第七回課題本: サン=テグジュペリ『星の王子さま』レポート
さまざまな出版社から色々な訳者の手による本書が出ていますが、わたしは倉橋由美子訳(文春文庫)のものを選びました。
翻訳されたような違和感はなく、初めから日本語だったかのような自然な翻訳で、たいへん読み易かったです。
これが彼女の遺作となったとのことでした。
『星の王子さま』は『聖書』や『資本論』に次いで世界中で広く読まれてきた、などと言われています。
なぜ国を超えてこんなにも読み継がれるのでしょうか。
倉橋氏はあとがきで、
「これは本屋の児童書のコーナーに置かれて子供た