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ロンドン編④〜大英博物館

この日は、あらかじめ予約していた大英博物館ナショナルギャラリーに行った。世界的に有名な博物館ということで、どんなものが見れるのかワクワク気分。歴史や美術に関心がなくても行かなきゃ損でしょ。


スタートはゆっくり

大英博物館とナショナルギャラリーの予約が午後3時と午後7時くらいだったため、午前中は久しぶりにホステルでゆっくり過ごした。お昼頃からは、本好きとしては見逃せないポイント、ロンドンにある「大英図書館」に行った。

大英図書館では、広々とした館内にたくさんの本はもちろん、有名な作曲家の手書きの楽譜やジョン・レノン、ポールマッカートニーによる手書きの歌詞が展示されていた。おおよそ見て回ったところで、館内にあるカフェで昼食タイム。サラダとサンドイッチを食べた後に、ゆっくりと紅茶を味わいながらダラダラした。

統一感のない昼食

時間までぶらぶら

予約の時間まではまだ時間があるので、図書館から大英博物館方面に向かいながら街の様子を見て回った。ぶらぶらしている途中で、楽器屋さんが軒を連ねている通りを見つけて、なんとなく店舗内を外から観察。勇気を出して何軒かのお店に入ってみた。

並んでいるのはヴィンテージらしい。

後々知ることになったが、どうやらこの通りは、「デンマークストリート」と呼ばれる有名バンド御用達のスタジオや楽器店が軒を連ねた通りであったらしい。そんなことも知らずになんとなくすごい場所だな、と迷い込んだ自分が恥ずかしいやら幸運だったやら。

海外のこういう場所は初めて

大英博物館

予約の時間になり、博物館に突入。正直言うと大英博物館は、とてつもなく広く、とてつもなく混んでいた。「事前に見たいものを決めて行きなさい」というクチコミを多数見つけたので、見たいものを絞って行ったつもりだったけど、それでもやっぱり疲れた。

世界を感じる場所

何が一番疲れるかって、「人が多すぎること」これに尽きる。展示よりも人の多さに圧倒されて、人混みを何時間も見ていた気分になっていた。多分、いろいろな情報を吸収しすぎて、カオスな状態だったと思う。もちろん楽しかったけど。

人混みに圧倒された

ここで夕食タイム

博物館の喧騒を離れた後は、ナショナルギャラリーに行く前に中華街で夕食。アメリカでもチャイナタウンは行ったことあるけど、ここも美しいまでに中国らしさで統一されている。たくさんある飲食店のうち、こじんまりとしたお店に突撃し、炒飯をオーダーした。

安定感しかない夕食

ナショナルギャラリー

夕食後には、ナショナルギャラリーへ。
あまり混雑していなかったため、落ち着いて館内を巡ることができた。事前にインターネットで混雑していない時間帯を調べ、その時間帯に予約を取れたのが大きい。

贅沢な時間

たくさんの作品たちをゆっくりと味わううちに、割と現代アートやデザインを見るのは、結構好きなんだろうと思った。昔は、絵画なんてまるで興味なかったのに見れるようになったのは、絵に興味がある人と出会ったからだろう。

正直、自分の好きなことばかりしてるから、人から影響を受けることってあまりないと思ってる。多分、絵や芸術については、人から影響を受けた数少ないものなんだろうと感じた。自分の領域を広げてくれたことに感謝です。

あとがき

今まで音楽以外は、芸術に縁がない生活を送り、ゆっくりと博物館や美術館を巡る機会もなかったので、とても有意義な時間を過ごしたと思う。
改めて感じたのは、自分は多分、美術館のほうが見ていて楽しいということ。このした気づきも普段の生活の中では、きっとなかったことなんだろう。

ひとり旅をして、日本とは全く違う土壌から生まれたものを見ることは楽しい。石ころを池に投げ込んで水底の堆積物が浮かび上がってくるように、自分の深いところにある感覚や思いがどんどん表面に出てくる。

手に取れるところまで来たそれらを一つずつ吟味していくことに意味がある。それが何に活きてくるのか、どういう変化をもたらしたのかは、旅を終えた今でも全くもってわからない。でも、それでいいと思っている。

味わいある歌声のおじいさん


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