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振りかえる2021・摂取篇

うわあああ。
大変だ。2022年になってしまった! だがしかしまずは2021年を振りかえらなければならない! そうでなければ我われは先へと……未来へと進めないのだ……!

ということで、おもにインプットしたものを振りかえる「摂取篇」とアウトプットしたものを振りかえる「発動篇」のふたつにわけて振りかえりをやっていきたいと思います。よろしくおねがいします。

発動篇はこちら

摂取した本とか

以前から公言している通り僕はニンジャスレイヤー以外の小説は全然読んでない人だったわけですが、2020年ぐらいから「あ、ちゃんと小説も読んでないとちゃんとした小説は書けないや……」という当たり前のことに気がつきちょっとずつ小説の摂取量を増やしています。ようやく自分の好みというか勉強になるなと感じる作家の傾向などが見えてきた気がする……。

はてしない物語

2021年初読書。児童書なんだけど本当によかった……。素晴らしいものを読んだという気持ちになれた。読んでいて涙腺緩んでしまった……大人なのに! ツイートにも書いたけどまったく色あせていないというか今という時代だからこそむしろエンデが描こうとしたことが強い意味を持つというか、そういう「時代を超える」力を感じた。本当に素晴らしいと思った。随所に立ち現れる美しい表現にも感銘を受けた。思わず写経してしまった……。初読書にして2021年ベストの一作。

黒い仏

2020年に「ハサミ男」を読んで以来「殊能将之は好きだな」と感じている。そしてそう感じた後になって殊能将之は早逝されたと知った……悲しい。

メルニボネの皇子

想像力の奔流がすごかった。本当にこれ60年代に書かれたの……? ただ読んでいてけっこうハイカロリーだなと感じたので続きをなかなか読めずにいる。読まねば……!

キマイラの新しい城

またしても殊能将之。これはめちゃくちゃ好き! 本当に好きですね。ツイートにも書いた通り異世界を漂白する活劇モノとして最高でした。

ぼぎわんが、来る

映画の方は未見。そのうち見たい。

ずうのめ人形

澤村伊智はkindleのキャンペーンで安くなっていたのでまとめ買いしたんだけど、そのなかではこれが一番好き。これはほんとおもしろかった。ホラーだけどミステリーの佇まいがあり、ミステリーのフォーマットはやはり読者を引きこみ物語をドライブさせる力が強いなと感じた一作。

ししりばの家

この辺から「あ、澤村伊智、僕には合わないかも……?」と思い始めた。ちょっとつらかった。(あくまでも「僕に合わない」であって澤村伊智の作品が悪いわけではないですよ、念のため!)

新世界より

ジョン久作さんにお勧めされて読んだやつ。めちゃくちゃよかった……! 出だしはちょっと退屈だったんだけど、気がつくと物語世界にぐいぐいと引きこまれていた。世界観の深み、描かれているごう、そしてそれとどう向き合っていくのか……すべてが凄まじいなと感じた。最高でした。そして「貴志祐介めちゃくちゃいいじゃん!」と思った一作でした。

罪人の選択

またもや貴志祐介。ツイートにも書いた通り表題作の「罪人の選択」はオチがすぐわかってしまった……が、他の収録作がめちゃくちゃよかった。特に「夜の記憶」が素晴らしく、展開されるイメージが詩的でかつ物悲しく、神話を感じさせた。あと「血の雨」も好き。

黒い家

さらに貴志祐介。めちゃくちゃおもしろかった……! エンタメ小説のお手本のような素晴らしいスリラーだった。「新世界より」などの他の作品でも感じたんだけど「社会性動物としての人間の業」みたいなのが貴志祐介の一貫したテーマなんだろうな、と感じさせた。

天使の囀り

もういっちょ貴志祐介。ツイートにも書いた通り、序盤の描写や展開が本当に素晴らしかった……ちょっと別の世界に引きこまれるような。なおきつめのグロ描写が多いので、そういうのが苦手な人は避けた方が無難。

子どもの王様

これはかなり好き。ツイートにも書いた通り残照のような悲しさのある物語。殊能将之作品ではこの「子どもの王様」と「ハサミ男」「キマイラの新しい城」が好き……。未読の殊能将之作品はこれで「未発表短篇集」と「読書日記」ぐらいになってしまった。寂しい……。

龍盤七朝 ケルベロス

バールさんが絶賛していたやつ。中華風味の活劇! アクション描写がとにかくかっこよく、とても勉強になった……!

ダークゾーン

またしても貴志祐介。ツイートにも書いた通りオチが……胸糞悪いです……。が、そんなことはどうでもいい! 本当に感銘を受けてしまった。冒頭でガツンと引きこまれた。ゾクゾクした。冒頭を脳内で反芻できるぐらい何度も読みこんでしまった。複雑なデスゲームをいかにセットアップして読者を迷子にさせずに引きこむのか、どう展開させていくのか。とてつもなく影響を受けた気がする……! 間違いなく2021年ベストの一作。

玩具修理者

おもしろかった。ただツイートにも書いた通りちょっと「整いすぎてるかな……」とも感じた。整いすぎているがゆえに、オチが途中で見えてしまうというか……。あくまでも僕の主観です。

万事快調〈オール・グリーンズ〉

とにかくすごい! 時代を照射しているし、社会と接続されているし、そのうえでパルプだし、がっつりエンタメしている! すごくないか!? 2021年ベストの一作。「万事快調〈オール・グリーンズ〉」に関しては独立した記事も書いてあります。

テスカトリポカ

これはヤバかった……。圧倒された。現代社会にどう「神話」を接続するのかという点でめちゃくちゃ感銘を受けた。冒頭はけっこう退屈だったけど、バルミロが登場して以降はとにかく引きこまれてしまった。暴力、乾いた空気、そして暗黒の神話……。間違いなく2021年ベストの一作。

QJKJQ

テスカトリポカに続き佐藤究。佐藤究めちゃくちゃいいですね……と思わされた。ツイートにも書いた通り人間存在や社会が視野に入っているからこその物語の飛躍がある!

中国・SF・革命

佐藤究の「ツォンパントリ」だけ読了。復路鵜さんから「テスカトリポカのスピンオフ的作品が収録されている」と教えてもらって読んだやつ。マジだった……! 「テスカトリポカ」好きなら押さえておくべき作品。

変な家

気の迷いで読んでしまいました。

犯罪者

これもめちゃくちゃ感銘を受けたやつ。冒頭から読者を退屈させずに引きこんでいく工夫が詰めこまれていて、まさにエンタメのお手本だと思った。読者へのストレスのかけ方が絶妙。登場人物も魅力的。「相棒」はあまり見たことがないんだけど、長く続くドラマはこういった手腕によって維持されてるんだな……と感じた。

ずっとお城で暮らしてる

伝奇色の強い長編を書くにあたり恐怖描写を学びたく「怖い話」を募集したところ、高野優さんから教えていただいたやつ。めちゃくちゃよかった……! ものすごく悲しい話なんだけど、だからこそ主人公メリキャットの「心の王国」は成立するんだというすごみがあった……。

忌録: document X

これも「怖い話」募集でLhamphさんに推薦いただいたやつ。いつの時代も「ちょっと怖い話」には一定の需要があるということ、そしてそれをどうセットアップしていくのかという点ですごく勉強になった……!

保健室登校

「怖い話」募集で海月里ほとりさんに推薦いただいたやつ。これめちゃくちゃおもしろかったですね……。ゴアでディストピアな描写をスラップスティックにまとめあげている。その手腕がすごいなと思いました。かなり好き。

のぞきめ

これも「怖い話」募集で森とーまさんから推薦いただいたやつ。複数のエピソードが組み合わさって謎が浮かびあがってくるというミステリー色の強い怪談モノ。おもしろかったです。実はオーセンティックな怪談風味の語り口を学んでおきたかったのでとても勉強になった……!

或る集落の●

本当におもしろかった……! ただの怪談モノではなく社会の辺縁、寄る辺なき人びとの物語でもある。ツイートにも書いたとおり怪談の不条理と社会階層の不条理、そして理不尽な暴力の持つ恐怖は「日常の隣にぽっかりとあいている陥穽」という点で接続され得る……。すごくよかったです。

参考情報

症例A

これは本当にヤバいぐらい徹底して取材して、そのうえで書かれてるなと感じた。それぐらいの覚悟がないとダメなんだなと思わされるすごみがあった……!

孤独の歌声

なにげなく読んだんだけど人物描写や人と人とのかかわり方、距離の描き方などに感銘を受けた。こういう人物描写ができるようになりたいですね。うん。物語自体もめちゃくちゃエンタメしていて、読者へのストレスのかけ方も絶妙でした。

死体の汁を啜れ

これなんで読んだんだっけ……全然覚えてない。ただとにかくおもしろかったです。めちゃくちゃ最悪で最低な描写のオンパレードなんだけど、それをよい話風にまとめあげるな!!! という奇妙なおもしろさがあった。あとキャラクター造詣がよかったなあ……なんかキャラクターに対する作者の愛を感じる(というわりにはかなりひどいことをしている)。

などらきの首

上で書いたとおりキャンペーンで澤村伊智をまとめ買いした時の最後の一冊。ごちそうさまでした。お腹いっぱいです。

異常論文

青島もうじき「空間把握能力の欠如による次元拡張レウム語の再解釈およびその完全な言語的対称性」のみ読了。タイトルからは想像できないほど神話性を帯びた美しい物語でした。論文という体裁でそれを感じさせるのはすごくないですか? よかった……!

覚醒剤アンダーグラウンド

なにげなく読んだけどおもしろかった! どこまでが事実なのか判然としない都市伝説めいた雰囲気を漂わせている。麻薬関連の書籍をもうちょっと深掘りして読んでいきたい気持ちがわいてきた。

密室殺人ゲーム王手飛車取り

あらゆる小説の中には殺人が溢れていて、読者は娯楽としてその殺人を楽しんでいるわけで、そういう意味ではこの物語の登場人物たちは僕らの分身でもあるよね……なんて思った。おもしろかったです。複雑なシチュエーションを会話劇でうまく導いてる点が勉強になった……!

夜市

これは本当に素晴らしかった……めちゃくちゃよかった! 最高。幻想的でありながらミニマムで美しい表現。とてつもなく感銘を受けた。そしてツイートにも書いた通り僕はこの物語に「パルプ性」を感じてしまい、その点でも「うおお」という衝撃があった。すごくよい。これも2021年ベストの一作。

密室殺人ゲーム2.0

前作から間を置かずに読んだのがあきらかに失敗で、ひたすら続く殺人ゲームに胃もたれをおこしてしまった……。でもおもしろかったです。

密室殺人ゲーム・マニアックス

そして性懲りもなく続きを読んでしまうというね。案の定「失敗したな」となってしまう学習能力の無さ……すごい胃もたれ感。内容自体は間違いなくおもしろいです。

戦争の日本古代史

あれ。2021年最後に読んだのこれだったのか……小説じゃなかった。この本はAmazonレビューなどを読めばわかると思うけど人を選ぶ本ではある。少なくとも日本大好きキッズには向かない。相当に著者の主観も交えた論考がなされているので学術書だと思って読むと面食らうはず。個人的な感想を書くと「朝鮮半島や中国に対する日本の眼差しの原点は遥か古代に遡る」という著者の論考は傾聴に値すると感じた。

そのキーワードはやはり、「東夷の小帝国」である。つまり、日本(および 倭国)は中華帝国よりは下位だが、朝鮮諸国よりは上位に位置し、蕃国を支配する小帝国であると主張するというものである。

倉本一宏. 戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで (講談社現代新書) (Kindle の位置No.4241-4243).

日本書紀などにもあからさまに描かれているこの「東夷の小帝国」としての日本の姿、それがその後の朝鮮半島との関係性に強い影響を与えた……というのはおそらくその通りだろうと感じる。現代だと「アメリカよりは下位だけど他のアジア諸国よりは上」みたいな感覚、特に一定の世代以上になると恥ずかしくなるぐらいあるよね……。配置が置き換わっているだけで古代から性根が変わってないよなーという。

なおこの本にはそういった著者の論考とは別にすごく有用な点がありそれは「白村江の戦いを時系列で整理して詳述している」という点だったりする。これはなかなか得られなかった情報だったのでめちゃくちゃ嬉しかった……!

摂取したマンガとか

続いてマンガ。思ったより量が多かったので完結済み作品に絞ります。巻いていくぜ……!

サーチアンドデストロイ

めちゃくちゃよかった……! マジでよい! カネコアツシによる手塚治虫「どろろ」の翻案であり間違いなく2021年ベスト。ビジュアルがかっこよすぎる……! どろろをSFに翻案してあるのもすごくよい。全3冊と短いので気になった方は是非!

衛府の七忍

これはすごい終わり方だよな……と思った。主人公たち「まつろわぬ民」の祝祭じみた光景を描き、一転、その終わりを示唆する桃太郎卿の出立しゅったつで物語は閉じられる……。その後に展開されるであろう凄惨な光景はあえて描かず物語は終焉するのだ。

幽麗塔

連載中の「夏目アラタの結婚」がおもしろかったので同じ作者の完結済み作品を読んでみたやつ。耽美! ツイートにも書いた通り舞台は戦後初期だけど性自認や性嗜好との向き合い方含めて「今という時代の物語」だと感じた。めちゃくちゃ爽やかなラストがよかった!

サイケまたしても

なにげなく読み始めたけどおもしろくて一気読みしてしまったやつ。主人公の異能力が「特定の池に飛び込んで溺れないと発動しない」というのがおもしろい。制約は物語をドライブさせる!

ウルフガイ

終盤のヒロインが攫われて以降の描写がちょっとしんどかったりもするんですが、かなりおもしろかったです。そしてなによりもツイートに書いた通り11巻のテキストがとてつもなく素晴らしく「おおお」となってしまった……! (写経した!)

その時 羽黒の脳裏に博徳学園屋上で
初めて犬神をみた瞬間が浮かび上がった

殺意は最初の一瞥で生じていた
つまらない男に見えたのはその後で
最初のインスピレーションは間違っていなかったのだ
そう 羽黒獰は 犬神明を 最初に見た瞬間から
彼の存在をこの世から抹殺せずにはいられぬ強迫観念に
取り憑かれていたのだ
それは一種神秘的で呪術的な 根深い妄念だった

その瞬間 羽黒は総毛立ったのである
底深い慄えの感覚が くりかえし襲いかかった
羽黒の感情の芽吹きは あの瞬間から始まっていたのだ

それは羽黒が初めて経験する未知の感覚だった
ある意味ではそれは 若い男女を突如として見舞う
熱病に似た…一目惚れ
あの不意打ちの感覚に酷似していた

むろんそれには甘い恋の歓喜
やるせない胸のうずきなど完全に欠落していたが
これは 羽黒にとって無意識ながら
性行為の代償だったのだ

その他の 狂ったような高揚感
日常感覚の崩壊
鋭い針先のように凝固する期待
自己を別人のように変えてしまうものへの恐れと当惑
異常な酩酊感などの属性においては
もののみごとに一致していたといえるのだ

あの瞬間 羽黒の変貌は始まっていた

そして 今
羽黒は己がみるみるうちに
変貌していくのを実感していた

精神の深奥に とてつもなく精気にみちた
圧倒的で邪悪で凶暴な
まっ黒な怪物がむっくり身を起こすのを感じた

そいつは 強大な爪と
牙で武装した ものすごい筋肉をそなえ
底なしの活力に満ちあふれる
怪獣のような肉食獣のイメージであった

殺戮を求めて猛り狂う
飽くことを知らぬ破壊欲の化身

その貪婪な飢餓感
犠牲の柔らかい肉体を引き裂き
暖かい血まみれの内臓をかきだし
ガツガツと貪りたいという欲望があまりにも強烈なので
羽黒はふるえたのだ

怖ろしい邪悪で甘美な歓び
破滅的な魅惑をともなった悪寒のため
かれは とめどもなく わななき ふるえた

犬神明を喰らう
犬神明を殺し喰らうのだ!

ウルフガイ【デジタル完全版】11 (J機関コミックス) Kindle版

報いは報い、罰は罰

物語展開自体はそこまでグッと来なかったんだけどすごく独特のタッチで描かれたビジュアルがすさまじく、それだけでも一見の価値がある……!

村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

「報いは報い、罰は罰」と同じ森泉岳士の作品。村上春樹の方は正直「ふーん」という感じだったけど「一九八四年」がめちゃくちゃよかった……!

完結済み作品に限定すると印象に残ったのは以上かな……。
2021年意外とマンガ読んでない。

摂取した映画とか

こっちも巻きで映画館で見たやつに限定します。ちなみに映画館以外だと逆噴射映画祭で見たやつがことごとく素晴らしかったんだけど、特に個人的には「クリード/チャンプを継ぐ男」が最高すぎた……。

なお映画館で見たのは以下の4作のみ。少な。本当は「ゴジラvsコング」とか「DUNE」とかも見に行きたかったんだけど、忙しすぎたりで果たせず……無念。

モータルコンバット

頭空っぽにして見れる映画は滋養によい。ツイートにも書いたけどクン・ラオをめちゃくちゃ気に入ってしまった……! あと映画見にいくと必ず客層とかを観察するようにしてるんですけど、ルディ・リン効果なのか女子率高めで「へー」ってなった。

閃光のハサウェイ

ハサウェイ素晴らしかったですね。僕も大好きです。世間の評判も上々で限界富野オタクとしては「お前らGレコも見ろよ……ッ!」と殺意を抱いたわけですがそれは内緒です(冗談ですよ)。ちなみに観察した限り客層はほとんどおっさんで「ガンダムやべーな(悪い意味で」と思いました。

劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」

限界富野オタクの戯言だと思って信じてもらえないかもしれないけど、本当に誇張抜きで「GレコⅢ」はすごい! 圧倒的2021年ベスト

「音楽みたいな映画」と『G-レコⅢ』を誉めている人がいるんです。サックス奏者のオーネット・コールマンやマイルス・デイビスを例にあげていました。

まだまだ元気な79歳! 劇場版『Gのレコンギスタ Ⅲ』「宇宙からの遺産」は富野由悠季を救い、そして地獄を見せている……?【アニメ業界ウォッチング第80回】 - アキバ総研

https://akiba-souken.com/article/52086/?page=2

そうなんだよ……GレコⅢは音楽なんだよ……! 新次元の体験なんだよ。ハサウェイは過去の残照だけど、GレコⅢは遥か未来へと向かうんだよ……!

あ。GレコⅢについては独立した記事も書いてます。

孤狼の血 LEVEL2

平成初期を描いた映画なんだけど絵作りとスピード感はめちゃくちゃ現代という鮮烈な映画だった。鈴木亮平が最高に怖い。松坂桃李はめちゃくちゃ色気がある。登場人物の覚悟と徹底ぶりがすさまじく「やはり物語はこれぐらい徹底しないとダメだよね」と思わされた。おもしろかった……! LEVEL3にも期待が高まってしまう。ちなみにこの映画も客層は女子率高めだった。

孤狼の血はメインテーマが最高にたぎるよね……。

ということで映画館で鑑賞したのはたったの4作。2022年はもっと見たいなあ。

摂取したおやつとか

2021年しゅげんじゃがパクついてたやつです。

さける昆布

2021年前半はこればっかり食べていたといっても過言ではない。うまみがすごく無限に食べられる。大きめのドラッグストアとかで売ってると思います。

パリポリ焼き昆布

「さける昆布」に飽きてきた頃こいつが台頭してきた! 成城石井で売ってます。あとカルディでもカルディブランドで中身同じやつが売っていたはず。商品名どおりスナック感覚でパリポリ食える昆布でありめちゃくちゃうまい!

どらい納豆 和風カレー味

2021年後半の最強戦士。カルディで売ってます。「和風カレー」と題されているように鰹と昆布の出汁の旨味をしっかりきかせたカレー味でありポリポリと食べ続ける手が止まらなくなる。ただこの商品に限らずドライ納豆全般に言えることだけど、口内の水分をがっつりもっていかれるのでお茶とか用意しとかないとのど詰まらせる。気をつけましょう……!

むき身ピスタチオ イタリアンソルト&レモン

ネットでサムネイルが見つからなかった……。

2021年終盤に現れた超新星。ピスタチオ好きなら一度はこう思ったことがあるのではないだろうか? 「殻むくのめんどくさくね?」と。そう。この商品はそんなあなたのためにある。むき身でフレーバーがついているピスタチオをざらざらと口に流し込む快楽。素晴らしい……。フレーバーは「トリュフ」「山椒」「アジアンチリ」「メープルシナモン」と多様にラインナップされているが、中でもこの「イタリアンソルト&レモン」は鉄板のうまさであると言えよう。成城石井で売ってます。

以上、2021年に摂取したやつをダラダラと振りかえってみました。学びはあったか? 特にないかも。いやどうだろう。

【おしまい】

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