の方が多いのか、チャットの方が話が早いです。

デメリット1 費用がかかる

あたりまえなんだけど。月額基本料 月1万円・1仕訳20円
(2022年8月現在)
をどう取るか。
以前は1仕訳10円台(15-6円だったような)だったので値上げしてるし、
今後の値上げも予想されます。

入力スタッフの人が早く入力すればそっちの方が安い!という旧勢力の考えもあるのですが、入力スタッフが、STREAMEDと併用することでより大量の仕訳をさばけ、結果入力時間が減り、STREAMEDの費用を上回る人件費が削減できる。
そのような考え方で既にたくさんの事務所が導入しているのは事実ですしその事例もSTREAMEDのHPに掲載されています。

https://streamedup.com/interview


デメリット2 初動の設定が手間がかかる

STREAMEDと契約した会計事務所は、マイページのようなログイン先があって、そこに顧問先のアカウントを各々作成して、帳票をアップロード→仕訳を出力するという流れ。

顧問先の設定を作る際に、勘定科目、税目、補助科目などを最初に設定する作業に初心者は時間がかかります。
結局急いでいるから手入力でスタッフにお願いするわ!となる担当者もいて浸透しない場合もあるようです

とはいえ、弥生の会計データを直接読み込んで科目を設定できたり、
事務所でテンプレートの科目設定をひな形として作成して、コピーして利用できるので、事務所で運用方法をしっかり決めて一度にやれば効率的に利用できるかなと思います。

ただ、うちみたいな事務所だと、統一が取れないので
「設定めんどくさい→従来の熟練したスタッフの入力の方が早い→利用せず」
となるパターンもあるんですよね・・・

デメリット?3 STREAMEDの類似サービス台頭


STREAMEDのサービスは画期的!だったので、当然他の会計ソフト会社も似たようなサービスを展開してきます。
弥生会計、ミロク、JDLがそれぞれの得意分野で帳票取り込みサービスを展開し、攻勢をかけてきます。(これについては別記事で)

いわゆる自動入力サービス戦国時代??

そうなるとSTREAMEDの優位性はどうなのか。費用対効果は??
当然STREAMED側も他社側もそれは考えているのだろうなあと
最近思います。
特に電子帳簿保存法の対応方法で囲い込みたいと思ってる。はず。

https://streamedup.com/service/20211201_12410


個人的感想


スキャナーでレシートガンガン読み込んでいくのが快感

で、一営業日、早ければその日の夜にデータが上がるので人手が足りない時の頼もしい助っ人という感じ。

仕訳を学習させる方法も、一旦適用させると、あとは入力修正いらずで科目や適用が設定されるのが見てて気持ちいいです。

また、クラウド会計に特化した、画面の使い勝手は分かりやすいし良い。
Web上のサービスなんでどんどん改良されていく。

今回STREAMEDの記事を書いていて予想外に長くなって疲れました…w
他にもいろいろとレビューしたいDXサービスがあるので
ご期待ください!


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