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ワイン記録①

僕が住む町には世にはあまり出回らない入手困難なお酒を販売しているセブンイレブンがあります.
メインは日本酒であり今回も何か面白い日本酒があるかなーとフラっと立ち寄ったところ, とてつもないワインに出会いました.
そこに置いてあったのはBourgogneのPinot noir赤ワイン2002年ヴィンテージでした. なかなかこの年くらいのヴィンテージワインには出会えないし, あっても数十万円クラスになります.
ややお高めではあるもののなかなか出会うことのない代物, 即決で購入しました.

ブルゴーニュ
コート・ド・ボーヌ ポマール 2002

タイプ 

ブドウ品種
ピノ・ノワール 100%

生産者
Roye Labaume(ネゴシアン)

※ネゴシアン
ワイン流通に携わる業者のことをネゴシアンといいます.
小規模な生産者が多いブルゴーニュでは, 1つのぶどう畑を複数の生産者が所有するのが一般的なので, ネゴシアンは自社ぶどうの栽培を行わず, 農家から仕入れたぶどうやぶどう果汁で醸造を行い, 自社のラベルをつけて出荷を行う生産者を指します.

生産地
フランス ブルゴーニュ
コート・ド・ボーヌ   ポマール



テロワール
“力強く男性的なポマール”
ポマール村の中央には, 東西方向にデューヌ川が流れる谷があり, ぶどう畑は川が形成した南北の丘陵に分かれる. このため, 川が押し流した土が堆積している斜面下部にもの畑があるのが特徴.
土壌は粘土質が強く, 鉄分を多く含むため, ポマールのワインは色が濃くタンニンが豊富.

飲んだ感想
まず栓を抜いてすぐに感じたのがフワッと広がる華やかな香り. この時点で, 「あー, もううまい」とニヤけました.
少し時間を置いてからグラスに注ぎ, スワリングして鼻を近づけると, もう笑みが止まりません. 飲まずして香りだけで美味しいとわかります.
熟した赤い果実と白い花びらを彷彿させるフローラルな香りとバニラ, そして腐葉土やキノコといった自然の中にいるような体験です.
熟成によって生まれたいくつもの香りが絶妙に混ざり合い, まるで香水のようにずっと嗅いでいたくなります.

味わいは全体的には軽めの印象ではありますが, 非常に滑らかなタンニンが感じられました. 舌の上を転がしても全くひっかからない渋味と酸味, 飲み込んだ後も舌を包み込んでじわーと残る余韻が心地よいです.


美味しすぎて, 翌日同じものをもう一本購入したのと, このワインの隣にジュヴレ・シャンベルタン2011年ものがあったのでそちらも購入しました.
次回はさらなる香りと味わいを発見していきたいです.

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