僕と「伝える」。石巻でインターンしてる|【石巻でインターンをコーディネートする大学生_24日目】
今日やったこと
朝一 めかぶそぎ
今日は日曜日、ですが朝5時に起きて牡鹿半島に出かけました。漁師の石森さんのところにお邪魔させていただき、めかぶ削ぎをしました。同じ作業の繰り返しですが、はまれば案外楽しいです。漁業の現場をリアルに体感できる、外国語大学に通いながら(休学)漁業を体験できる春休み、貴重な体験です。
めかぶを削いで、オレンジのカゴに入れて茎の部分はあおいおカゴに入れる。これを繰り返す。パンパンになったら重ねて出荷できるようにする。動きにも資源にも無駄がない水産業。元祖SDGsというか、海と共に生きるためには持続可能であることが必要不可欠であることが大事です。
溜まった青いカゴに入った茎は海に返します。これ、実は捨ててるわけじゃないんです。海にいるウニに餌をあげてるんです。めかぶ・わかめは特に食いつきがいいとのこと。この、一切無駄がない産業を構造。自然から営みを続けるためには必要なことです。今でさえ、認証とか条約とかで環境を守ろうとかいう動きが消費者の目に届きますがそれ以前から海は循環してるぞって、石巻の誰かが言っていたことを思い出しました。
「つながる」と「伝える」
今日は石巻のライブハウス「BLUE RESISTANCE」で演劇「繋がる鼓動~12years later~」が行われていたので見に行かせていただきました。
当方、演劇を見るのは久しぶり。ラジオが大好きでラジオ番組「安倍礼司」の公開収録を聞いた依頼で、演劇を見ました。ライブハウス「BLUE RESISTENCE」での演劇は初めてだとスタッフの方も言われていました。
内容としては震災後、「つながり」が希薄になってしまった幼馴染3人がある出来事をきっかけに再び「つながり」始める物語。
話の中で、「真実を伝えたい」と言ったように「メディア」に関する言及がキーワードになっていました。自分も、メディアの端っこにいる人間なので「伝える」ってなんなんだろうかと見つめ直す時間になりました。自分がメディアを目指したのは社会との接点としてのニュースが自分の世界を広げてくれたから。そして少しメディアと関わることで、情報を集め追い続けつことが全くと言っていいほど苦ではなく楽しすぎたから。正直、すごく立派な大義がある人間とは言えないと思います。
そんな自分が何を発信できるのか、そして何を発信したいのか。恵まれた環境で人との良い出会いを経験した自分なりの社会とのつながり方、しっかり意識したいです。
炎の面談
今日は面談最終日。松本さんの意向で焚き火をしながらの面談。正直、少し寒いですが日を囲みながら話す時間、僕は好きです。あと、一週間とちょっと。早いな。
今日のご飯
今日の気づき
自分と「メディア」
今日はなんとなく、自分とメディアの付き合い方を考えた1日。ここに来て、みんな大義があったり過去があったりで仕事に熱中している人が多いと思う。というよりも、そういう人がパワフルすぎて印象に残ってるだけか。
さっきも言ったけど、自分がメディアに触れたきっかけは好奇心ベースで行動している自分の性格が結構大きいです。でも、情報に関わるゆえには、真実を伝えたいだとかの大義が必要なのかなと思っていた時期もありました。
でも、本当に自分が発信したい情報はなんだろかと思うと、社会課題や地方といってように本当は誰かが解決しないといけない難題に取り組む人が関わるものの発信をしたい。そう思ってる最近。
書いている人
私は、石巻市を拠点に活動する一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンでインターンをしてる大学3年生(休学中)です。
佐賀出身で、神戸市外国語大学で国際関係学を学んでる3年生です。ニュースと地域経済に興味があり、フィッシャーマン・ジャパンのインターンだけでなく、NewsPicksのContent Curationのインターンもしています。ニュースのことも好きです。
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