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デイサービスにこだわる理由

8月29日。
夏も終盤に差し掛かっていますが残暑が厳しいですね。
40℃に迫る暑さは今まで感じたことがなくて
岡山では経験したことのない豊田の暑さを感じるのは今年が最後か、と思うと感慨深くもなります。
夏の終わりに、こないだ見た綺麗な花火の写真を共有します。
うーん、ステキ!

さて、今回はぼくが「デイサービスにこだわる理由」を書いていこうと思います。

よく言われるのは
小さなデイサービスは廃業するところが多くて
効率を求めるためにどんどん大規模化が進められている。
結局は力のある大きな介護事業所が残っていく。

介護サービスは通所だけでなく、訪問とか居宅とかもあって
立ち上げって考えるとそっちの方が初期費用を圧倒的に抑えられるので立ち上げがしやすい。
一方デイサービスは、人が集まる場所がいるし送迎車もいるし人員もいるから、初期費用やリクルートの面で立ち上げのハードルがかなり高い。

それでも小規模のデイサービスにこだわる理由。
それは、人との繋がりを大事にしたいから。

今までの記事でも少し触れたことがありますが
ぼくは以前病院で働いていて、主に一対一で人(患者さん)と関わってきましたが
自分ひとりでできることってかなり限られてるな、と思いその後はデイケアに異動しました。

しかしそこでは「とりあえず回す」という雰囲気が強く、ご利用者と十分に向き合えてない気がしていました。
でも、たくさんの人に効率よくサービスを提供することは、売り上げを上げて事業を継続させていくためには非常に大切なこと。
だからこそ、逆に「経営的には非効率的で無駄な事ばっかり」ってお客さんにとってはニーズがあるんじゃないか?と思いました。

そしてコロナ禍に突入してから今のデイサービスに転職。
数か月~数年間、誰もがほぼ強制的に人との関わりを絶たざるを得ない状況になってしまったコロナ禍。
特に高齢者の間では「コロナフレイル」というものが一気に広がっていき、その状況を目の当たりにしました。

人との関わりがなくなるだけで心身ともに衰弱していく。
そして自分自身も例に漏れず、以前に比べると「なーんか、つまらんなぁ」と感じる日々を過ごすことがある。
そこで再認識しました。
「人との繋がりって大事なんだ!」と。

幸福学の成人発達研究では
人間が幸福と感じられる最も大きな要因は
健康であることでも、多くのお金を持っていることでもなく、心の通い合いのある社会的な繋がりが多いことである」
と言われています。

社会の流れからしてもそうだし
今まで働いてきて感じたことでもあるし
科学的にも裏付けされていることでもあるし
やっぱり人との繋がりは大事にしたいです。

だからこそ、人が集まるデイサービス。
「あの人に会いに行こう!」
「ここなら誰かが助けてくれる」
「あの人のために何かやりたいな」
それが、ぼくがデイサービスにこだわる理由です。

最後に。
先日、とある小規模のデイサービスを見学させていただきました。
そこは定員10名、スタッフ6名(調理員含む)で運営していました。
スタッフもご利用者もとっても素敵な笑顔で、今まで見学したデイサービスの中で最も素敵な空間だったことは間違いありません。
このことについてはいつか詳しくお伝えできればと思います。
乞うご期待!!

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