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ゾンビ映画に車が登場しなくなる日

クソっ!!ガソリンがない!
奴らめ、もうすぐそこまできているな。
周りにある車のタンクを片っ端から調べろ!
急げっ!

(運よく近くにあった車にガソリンが残っていて、手動ポンプでまだ動かせる状態の車に移し替え、タイヤスモークを上げながら急発進し、迫るゾンビの群れから逃れられたのであった)


なんの話か全く見えない冒頭ですみません。
今日のnoteは技術の進歩でなくなるものについての話です。


ガソリン車か電気自動車か


我が家のガレージは車1台停められるスペースの他に、四畳半くらいの収納スペースがあります。
そこにシンクを設置しているので、汚れたキャンプのギアを洗ったり、濡れたテントを乾かしたりなどするのに利用しています。

とても重宝するスペースなのですが、1点欠点があります。
それは、車の排気ガスです。

エンジンをかけると当然排気ガスが出るので、車を駐車してしばらくは室内に排気ガスが充満し空気が悪くなる。なので窓を開けて換気をしなければなりません。

そんな環境なので、次に車を買い替える時は電気自動車かな〜
と考えているのですが、遠方への車での出張が多いため、最大航続距離や充電スタンド整備の発展途上を思い浮かべ、踏み切れずにいます。

そんなことを考えている時に、ふと、ゾンビ映画などの終末世界ディストピアを描いた映画のことを思い出しました。

冒頭のように車で主人公が逃げるシーンを見たことがあるのではないでしょうか?

AIお絵描き
プロンプト初心者がやるとこんなクオリティになる。。


電気自動車でゾンビは轢ける?


ガソリン車が一般的な世の中であれば、他の車からガソリンを拝借することは可能ですが、電気自動車だとそうはいかない。

バッテリーを取り外すのは大変だし、(その間にゾンビに噛まれてアウト)
取り外せたとしても規格が違って接続できないかもしれない(その間にゾンビに手足を食いちぎられてアウト)

緊迫したシーンで逃走手段として機能しないものになる車は、近い未来に映画に登場しなくなるのかなと思った次第です。

いやいや、未来はさらに技術が発展して、手のひらサイズの超高効率バッテリーが登場し、接続規格もイーロンマスクが剛腕をブン回して統一するから車の逃走シーンは無くならないでしょ。

といういう見方もあるかもしれません。
しかしもう一つ伏兵がいます。
それは自動運転です。

ハンドルもそのうちなくなるでしょうけど、この話題で注目するのは、人をいてしまわないようにと、技術の粋を集めて開発する安全機能です。
車が人を殺めることを無くす技術です。

これが搭載されると、車でゾンビや悪者を車でドンガングチャと轢いていくようなことはできなくなります。

「OK、テスラ、目の前のゾンビを全速で轢いて」
「メイレイハキョヒサレマシタ」

そんな感じで(音声指示ができるようになるのかは分かりませんが)機能制御がなされ、ゾンビの群れから逃げることはできなくなるでしょう。

こういった経緯で「敵から逃走する」「敵を轢いて倒す」手段から車というものが排除される未来には、映画はどのような手段を代替えにするのか、考えると色々な可能性が浮かんできて楽しくなります。

自動運転を可能にする技術に興味津々


エンジンは近い将来無くなってしまうのか?


あるものがなくなるとしたら、それを代替えする新しいものが生まれてそれが当たり前になる。
はるか昔から繰り返される人間の営みですね。

技術の発展に伴って使われなくなるものは様々ありますが、僕の世代で思いつくのは、蒸気機関車やレコード、フィルムカメラなどでしょうか。

これらのものは一般的には使われていませんが、今でも熱烈なファンがいて、もの自体は存在しています。
古いものへの郷愁、手間がかかるものへの愛着、昔のデザインが逆に新鮮、というように、人によってそれらが好きな理由は様々でしょう。

エンジンにおいても同様になろうことは容易に想像がつきます。

エンジンの歴史は先に挙げたプロダクトよりも長く、レオナルド・ダ・ヴィンチが内燃機関についてのスケッチを残していたように、古くからその概念を構想されてきて、何度も技術的ブレークスルーをしてきたプロダクトです。

人は長い歴史をもつものに敬意を払い、大切にする傾向にあると思うので、エンジンはその役割を電気式モーターにとって変わられても、なんらかの形でながらく存在していくのだろうと想像しています。

F1好きの人間としては、サーキットで大きなエギゾーストノートが聞かれなくなるのは寂しく思いますが、電気自動車レースのフォーミュラEではそれに取って代わる音があると聞いているので、現地で観戦することを楽しみにしています。

ガソリンスタンドの将来

最後にもうちょっとだけ妄想を。

ガソリンスタンドの役割は今後自動車を充電する場所になることは間違い無いでしょう。
数が増えるかどうかは、バッテリーの容量や家庭でどれくらい充電設備が整備されるかによると思います。

電気自動車の最大航続距離が1000kmくらいになり、家庭での充電設備設置が100%になった時には現在のガソリンスタンドはほとんど無くなるはずです。

それがいつ頃になるか分かりませんが、そうなる前の過渡期で、充電時間がさほど短縮されていない時期だと、スタンドでの滞在時間が長くなるので、これを逆手にとって飲食店をつくるところもありそうです。

郊外だとガソリンスタンドよりも、駐車場を広く整備しているコンビニが、充電設備を整えて集客する方法の方が需要がありそうです。

こんな感じで、新しい技術がその周辺産業に影響を及ぼしそうな時には、様々なビジネスモデルが構想され、試行錯誤する事業者が増えるでしょう。

普段からこういう妄想をしておいて、自分の仕事の領域に影響が来た時に慌てないようにしたいものだなと思います。

ゾンビ映画の話を思いついて、思いつくまま書き綴ったのでよくわからない内容になってしまいました。乱文お読みくださりありがとうございます。

それではまた来週。

建築・インテリアなど空間デザインに関わる人へ有用な記事を提供できるように努めます。特に小さな組織やそういった組織に飛び込む新社会人の役に立ちたいと思っております。 この活動に共感いただける方にサポートいただけますと、とても嬉しいです。