見出し画像

大学院進学まで、Shumpeiの一部始終。

普段は、思想的なものをブログに綴ることが多いのですが(興味があれば読んでください、友達とやっているブログなので他の人も投稿してますが、S.T.は私です。)今回は私が大学院に進学するまでの経験を書こうと思います。私が大学院またその先について模索していたときに、顔も見たことがない方が書かれた情報でもとても役に立ちました。この投稿も何らかの形で同じ志を持つ人の役に立てれば幸いです。3年以上前からのことになるので細かい記憶が怪しくなっていますが、できるだけ正確に記そうと思います。その当時の情報としては正確であっても、今は違う可能性もあるので、その点ご承知願います。

そもそもなぜ私が大学院に進学したかというと国際協力の分野で働きたいという思いがあったからです、ネットで調べるとわかりますが、そのために修士号を最低でもとった方がいいのは間違いありません。なので、日本の大学を卒業してから就職しましたが、大学院に行くことは初めから決めていました。(大学卒業直後の職場は日本の古くからある終身雇用当たり前の場所だったので、口が裂けてもそんなこと言えませんでしたが。)

私はイギリスのダラム大学(Durham University)のConflict Prevention and Peacebuildingというところに進学しました。平和構築について学べるところを探していたため最終的にここに決めましたが、大学院選びについては詳しくは後ほど述べたいと思います。

そもそも、いろいろな国から候補大学を探していましたが、最終的にイギリスとアメリカから選択する形になり、イギリスに決めました。3つほど理由があります。

1つ目がイギリスの大学院は1年で修士号を取得できることです。アメリカは修士号をとるのに2年かかり、しかも一般的に学費がイギリスの2倍ほどかかります。(私の独自の調べなので、信憑性・正確性は保証できませんが)つまりイギリスで修士号を取るのとアメリカで修士号を取るのとでは費用に4倍ほどの差ができるというわけです。

2つ目がアメリカの大学に行く場合はGREという日本で言うセンター試験のような試験を受けるのが負担であったことです。GREには英語、論文、数学があり、英語と論文ならともかく、英語で数学をやる必要があり、一から対策をするには、働いていて時間が限られている私には負担が大きすぎました。それに対し、イギリスの出願は志望動機書、IELTS、推薦状などを準備するだけでよく、試験を受ける必要はありません。

3つ目が、イギリスは平和紛争学で優れた大学が多く、学問のインフラ的な意味でアドバンテージが大きいということです。

以上からイギリスの大学院に行くことを決めた私は、大きく分けて2つのことを同時進行していたように思います。

一つ目は出願への準備です。出願は留学代理店のbeoを私は使いました。別にbeoの回し者ではありませんが、このサービスはおすすめできます。特に働いていて時間がない方には、です。そもそも代理店があることを知らず、自力で出願すべく大学のホームページを調べたりしていたのですが、いまいち手続きがよくわかりませんでした。そんな中、友人からbeoを教えてもらい、受けられるサービスは基本無料だと聞き、カウンセリングに訪れたのが初めでした。自分の希望する大学や英語のスコア、時期などを考慮し、私にあったスケジュールをその場で素早く立ててくれ、一気に留学への現実味が増したのを覚えています。出願はbeoに必要書類を提出すれば実質の出願作業を代理でしてくれます。また別サービスでstatement of purpose(志望動機書)を添削してくれます。お値段はそこそこしたように覚えていますが、大学院留学しようとしている社会人の方なら十分負担できる額です。他には、beoサービス利用開始時に保証金のような形で1万幾らか取られますが、最後に返金してもらえるようになっていました。ただ、ビザ申請サポートサービスというのが同額であったので、返金の代わりに、使うことが可能でした。私はそのサービスを使用しました。なしでも問題はないと思いますが、ビザ申請プロセスが少し複雑だったように記憶しているので、beoのサポートがあると安心です。それ以外、メールのやり取り、出願代行、カウンセリングは無料です。コスト的にも海外の大学院に進学を考えている人にとってはとてもいいサービスだったと思います。

二つ目は、どの大学にするかということです。私は大学選びの基本は、その大学に気になる教授がいるかどうか、でした。これは私の友達が、大学選びは教授で選んだ方がいい、さもないといざ修論を書こうとしたときに担当教官に、「あなたが書きたいことを私よくわからないのよね。」となりかねない、と教えてくれたからでした。大学院での学びを質の高いものにしたければ、「あなたの学び」を深められる場所にいけ、というわけです。

上記を基準にして、出願に選んだ大学は、Durham UniversityThe University of ManchesterBradford UniversityUniversity of Essexでした。私は教授の著書を実際にAmazonで購入して読んだり、大学のホームページやその他ネット検索で研究分野について調べたり、Youtubeでセミナーイベントなどの動画を観たりして教授のことを調べました。そうしてManchesterを第一志望、Durhamを第二希望、Bradfordを第三希望、Essexを第四希望に決めました。DurhamとManchesterは必要なIELTSの点数が少し高めで苦戦したのですが、最終的に全ての大学からオファーをもらい無条件オファーに十分なだけのIELTS点数を得ることができました。ならなぜ第一希望のManchesterに行かなかったのかというと、最後の段階でManchesterの教授がなんとDurhamに所属を変えたからです。そうなると二人も気になる教授がDurhamに集まったことになるので、私は喜んでDurhamに決めたというわけです。大学院選びはとても満足いく形で終えることができました。

上記の通り、beoと大学院選びに関しては、両方友達から得た情報がとても役に立ったわけです。私の周りには大学院に行った、また、行こうとしている人が多かったことは幸運でした。この場を借りて深く感謝します。もし、あなたの周りにそういう人がいない場合は、インターネット情報でも十分いいと思います。これは完全に私の感覚ですが、ここ10年くらいの間特に、大学院進学や、国際協力業界のキャリアの情報が増えてきているように感じます。一般的な日本社会の道から逸れるのでとても見えづらかったのではと思うのですが、情報が増えているおかげでリスクを取りづらい境遇の人でも、ある程度戦略的に進学やキャリアについて考えやすくなってきていると思います。他にも、現国際協力業界人でツイッターなどでプレゼンスが強い人がいたり、たまにキャリア相談に乗ってくれる人もいます。キャリアセミナーの類もzoomでやっています。そういった環境のおかげで、パンデミックが起きても行動できる時代が来ています。私が言わなくてもこれからの若い世代はどんどん活用していくと思いますが、大学院、国際協力キャリア関連の情報はこれからも増えていくでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?