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幸せに生きる方法58

脱成長コミュニズムは可能か

 「資本主義から脱却する」斎藤氏の論は、人類滅亡を前にした悲痛な叫びにも聞こえます。
共同管理する領域を増やし、その中で助け合って暮らしていくほうが人は幸せに生きていくことができるというのも正しい道筋に思えます。
 しかし、脱成長コミュニズムは可能なのでしょうか。
今さら資本主義を辞め、社会主義に転換するなど通常は考えられません。
 斎藤氏は、住民運動に言及し、3.5%の人が本気で立ち上がると大きく社会が変わると主張します。
一般読者への投げかけなので、こういう論調になっているのではないかと思ったりします。
 一定の方向性の中で進んでいくことではないので、行政ではなく政治の中で政策判断し、脱成長コミュニズムの方向へ転換させていくしかないのではないかと考えます。
 「人々が共同体の中で助け合いながら幸せに暮らしていく」
そんな社会の実現を切に望みます。
 

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