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本屋さんの閉店後のスペースをお借りして、東京文京区で読書会を主催しています。気軽でおし…

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本屋さんの閉店後のスペースをお借りして、東京文京区で読書会を主催しています。気軽でおしゃれな社交の場を作りたいとはじめました。お酒を呑みながら、ワイガヤで文学について語れる会を目指しています。こちらの「note」では、その読書会のレポートを主に掲載していきます。

マガジン

  • 週末の夜の読書会 2021年開催レポート

    運営にも少し慣れてきていたため、思い切って巨匠夏目漱石の前期三部作へ挑戦し、そのままの勢いで芥川の『藪の中』、さらにはノーベル賞候補の常連、村上春樹氏や多和田葉子女史の作品も取り上げるなど、我ながら驚くようなパッションで日本純文学を取り上げていた年でした。

  • 週末の夜の読書会 2019年開催レポート

    我が読書会は2019年の8月に第一回目を開催しました。 当時は飲み会で知り合った友達を呼んでの開催でした!懐かしい~♪

  • 週末の夜の読書会 2020年開催レポート

    2020年はコロナに翻弄され、開催日時を延期したりと想定外の対応に追われ、戸惑いながらも手探りで会を運営していました。

最近の記事

【受付中】第50回:週末の夜の読書会 三浦綾子『塩狩峠』 2024年6月8日(土)18~20時 @東京

(次回は6月です。4月5月はお休みします。ご了承くださいませ) おかげさまで50回の節目の回がやってきました\(^o^)/ どの作品にしようか、、、 前回の読書会の二次会にて、女流作家さんでリクエストを募ったところ この作品が挙がりましたよ^_^ 記念すべき50回目の課題本は 三浦綾子さんの不朽の名作でお願いします! 節目の回。 初参加の方も大大大歓迎です♪ 第50回 週末の夜の読書会 ・課題本:三浦綾子『塩狩峠』 ・参加資格:課題本の読了 ・持ち物:課題本・筆記

    • 【終了】第49回:週末の夜の読書会 野上弥生子『真知子』 2024年3月24日(日)18~20時 @東京

      今年の前半は女流文学作品を中心に取り上げたいなと思います。 最初の女流作家さんは、漱石門下生としても著名な、野上弥生子氏にしてみましたよ。 時代を超えて共感されてきた先人の言葉を、次世代につなげていければと思います。 生憎こちらの作品は絶版となっていて、Kindle版や中古本、はたまた全集に収録されているものでしか手に入らないかもしれません。 悪しからずご了承くださいませm(_ _)m 第49回 週末の夜の読書会 ・課題本:野上弥生子『真知子』 ・参加資格:課題本の

      • 第48回読書会レポート:百人一首~好きな歌を教えて!~(感想・レビュー)

        (レポートの性質上ネタバレを含みます) 2月18日日曜日に開催しました読書会も満員御礼! ありがとうございました(人´∀`).☆.。.:*・゚ また、キャンセル待ちでも沢山の方にご登録いただきました。 ご案内できずに残念でしたが、懲りずにまたご都合の良い時にご参加いただければ幸いです。 初めて和歌を取り上げてみての感想 和歌は専門外ですしあまり興味がなかったのですが、今年のNHK大河ドラマが紫式部とのことで、我が国の古の文化に触れるきっかけになればと思い、なんとなくとり

        • 第47回読書会レポート:大野晋『日本語の起源 新版』(感想・レビュー)

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 2024年最初の課題本は、 大野晋先生の『日本語の起源 新版』にしました。 お陰様で満員御礼でスタート! でも蓋を開けてみると無断欠席の方が二人も~ (ノД`)シクシク。 もちろんドタキャンはOKなのですが、 マナーとしてご一報いただきたいものです。 相互に気持ちのいい空間作りへのご協力をお願いします。 とはいえ大野先生のご著書はさすがに一筋縄ではいかず、盛り上がりすぎて時間オーバーしてしまいました汗。 無意識のうちに日本人

        【受付中】第50回:週末の夜の読書会 三浦綾子『塩狩峠』 2024年6月8日(土)18~20時 @東京

        • 【終了】第49回:週末の夜の読書会 野上弥生子『真知子』 2024年3月24日(日)18~20時 @東京

        • 第48回読書会レポート:百人一首~好きな歌を教えて!~(感想・レビュー)

        • 第47回読書会レポート:大野晋『日本語の起源 新版』(感想・レビュー)

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        • 週末の夜の読書会 2021年開催レポート
          10本
        • 週末の夜の読書会 2019年開催レポート
          5本
        • 週末の夜の読書会 2020年開催レポート
          8本

        記事

          【終了】第48回:週末の夜の読書会 ”百人一首~好きな歌を教えて!” 2024年2月18日(日)18~20時 @東京

          今回は初めての試みとして、和歌を扱いたいと思います! 今年のNHK大河ドラマは紫式部が主人公\(^o^)/ 便乗してこの機会に宮廷文化に触れてみようと思いましたよ〜 百人一首から好きな歌を選んでみる、というのはいかがでしょうか? 気軽に和歌を味わう時間になればと思います♪ 歌会始よろしく、、、好きな歌を朗々と読み上げてください^^ 第48回 週末の夜の読書会 ・課題本:百人一首の解説本(出版社は問いません) ・参加資格:百人一首の中から好きな歌を1~2首選んできてくださ

          【終了】第48回:週末の夜の読書会 ”百人一首~好きな歌を教えて!” 2024年2月18日(日)18~20時 @東京

          謹賀新年 令和六年

          新年のご挨拶に先立ちまして、能登半島地震および羽田空港での航空機事故で犠牲となられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様、事故に遭われた皆様へ心からお見舞い申し上げます。 昨年はお世話になりました。 2023年は延べ104名の方にご参加いただきました。 満員御礼は5回もあり、毎回充実した集まりでした。 参加者さんに恵まれている私は幸せ者です。 この歳で、普段接点のない方々とさまざまな視点を共有できる場は、私にとって財産です。 また昨年の運営目標は…… ・毎回

          謹賀新年 令和六年

          第46回読書会レポート:ディケンズ『クリスマス・キャロル』(感想・レビュー)

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 12月2日に今年最後の読書会を開催しました。 課題本はディケンズの『クリスマス・キャロル』 満員御礼!定員オーバーの11名^^ 初参加の方も素敵女子3名と、大変盛り上がりました。 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 来年もさらにパワーアップして続けていきます♪ ぜひまたご参加くださいね~☆ ご参加の皆さんの感想 ・子供向け教訓話 ・スクルージはむしろ真面目 ・村岡花子さん訳のほうが心に残った ・漫☆画太郎氏が漫画化

          第46回読書会レポート:ディケンズ『クリスマス・キャロル』(感想・レビュー)

          【終了】第47回:週末の夜の読書会 大野 晋『日本語の起源 新版 (岩波新書)』2024年1月21日(日)18~20時 @東京

          1月の読書会は毎年日本語を考えようというお題で課題本を選んでいます。 今回も迷いに迷って……やはり本格的な国語学者の本を取り上げたいと思い、国語学研究者の巨匠、大野晋先生のご著者にしました。 一年の始まりに普段何気なく使っている日本語を通して悠久の歴史に思いを馳せてみませんか? いいスタートがきれるよう、有意義な時間になればと思っています! 第47回 週末の夜の読書会 ・課題本:大野 晋『日本語の起源 新版』(岩波新書) ・参加資格:課題本の読了 ・持ち物:課題本・

          【終了】第47回:週末の夜の読書会 大野 晋『日本語の起源 新版 (岩波新書)』2024年1月21日(日)18~20時 @東京

          第45回読書会レポート:追悼 大江健三郎『われらの時代』感想・レビュー

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 今回は3月3日に逝去された大江健三郎氏を悼み、『われらの時代』を課題本にしました。 キャンセル待ちの上に、定員オーバーの11名と大盛況で、この上ない追悼読書会となりました。 その内初参加の方は4名と、大江健三郎氏の影響力を垣間見ました。 なぜ『われらの時代』にしたのか? 選書の理由 2023年上半期、当会では明治文学を順に追っていきました。 今日の日本の閉塞感について、明治まで遡れば何かヒントがつかめるのでは? となんとなくそ

          第45回読書会レポート:追悼 大江健三郎『われらの時代』感想・レビュー

          【終了】第46回:週末の夜の読書会 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』2023年12月2日(土)18~20時 @東京

          毎年年末は子供向けの名作を課題本として選んでいます。 2023年ラストの課題本は、随分前から決めていました。 恥ずかしながら、ディケンズは読んだことがなく、ホリエモンが毎年『クリスマス・キャロル』のミュージカルを主催されていることを知り、興味が一気に高まって読んでみようとなりました。 今年も色々な本を取り上げてきましたが、最後はこの本で♪ 今年ラストの読書会! たくさんのご参加お待ちしています! 第46回 週末の夜の読書会 ・課題本:チャールズ・ディケンズ『クリスマ

          【終了】第46回:週末の夜の読書会 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』2023年12月2日(土)18~20時 @東京

          第44回読書会レポート:川上未映子『乳と卵』感想・レビュー

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 2ヶ月ぶりの読書会は満員御礼キャンセル待ち回となりました! いつも申し込みしてくださる皆さまに感謝です!! さらには、このお休みの間に Twitterのフォロワーが100人を超えました٩(๑´3`๑)۶ 本当に嬉しいです!ありがとうございます! 今回は際どい内容だったため、思わずワインを持参しましたよ。 シラフでは語りにくい(;´∀`) さらに常連さんからも差し入れワインが! お気遣いありがとー!メンバーに恵まれて本当に幸せ♪ 二

          第44回読書会レポート:川上未映子『乳と卵』感想・レビュー

          【終了】第45回:週末の夜の読書会 大江健三郎『われらの時代』2023年11月12日(日)18~20時 @東京

          ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏が今年の3月3日に逝去されました。 心よりお悔やみ申し上げます。 11月の課題本は追悼の意を表して『われらの時代』にします。 数多ある作品の中から色々悩みましたが長編にしてみました。 大江健三郎の戦後とはいかに。 日本の行く末を彼の視点から改めて読み解ければと思います。 第45回 週末の夜の読書会 ・課題本:大江健三郎『われらの時代』 ・参加資格:課題本の読了 ・持ち物:課題本・筆記用具 ・参加費:800円(現金or PayPay

          【終了】第45回:週末の夜の読書会 大江健三郎『われらの時代』2023年11月12日(日)18~20時 @東京

          読書会_気持ち悪い (´゚д゚`)

          会社にて暇を持て余してGoogleで「読書会」を検索しようとしたら…… 検索候補に「読書会 気持ち悪い」というワードが、、、 びっくりして仕事中であることも忘れるほど動揺((((;゚Д゚)))) うーんたしかに、馴染みのない人にとって 読書会? なんだそりゃ? となるのは当然かも! 実際に私も「読書会って何やるの?朗読するの?」などと質問をよく受けます。 「そういうのはたいてい宗教や儲け話の集まりだからやめておきなさい」(゚∀゚)アヒャ なにか得体のしれないものを買

          読書会_気持ち悪い (´゚д゚`)

          第43回読書会レポート:お陰様で4周年!紹介型自由形式(感想・レビュー)

          おかげさまで4周年になりました\(^o^)/ 皆様に支えられてここまでやってこれましたことに御礼申し上げます。 また、いつも快く場所を提供していただいているplateaubooksさんにも感謝します。 今回は定員枠を1.5倍に増やした上でのキャンセル待ちということで、嬉しい悲鳴をあげることとなりました! 8月は毎年紹介型自由形式にしています。 今年も文芸書やビジネス書はもちろん、海外作品やマンガ、図鑑などさまざまなジャンルの素敵な本が集まってきて、和気藹々のワクワク

          第43回読書会レポート:お陰様で4周年!紹介型自由形式(感想・レビュー)

          【終了】第44回:週末の夜の読書会 川上未映子『乳と卵』2023年10月1日(日)18~20時 @東京

          週末の夜の読書会は9月はお休みし、次回は10月1日に開催します! 満を持しての課題本は…… 川上未映子さんの芥川賞受賞作品『乳と卵(ちちとらん)』にしました! 選書のきっかけは、、、 今年の3月に取り上げた、樋口一葉の『たけくらべ』を調べている際に、川上氏が訳した全集を拝読。他の訳とは一線を画した、一葉の息吹を感じる訳に衝撃を受けて、川上氏に興味を持ったことにあります。 最近の本をあまり読まない主催者ですが、今後はもう少し最近の作品も取り上げていこうかなと思っています笑

          【終了】第44回:週末の夜の読書会 川上未映子『乳と卵』2023年10月1日(日)18~20時 @東京

          第42回読書会レポート:永井荷風『濹東綺譚』(感想・レビュー)

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 7月の回も、満員御礼定員オーバーのキャンセル待ち回となりました。 永井荷風には失礼ですが、『濹東綺譚』で正直こんなに席が埋まるとは思っていなかったのでびっくりです。 コロナも明けてリアルで集う場が求められていると感じています。 これからも文学をツールにより楽しく、おしゃべりしてスッキリできる読書会を追求していきます! どうぞよろしくお願いします。 ご参加の皆さまの感想 ・当時の雰囲気が伝わってくる ・小説?随筆?世相史?

          第42回読書会レポート:永井荷風『濹東綺譚』(感想・レビュー)