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これからはじまるあなたの物語


カーテンを開けても薄暗い。
雨が降っていた。


朝の苦手な娘と
気持ちが揺れやすくなっている息子が
ごきげんで起きてきたら良いなと、


娘のお気に入りの曲、
絢香の「にじいろ」を流してみた。



記憶が蘇る。



あの時、
娘はお腹の中にいた。


父はスーツを着て
湯気のたつコーヒーを手に


ソファに座り、
テレビを見ていた。


朝ドラが終わったら
出社するルーティーン。



「花子とアン」
の主題歌だったにじいろの
私の記憶。



父はもういないし、
娘は8歳になった。


あの時の私は、
こうなる未来の欠片も
想像していない。




「ごはんできてるよー、
 ななの好きな曲かけてるよー」


狙い通り、
娘は笑顔で起きてきたけど、


その次に聴きたい曲で
息子と言い合いになっていた。


今日も賑やかな朝。



私がいちばん
自分の成長や成功を見せつけたいと
褒めてほしいと躍起になっていた

父はもういないけれど、


心から幸せにしたい相手が
3人もできた。


「なくしたものを数えて
 瞳閉ざすよりも
 あるものを数えた方が
 瞳輝きだす」


にじいろの歌詞を調べてみたら
今更ながら、
めっちゃ良いやん(T . T)



人生のどこに焦点を当てて
生きたいでしょうか。


私は
今に目を向けて


未来に繋げていきたいなと
思っています^ ^




さいた

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