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優しく、気づく

人は、心の働き(デフォルトモード・ネットワーク)に属していて、本当の自分に属していないことがほとんどです。


心は自分ではなく、思考は自分ではないというのが、マインドフルネスアイデンティティの考え方です。思考はただの役割です。

でも、普通の状態では、周りからの影響も含めて、この思考を自分の人生だと思っています。


本当の自分に還るためには、これまで生きてきた記憶をさかのぼって、その1つ1つの原体験を解放していかなければなりませんが、1つ1つの原体験を追っていくことは気の遠くなる作業です。

また、覚えていないこともあり、すべての開放は非常に困難です。もし、前世というものが今に影響しているなら、さらに、もっと、もっと大変な作業になると思います。

人は、何かの刺激を受けると、原体験を起点としたプログラムが発動して、いろんな思いが湧き上がってきます。嫌いな刺激を受けると心がざわざわしたり、好きな刺激を受けると心地よい感覚になったりします。


でも、この、好きとか嫌いとかは、心の思いであって、大脳新皮質や大脳辺縁系部分のプログラムによる思考です。


また、この「好き」を「愛」と表現する場合がありますが、反転すると「憎しみ」に変わったりして大変なことになります。


これは、本当の愛とは違うもので、本当の愛情、純粋な愛情とは、この心を超えたところにあると考えます。すべてを優しく包み込む愛だと思います。


そうした優しさ、愛情は、心の緊張をほぐし、不安を癒していく作用があります。その作用が働くと、自律神経では、副交感神経優位となり、まずます、癒されていくことになります。


これをずっと継続すると、心の混乱から溶けて、愛そのものを感じることができるかも知れません。


これらの継続は、瞑想することによって、心を静めて、不安や緊張を優しさで包むことができます。



いま、この瞬間をそっと優しく気づく、いま、呼吸していることに、そっと優しく気づく、これまでも、これからも、呼吸に優しく気づいていく。



そうすることで、全体が癒されて、1つ1つの原体験を追っていく必要がなくなっていきます。


そして、自分自身が癒され、周りの人にも優しくできて、日常生活の中でも優しさや愛しさを発見しやすくなり、ギスギスとした人間関係が平和になっていきます。


是非、ひとり一人が、マインドフルネス瞑想を初めて頂きたいと思っています。


公式LINE
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