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瀬川貴次・著『紫式部と清少納言 二大女房大決戦』作品紹介

明けましておめでとうございます!!!
2024年と言えば、アレですよ、「紫式部イヤー」でございますよ。
(大河ドラマ、楽しみですね~)

実は、集英社文庫からも新年早々、平安ガールズたちが大暴れ! 瀬川貴次節、大炸裂! の書き下ろし小説が刊行されます。
その名も、『紫式部と清少納言 二大女房大決戦』(1月19日刊行予定)。

カバーイラスト:あかゐいと カバーデザイン:テラエンジン

紫式部大先生と、清少納言大先生にご登場いただくわけですから、そりゃあ、カバーイラストも豪華になりますわよ(笑)
本編のほうも、雅やかな恋物語もあれば、世知辛い権力争いもあり、女同士の友情もあれば、嫉妬に狂わされた霊鬼の祟りもあり……という、平安貴族たちの世界観を贅沢に楽しめる一冊になっております。

物語のはじまりは、紫式部、人生二度目の宮仕えから。
懐かしい女房(同僚)たちとの再会に喜んでいると、ときの実力者・藤原道長から「早く『源氏物語』の続きを書いてくれ」と、いきなり執筆ハラスメントを受けます(えっ!?)
『源氏物語』を餌にして、帝の関心を愛娘・彰子へと向けさせようというのですから、この道長、かなりの策士なんですね~。

当時、朝廷内部では、道隆派(右側)が失速し、道長派(左側)がブイブイいわせていました。

せっつかれたからといって、そんな簡単に話の続きが思い浮かぶわけではありません。
追い詰められた紫式部は、荒れ果てた家で一人暮らしている清少納言に、熱烈なファンのふりをして近づき、ちゃっかり創作のアドバイスをもらう作戦に出ます(衝撃)
もうね、この紫式部と清少納言の、トム&ジェリーさながらの会話の応酬がとにかく楽しいんです。

この面白さは、読んで体感していただくしかない!
ということで、ドドーンと第一話「宮仕えが始まる」を大公開↓↓↓

全4回に分けてお送りいたします。
超展開の二大女房大決戦、どうぞお見逃しなく!!

そして本作、実は、2023年11月~2024年1月にかけて行われた「瀬川貴次3ヶ月連続刊行キャンペーン」の大トリなんであります。
既刊2冊についても、ちょっとここでコマーシャル(笑)


『暗夜鬼譚 綺羅星群舞』(集英社文庫)

平安怪奇ロマン「暗夜鬼譚」シリーズの綺羅星オールスター群舞てんやわんやする、爆笑ギャグ短編4連発!


『もののけ寺の白菊丸』(集英社オレンジ文庫)

数え十二歳の寺稚児・白菊丸。修行の日々は、イケメン和尚ともののけ付き!?


新しい年の始まりを、平安の物の怪たちと一緒に、にぎやかに過ごしてみるのも、また一興ではありませんか?


【著者紹介】
瀬川貴次(せがわ・たかつぐ)
1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。集英社コバルト文庫に「聖霊狩り」シリーズ、「鬼舞」シリーズなど著書多数。集英社文庫に『波に舞ふ舞ふ 平清盛』、『闇に歌えば 文化庁特殊文化財課事件ファイル』、「暗夜鬼譚」シリーズ、「ばけもの好む中将」シリーズ、オレンジ文庫に「怪奇編集部『トワイライト』」シリーズ、『わたしのお人形 怪奇短篇集』、「怪談男爵 籠手川晴行」シリーズ、『もののけ寺の白菊丸』がある。ほかに『化け芭蕉 縁切り塚の怪』『百鬼一歌 月下の死美女』など。また、瀬川ことび名義での著書に『お葬式』『妖霊星』などがある。

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