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エッセイ「夏の終わりに高熱を。」

人生で最高の熱のハイスコアをたたき出したのは4年ほど前です。

名古屋で少しだけ不動産会社でアルバイトをしていた時に、慣れない土地、仕事、そして一人きりで何もかもしなければならないという当たり前だけど史上最大の自己満足の「一人暮らし」を半ば強行させてなんとか順調にいきはじめた頃、まだあの豪華客船のウィルスが対岸の火事に感じられていたあの頃…

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問診の為記入していた時に出た体温計からはじき出された、人生で最大の熱のハイスコアにさらにクラクラしたのですが診察で「風邪」とのことで二種類のお薬を3日分と引き換えに、どんどんお財布から出ていくお金と精神的な疲労と心細さはまだ覚えています。

そののち、いったん落ち着いたように思えたのですが再び熱がぶり返し今度は咳などの症状が強くなり…動けなくなり上記の事があり夜間の病院にかかることをためらい、名古屋市の救急相談ダイヤルに相談したつもりが300メートル先の消防署につながりそのまま救急車で運ばれて検査にの結果を待つまでもなく即入院となり喘息の症状で五日間、病院に入院しました。

名古屋生活は半年にも満たなかったのですが、ネットのオフ会で知り合った女性に最近の体調のことなどを話したら一度、婦人科に行ってみてはどうかとアドバイスを貰い、栄にある病院で健診を受けました。悪い予感どころか、通りでと納得がいく様に子宮内膜症があることが判明してこれは今も治療中です。治療する前に比べ、今は毎月訪れる「子宮を取り出してミキサーで混ぜてたような鈍痛と刺すような痛み」から少し開放されつつあります。

余談になりますが私の本名(愛)は救急車のキャッチコピーから兄と父が、本来つけるはずだった名前よりも良いであろうとつけたようで、本来つける予定だった名前が今の兄のお嫁さんの名前です。

夏の終わりに、昨日また38.2の高熱をだして寝込むどころか上記の経験から早めの対応でぐっと症状を抑えて今はのんびりしています。初めてかかる内科の先生に婦人科、精神科、呼吸器内科とお薬手帳を見ながらうーーんと頭をかかえて「どの薬がよい?」と、逆に聞かれてしまった、ワタクシです。

季節の変わり目、殺人的猛暑から少しづつ季節は巡っていきます。無病息災という言葉もありますが誰かの本で読んだ「無病うそくさい」な私だけど元気にのんきに今日も生きています。






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