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目的論で生きる

こんにちはシュンです。
今日は僕の考えに大きな影響をもたらした本の紹介をします。ズバリ結論から

『嫌われる勇気』

多くの人が聞いたことがあると思います。でも本を読むのが苦手っていう人はまず読まないですよね。

タイトルだけ見て「はいはい、人の目を気にせず生きていきましょうねっていう本でしょ」と思ってるそこのあなた。

まあ解釈は人それぞれなんでそれでもいいでしょう。でも僕はこの本を読んで確実に考え方が変わりました。具体的には

①イライラしない
②人のせいにしない
③言い訳しない
④常に解決策を探すようになる
⑤人間関係であまり悩まない
⑥挑戦できるようになる

などなど、人生において必要なことが結構身につきます。ここからは本の内容に軽く触れながらどんな風に考え方が変わるのかをお話しします。


本の内容は全部覚えなくていい

まず、この本の内容とは関係ないですが、本を読むのが苦手な人はどうしても内容が頭に入ってこないとか、途中で意味がわからなくてやめてしまうとかあると思います。

あとは、完璧主義すぎて全部理解しようと思いすぎて読むのが遅くなって途中で挫折してしまうとか。

僕もどちらかというと最初から最後までしっかり理解しながら読みたいと思うタイプですが、その必要はないという事に途中で気づきました。

何故なら、1冊の本の内容を全て覚えて自分に落とし込むなんて難易度が高すぎてそもそも無理だからです。

天才にはできるかもしれませんが、我々凡人にはちょっとキツイです。

なので、1冊の本から1つか2つ自分の人生において活かせるものがあればラッキーくらいに捉えて、気軽に読んでください。読むのがかなり気楽になります。

で、実際僕はこの本の内容を全ては覚えてないと思います。読めば思い出すところもあると思いますが。

今回伝えたい内容は2つです。

①目的論で考える

この本の衝撃的な言葉の一つに「トラウマなんかない」的な言葉があります。

この本では人間が行動を起こす際の動機について、原因論と目的論という2つの考え方があると説明した上で、我々は全て「目的論」によって行動していると結論づけています。

2つを軽く説明すると

「原因論」
過去に虐められたことが原因で学校に行けない
「目的論」
学校に行きたくないから過去に虐められたことを理由に行かない

といった具合です。そうです、なかなかに暴論に思えます。しかし、我々は目的論で生きているというのがこの本の元となるアドラー心理学の考えなのです。

いじめがトラウマで、学校に「行けない」人は実は「学校に行きたくない」という目的が最初にあって、それを達成するために「虐め」を理由にしているんです。

他の面白い例もありました。
(正確なストーリーは忘れたけど)
娘が出かけた時に、忘れ物をしている事に気がついた母が、その事に怒っているという状況です。娘からかかってきた電話に出て怒りの一言をぶつけようと思った瞬間に、娘からではなく別の方からの電話であると気づき、急に怒りの感情ではなく普通に対応するという例です。

この例でも「怒りたい」という目的があって怒っているだけであって、「忘れ物」という原因から怒っているのであれば、電話で見知らぬ人に怒鳴り散らかしてもおかしくないという考え方なのです。

ここからは僕の考えなのですが、確かに「原因論」で私たちの行動の全てが決まってしまうのであれば、トラウマのある人は人生で2度と克服することは出来ません。だって「原因」は過去のことだから変えれないですから。

でも「目的論」で自分達の行動が決まるのであれば、「学校に行きたくない」という目的さえ自分でコントロールすれば、トラウマを克服できるという事なんです。

もちろん、虐められたという事実は変わらないし、そこからくる恐怖の感情だったり、克服しなければならないことは確かにあります。でも事実、克服できる人がいるという事は、僕たちの行動は「原因論」ではなく「目的論」で決まっているということができるんです。

一見めちゃくちゃだし、納得できないという人もいると思います。でも僕たちは「目的論で生きている」と認知した方が、自分自身の行動をよりコントロールできるし、やりたいことに向かって挑戦できるようになります。

僕自身も「プロになる」という夢を「原因論」で考えていたら、実績もないし、25歳だし、下手だし、自分より上手い人は沢山いると言って諦めていたでしょう。

でも、この「目的論」を取り入れてからはそんな原因には目もくれず、「目的を達成する為に何をしなければならないか」だけに常に集中できるようになりました。

いじめられた過去をどれだけ引き合いに出してもトラウマは克服されません。学校に行く為にはどうしたらいいのかをひたすら考えるしかないのです。

世の中のほとんどの人は「自分が原因論で生きている」と認知してしまっています。だから、いろんなことに挑戦できなくなってるんです。「挑戦しない」という目的を達成してしまっているから、それ以上行動する理由がないんです。

「お金が」「実績が」「知名度が」「結婚したから」「子供が生まれたから」

これ全部を原因にして自分が動けないってした方が楽だからそうしてるんです。あなたは「挑戦しない」という目的を今絶賛達成中なんです。

それでいいならいいんです別に。でも、少しでも本気で挑戦したいなと思ったら、目的を叶えるために何をすればいいかを考えてください。

「挑戦しないため」に言い訳を考える
から
「挑戦するために」何が必要かを考える

自分が常に「目的論」で生きていると認知することで本当に世界が変わって見えます。言い訳なんてなくなります。自分の全ての行動は自分が望んでしているんですから。

②課題の分離

これは人間関係で悩んでる人とか、他人にイライラしちゃうって人にはおすすめの考え方です。

文字通り、「自分の課題」と「他人の課題」を分離しましょうということです。

例を挙げると

彼女に2万円の誕生日プレゼントをあげたのに、自分の誕生日は5000円のプレゼントしかくれなかった。
キレる。

今回はプレゼントを渡す時の常識が、、、とかは置いておいて考えましょう。

「2万円のプレゼントを渡す」
これは彼氏の課題です。つまり彼氏が自分でコントロールできるところです。
「彼女がプレゼントを渡す」
これは彼女の課題です。つまり彼氏がコントロールできないところです。

これを分離して考えましょう。というのが課題の分離です。

我々人間がコントロールできるのは自分の行動だけです。他人の行動や思想はコントロールできるものではありません。

プレゼントをあげる事はできるけど、見返りを求めてはいけません。

何か手伝いをしたとしても「ありがとう」を求めては行けません。それは自分の課題ではなく相手の課題だからです。

見返りを求めず「自分が手伝いたいから手伝った」「プレゼントをあげたいからあげた」で終わりでいいんです。

そう思える人にだけ自分が行動してあげればいいんです。そうすれば、もし「ありがとう」が返ってこなくても「その人の役に立てた」「相手のことを思って行動できた」という自らの課題を達成しているからです。

自分にはコントロールできないところで感情的になっても何お意味もありません。だって「自分にはコントロール出来ない事」ですから。

もちろん僕もイラッとしたりする事はあります。でもこの考え方を「知っておくだ、理解しておく事」が大事です。

すぐに思い返して「それは自分の課題ではない」と考えることができるからです。

まとめ

以上、嫌われる勇気から得た僕の人生を変える考え方でした。

今手元にあって確認しながら書いてるわけではないので、もしかしたら若干ずれているところもあるかもしれません。

が、自分の行動や考え方に良い影響を与えてくれたという事に変わりはありません。

ぜひ「目的論」と「課題の分離」意識してみてください。

というか本読んでみて下さい。もっとストーリーも具体的でわかりやすく、他にも刺さる内容が書いてあると思います。

最後に

僕は日本の多くの人が他人の目を気にしすぎてたり、自分自身の過去に囚われてたりで行動できない人が多いように感じます。

僕は会社を辞めて年収が半分以下になりました。3~4年間はバイト暮らしの人より収入が低かったと思います。

なのに、立派な会社で働いて、僕の何倍もお金を稼いでいる人から「いいな」「行動力があってすごい」「毎日楽しそう」とか羨ましいと思われることがめちゃくちゃ多いです。

僕が事業に大成功してお金持ちになったりしてたらまだしも、全然鳴かず飛ばずの結果にも関わらず、本当に羨ましいと思ってる人の方が多かったです。

僕からしたら「いや、会社辞めるなんて誰でもできるよ」「働いてちゃんとお金稼いでる方が凄いよ」という感じだったんですが、それを伝えてもほとんどの人が「いやいや」という感じです。

僕の生き方は正直お勧めしません。結構きついことの方が圧倒的に多かったので。もっといいやり方や生き方は沢山あるでしょう。

でもちょっとだけ考え方を変えて「目的論」で生きていると認知してみて下さい。やらない原因より「どうやったらできるか」を考えれるようになるかも知れません。

今の人生が満足じゃない方が、副業でも、趣味でも、何かに挑戦できるきっかけになったら嬉しいなと思います。

ではまた。

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