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人の命を預かる仕事|自動車部品の商社|浜松市

就活REALが社会で働くことをもっと身近に知ってもらえるよう企業で活躍している社会人のリアルな情報をお届けする「インタビュー」。

今回は自動車部品の商社で働く社会人3年目の光岡さんと加藤課長にお話を伺いました。

――浜松営業所ではどんな仕事をしていますか?

加藤 自動車部品の商社の仕事は学生の皆さんにはあまり馴染みがないかもしれませんが、自動車のハンドル、エアバッグ、車内を照らすルームライトと言われると想像できますよね。当社は普段から手に触れ、体感している、皆さんの身近にあるものを取り扱っています。

当社は古くからトヨタグループの豊田合成株式会社様の代理店として自動車部品を取り扱っており、販売先はスズキ株式会社様をはじめとする大手企業様です。一般的な商社はただ仕入れたモノを販売していると思われがちですが、当社の仕事はそれでは成り立ちません。

私たちは販売先だけでなく、仕入先もお客様と考えています。一緒に仕事をする全ての企業様の間に立ち、コーディネートすることが当社の役割で、三者がwin‐winとなるような仕事を目指しています。

スズキ様とのお取引では、エアバッグ等のセーフティ部品で高いシェアを頂いております。人の生死に関わるモノを扱っている以上、信頼が無ければ任せて頂けません。そういう意味でもスズキ様から信頼して頂いていると私たちは自負しています。

経済学部出身 入社3年目の光岡さん
建て替えたばかりの浜松営業所でお話を伺いました。

――取り組んでいる仕事について教えてください。

光岡 私は最近になってお客様を訪問する機会が増え、週2,3日のペースで訪問しています。現在はスズキ様向けのエアバッグに関する部品を担当しているので、訪問先は納入先のスズキ様や仕入れ先の豊田合成様が中心です。訪問時には、スズキ様のニーズを的確にとらえるため、またそれを確実に部品に反映させるためにスズキ様、豊田合成様とそれぞれ打ち合わせを行います。加えて、当社で部品組立を担う製造課や、在庫や物流を管理する管理課と連携し、アセンブリーされた部品を納品します。

入社当初は先輩のサポート役として事務所内で事務系の仕事をしていました。半年程でゴムホースという部品を担当し、次にハンドル関係の部品を担当し、そしていまのエアバッグへと移り、営業所で扱う部品を一通り触れることができました。

まだまだ知らないことの方が多いですが、上司からは「必要になったときに、必要な知識を自分のペースで身に付けていけば、5年程で自然と一人前の仕事ができるようになる」と言われていますので、今はアドバイスを励みに仕事を頑張っています。

――仕事の難しさを教えてください。

光岡 自動車は高額な商品であり、かつ当社が取り扱っているモノは人の安全を守るための部品です。お客様が大手企業であるかどうかに関わらず、私たちの仕事には常に責任が伴いますし、高いレベルの仕事が求められます。

このように話すと大変な仕事のように感じる方もいるかもしれませんが、それ以上にやりがいもある仕事です。

新しいプロジェクトが立ち上がり、その部品が使用された車が実際に世に出るまでには数年掛かります。新しい車の開発をしている自動車メーカーの設計者から開発過程の話が聞けるというのはこの仕事をしていなければ得られない経験です。

また、当社は比較的限られたお客様と取引をしているので、仕事をする上で、担当する企業や担当部署の方との信頼関係を強固なものにしていくことが重要だと考えています。

私たちは、コンペティションでプロジェクトを受注しています。コンペティションとは、競合企業が一同に集まり、クライアントが各企業を評価し、どの企業が新規のプロジェクトを受注するかを競うイベントです。
プロジェクトを受注するには、クライアントが求めていることをどこよりも正確に把握することに尽きます。ですから、担当の方との普段のやりとりの積み重ねが成果に繋がる仕事です。

――最後に

加藤 改めての話になりますが、私たちの仕事は人命を預かる仕事です。部品も仕事の進め方も慎重に扱う必要があり、人命に関わる仕事であるということへの責任は感じなければならないと思っています。あえて当社の仕事の大変な部分があるとすればその責任の大きさになると思いますが、その反面非常にやりがいを感じられる仕事だと思います。

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