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アラフィフ女子のソロ活レッスン1 大神神社(奈良県桜井市)

なんにでも練習は必要なものだと改めて気が付きました。

今回私が練習しなければと思ったこと。それは「ソロ活」です。


現状、ほぼ一人暮らし

子どもたちは3人とも成人し、長女は海外へ。次女は来年から社会人。大学生の長男は遠くでひとり暮らしをするようになりました。

3年前に離婚したときから、シニアライフはおひとり様と覚悟はできていたはずでした。
ひとりになったらさぞ気楽だろう。そうしたらあっちこっちふらりと出かけられるな、なんて夢想していたのです。
シニア女性の一人旅のエッセイを読んで「素敵!わたしもこんな旅がしてみたい」とイメトレは完璧でした。

ところが、現状ほぼ一人暮らしなのに、一向に一人旅を行動に移さない私。
今同居しているのは大学生の次女と2匹のねこだけ。
私が朝にふらりと出かけて夜帰って来たって、困る人はいないのに。


ひとは、やったことないことは、なかなかできない

いくらイメトレができていても、やったことがないことをするにはなんだって練習が必要なんだ。そのことにようやく気が付いた私。

たとえ日帰りの県内の旅であっても、ショッピングや仕事以外でひとりで出かけたことがほぼない私にとって、想像と実行の間に高い壁があったのです。

とにかく、練習するならまずは行先です。
奈良県在住の私は最近になってようやく奈良が訪れるべき素敵な場所がたくさんある県だということに気が付きました。面目ない。

30分電車に乗れば京都や大阪へもすぐアクセスできるけれど、まずは奈良。

そう決めた私は初めてのソロ活レッスンを奈良県内で敢行する決意を固めました。

初めてのソロ活は「大神神社」

初めてのソロ活の行き先は奈良県桜井市にある「大神神社(おおみわじんじゃ)」と決めました。
大神神社は日本最古の神社と言われており、山自体を「御神体」としている由緒ある神社です。そんな神社が車で1時間の所にあるというのに、訪れたことがないというのは、奈良県民として恥ずかしい。

第一回目のソロ活レッスンの行き先としてふさわしいではありませんか。

12月だというのによく晴れて暖かい日曜日の午後、ひとりでぼんやりと自宅にいた私はおもむろに立ち上がり、バタバタと支度をして大神神社をグーグル道案内に入力したのでした。

あっけなく到着。

あれほど、行動できなかったのに、行くと決めたら1時間で難なく到着。
もうすぐ初もうでの時期だからか、それほど混雑はしていません。
大きな鳥居をくぐると、すぐに背の高い木々に囲まれた参道へ入ります。
とにかく周りに生えている木の背が高い。これが歴史というものか。
良く晴れて暑いくらいだったのに鳥居をくぐるとひんやりと空気が変わります。木漏れ日のさす砂利道を進んでいくと本殿がありました。
ずっしりと威厳を感じる本殿には多くの人が行儀よく並んで次々に参拝していきます。


前の人の参拝を行儀よく待っています

なで兎にご挨拶

大神神社を選んだのには実は一つ目的がありました。
私の大事な友人が今月がんの手術を受けることになっています。
大神神社には病気平癒の御利益がある、なで兎がいるのです。稲葉の白兎の話が由来となっているらしいのですが、なで兎をなでると病気がよくなるという言い伝えがあります。
今回は代理ではあるけれど、友人の手術が無事に終わることを心を込めてお願いしてきました。
兎のお守りも買いました。
どうか、私の大切な友人を取り上げないでください。
一生懸命お願いしてきました。

患っている部位をなでると治るといわれているために、なでられすぎてピカピカになっています

三輪山登山は断念

御神体である三輪山へ入るためには正午までに入山手続きを済ませる必要があります。
私は午後から訪問したので、この日登山は諦めていました。
しかし、登山口から山道を見上げてびっくり。登山というより崖のぼり?くらいの急斜面が見えたからです。
奥へ進むとどうなのか定かではありませんが、登るのであれば本気の登山靴でなければ難しそうでした。


分かりづらいですが、この先が急斜面になっています

帰宅後は気絶

1時間ほどの滞在ののち、私は帰路につきました。
帰りは少し渋滞して1時間半ほどかかって自宅に到着。
5時ごろになっていました。
うちを出たのが1時ですからほんの4時間ほどのショートトリップです。

それなのに。
家に着くなり、ベッドに倒れこみそこから1時間爆睡していました。いや、気絶?というくらい覚えていません。

行ったことがないところへ一人で車で行って、散策して一人で帰ってくる。

これだけのことでこんなに疲れたことに、自分のポテンシャルの低さを感じました。

いやしかし、だからこそ、レッスンなのです。

ともかく、1回目を実行できたことは大きな意味があります。
2024年はソロ活を月に1回は敢行し、充実したシニアライフを手に入れることを誓います。

御朱印帳に新たなる一ページが


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