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転職・就活は情報戦

ありのままの自分をアピールすれば希望の会社に入れる、そんな風に考えていないでしょうか?

(これ、周りにかなりの割合でいました。そしてそんな考え方の人たちの多くは就活・転職に成功したとは言えませんでした)


● 日本製品の電化製品に例えると?

これは「良い製品を作れば売れる」という信仰に近く、危険です。

日本製の電化製品は品質が良いと長らく言われてきましたが、今世界市場のシェアを取っているのは日本企業でしょうか?違いますね。

良い製品を作るのではなく、ユーザーのニーズを満たす製品が求められているわけです。


就活・転職も全く同じです。

ありのままの自分ではなく、その企業の求める人材像にどれだけ近いか?どれだけ活躍できるか?ということをイメージさせることが大切です。

※嘘はいけません。目の動き・話の整合性・態度などからバレることも多く、嘘がバレたら即アウトです。

また万が一騙しきれて入社できても、実務を通してバレたり会社に合わなかったり、良くない状況になることは想像に難くないです。

① 自己アピール

「自分の強みは?」という質問は定番です。

ここで「自分が一番強みだと思っていること」ではなく、自分の強みの中で「会社が求めていること」を選択してアピールするのです。

私の場合、自分の強みを5~10ほど書き出して順位付けし、その会社の求める要素を上から順番に選択して話す、ということをやっていました。

逆に「弱みは?」と聞かれたら、バカ正直に応えるのではなく、その会社にどうでも良いこと、もしくは捉え方次第ではプラスになる要素を言うのです。

(会社がスピードを求めていると判断すれば、「弱みはじっくり慎重に進めることができない」とする等)


② 志望動機

私の場合、自分の価値観の軸を洗い出し、それに適合する企業を受けていきました。(価値観と企業の特徴が一致する企業ほど志望順位が高い)

例えば価値観の軸が以下の通りだとしましょう。

1. 人の健康に貢献したい

2. 穏やかな人が多い社風・環境で働きたい

3. 新しいことをチャレンジしていきたい

A社の事業が医療関係で新しいことにどんどんチャレンジしているものの、ガツガツした雰囲気であるとしたら、上記の1, 3を志望理由とします。

ここで1,2,3すべて言わないのが重要です。


③退職理由(転職理由)

これも同様、退職した理由が、受験企業が求める要素と重ならないようにし、志望動機と繋がるようにしましょう。

(企業研究ができていれば、そもそも採用面接を受けようと思わないでしょうが)

例えば転職先が官僚的な企業で変化の予兆も場合、退職理由に「組織が縦割りで。。。」という理由はNGです。


④しっかり情報収集を!

これまで説明した通り、情報収集は非常に大切です。

企業HPやOB訪問で企業の動向を調査するのもありでしょう。

また、今は転職会議・Vorkersなどの口コミサイトも充実しており、こちらも有効です。

採用担当者にお願いすれば、社員との面談の場を設けて頂けたりします。

とにかく色々な手段で情報収集しましょう!


※ 特に新卒の場合、転職者のスキル・実績ベースの採用と異なりポテンシャル採用となり、入社後はコストをかけて育成します。

よって企業は転職者以上に自己アピールや志望動機が重視されます。

(すぐに辞められたら教育コストを回収できないため)



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