ガムトーク「昔の流行りの話」。

小さい頃から流行り物に乗っかるのが苦手だった。
確かに30代を超えた今でも逆張り捻くれオタクくんを地で行く私だが、流行り物に対しては何も逆張りで乗っかりたくないと思っている訳じゃない。
自分が好きでもないのにとりあえず周りがやってるからという理由で手を出したくないという感覚が強い。

私が小学生の頃は主に男子の間で遊戯王やデジモン、ベイブレードが流行っていたが、一部頑張って手を出したものの、やはり長続きしなかった。そこまで好きになっていないので当然だ。
無理して遊戯王カードを集めるよりかは一人家でゲームをしていた方が余程楽しい。そういう子供だった。

まぁデジモンに関していえば馴染めなかったのは家庭環境の事情が大きい。
というのも代々クリスチャンの家系なので、日曜の朝には親に教会のミサへ連れて行かれデジモンアドベンチャーがAパートしか見られなかったという辛い過去がある。
かといってゲームをするにしてもコンシューマ（家庭用）のビデオゲームを好んでいたので、液晶玩具版本家のデジモンを遊ぶこともなかった。

当然、クラスの話題についていけなかった。まぁそこは逆張りを発揮して「話題についていけないからってお前らに忖度はせんぞ」みたいな態度でいたけどね。面倒臭いガキだ。

なので周りが持ってるから自分も欲しいという心理が昔から理解できない。それは本当にお前が欲しくて持っているのか？　と思ってしまう。

仮に将来自分の息子や娘が「クラスで流行っているからこれが欲しい」と何かをねだってきたらどうしよう。
素直に買ってあげることはできない気がする。
何故それが欲しいのか、本当にそれが欲しいのか、それを手にしてどうしたいのかとか色々聞いてしまいそうだ。
でも毒親みたいな感じにはなりたくないなぁ。

しかし逆に言うと、自分が好きであれば流行り物であろうがどんどん触れていける。昔からお笑いが好きだったので、当時流行っていたお笑い番組やバラエティ番組は全て観てたし。
エンタとかトリビアとかめちゃイケとかはねトビとか笑犬とかね。
（勿論上記ゴールデン帯以外にも内Pとかリチャードホールとか深夜帯も大好きだ）

要は周りがどうとかよりも自分が好きか嫌いかで物事を判断したいんだな。
好きじゃないのに触れるってのが我慢できないのかもしれない。

これからも無理して流行り物に手を出すよりかは自分が好きだと思うものだけを大事にしていきたいね。

おわり。