見出し画像

あの人は今…?tiktokに出現した2027年に迷い込んだ男

番組をお聞きの方もそうでない方もこんにちは。
ポッドキャスト番組『昭和オカルト奇譚』のマサです。

2027年からtiktokにポストし続ける男

昨年ぐらいにtiktokに現れ、世界を騒がせた、@unicosobreviviente(ウニコソブレヴィヴィエンテ)さんをご存じだろうか。スペイン語で「唯一の生存者」を意味する意味深なアカウント。スペインの主にバレンシアの街並みが映像として頻繁にポストされるのですが、そこにはなぜか本人以外の人間の姿がなく、本来なら観光客やスタッフ、行き交う地元の人々などがいるはずの公共施設もゴーストタウンのようになっていることで、話題を呼びました。ウニコさんは、「2027年に迷い込んだようだ」とポスト。「昭和オカルト奇譚」でも、2021年10月8日(金)に、ウニコ氏をテーマにお届けしました。以下よりPodcast、Spotifyなどでぜひお聴きください。

▼2027年に迷い込んだスペインの男。TikTokに公開し続ける無人の観光地や公共施設の等。unico sobreviventeさん

最初のポストは2021…2027年2月13日

さて、ウニコ氏の最初のポストは現世タイムで2021年2月13日。スペイン語でコメントされていて、「目が覚めたら病院にいて、何が起こったのかわからない。今日は2027年2月13日、私は一人で街にいる。」という内容とともに、冒頭のような動画がUPされました。当番組では、「ウニコ氏が2027年で隠したキーホルダーを他のフォロワーが同じ場所で見つける」というパラドックスに言及。幾つか似たような動画はありますが、例えば以下です。

@unicosobreviviente

Os dejo las coordenadas en comentarios

♬ Terror - Mafia Music Family

各地に隠したキーホルダーを「みつけた!」というフォロワーが現れ、そのメンションを確認したウニコ氏自身も紹介しています。

逆「漂流教室」現象でパラドックスがヤバイ

『漂流教室』(楳図かずお)

そんなシチュエーションを、オカルト好きな諸兄たちはきっとご存じのはず。そう、楳図かずお氏の「漂流教室」。個人的には、最初は関谷のサイコパスぶり、読み進めるうちに次第に壊れていく大友くんを見るのがおもしろ・・つらかった名作漫画。この漫画では、主人公翔くんの現代にいるお母さんが野球選手のご遺体の中かどこかに、未来に向けて物資を詰めるというこれまたサイコなシーンが描かれていたように思う。それを、遥か未来で無事に主人公たちが受け取るわけだが、ウニコ氏に関してはこれの逆が起こった。ありえない話だ。そのため、当番組では「別の世界線説」「地球シミュレーション仮設風な別サーバーにバグで飛ばされた説」を展開しつつ、結論としては、大掛かりな映画の宣伝アカウントなのでは?というところに落ち着いた。

ローン・サバイバーウニコ氏の今は?

そんなウニコ氏が現在どうしているのかふと気になって、tiktokを覗いてみた。今というのが2027年側のウニコ氏視点の今なのか、2022年の現代に生きる我々の時間軸なのか、深く考えると頭が痛くなってくるので、とにかく「今」だ。

相変わらず2027年に迷い込んだままだった。
設定は特に変わっていないように思う。なぜか自己主張の強いレッドアリーマー(魔界村)らしきモンスターが見える誰もいないゲームセンターで、ひとりプレイを満喫していた。やはり、動物がいたり電気は通っていたりと、不自然な点の多いパラレルワールドだ。番組中では、「突然人だけが消えた世界ではまず大火災や爆発事故が起きる」と示唆していたが、それも起きた気配はない。いたって静寂の世界だ。
僕としては、この世界は往年の名作、大長編『ドラえもん のび太と鉄人兵団』で登場する鏡面世界に近い気がするが、文字は反転していなかった。

消しゴムマジックとかアナログで

GoogleスマホのPixelシリーズには「消しゴムマジック」という機能が備わっていて、フォトショ等用いずとも画像から人物だけをうまく消してくれる編集機能だ。動画は非対応だが、要はこれと似たような編集で人間だけを消している可能性はある。もっと単純に、エンタメとして周囲の方にお願いしている昭和感あふれるアナログな対応をおこなっている場合もありうるっちゃありうる。

ウニコソブレ・マサエンテ

19:00頃のJR新宿駅東口

画像や動画編集、周囲の協力がなかったとしたら、おそらく例の流行り病でロックダウン(スペインはロックダウンをおこなった)中に外で撮影したのではないか、と番組内でも示唆していた。しかし、今もなおポストが続いている現状ではそのセンは消えたようだ。もし、その手段をとっている場合、僕も実はちょっとだけ素材を持っているので、せっかくだから蔵出し。

ALTAのディスプレイが点灯している時間ということになる

人がいないことなどありえない場所での人がいない状況の画像。これは別に消しゴムマジックを使ったわけではなく、周囲の人に頼んだわけでもなく、普通に最初の緊急事態宣言時(2020年)のものだ。物見遊山で移動していたわけではなく、世の中、シゴトなどで出社せねばならない人もいたということです。

同じ時期のお台場
日本大丈夫かな?と割と本気で心配した

こちらも同じようにお台場。早朝ではなく、exifによると昼の14:28に撮っている。この素材を活用して、「【悲報】ワイ氏、2027年に放り出されてしまう」というネタをできたかもしれない。しかしやったらものすごい叩かれることにもなっただろうなと、なんとなく思うのであった。

まだまだ2027年に迷い中のウニコ氏の動向は見逃せない。
※2021年にポストしたなら、向こうは今2028年では?という素朴な疑問

※購読(無料)、Twitterのフォロー、いいねなど
応援よろしくお願いします!各種リンク先はこちら。

この記事が参加している募集

わたしとポッドキャスト

500円以上のサポートをいただいた支援者さまにはささやかながら番組ステッカーをご送付させていただいています。ご任意ですが、受け取ってもOKな場合、昭和オカルト奇譚note出張所のプロフィールページに固定している「番組ステッカー完成(ステッカー配布について)」記事をご確認ください。