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人間は合理的?だったらこんな商品売れるはずがない!人間は合理的?それとも??

人は自分の体の健康を常に気にしている
体に悪いことはしたくない
食事は健康的なものを

今巷で言われている常識的な言葉。人間が「合理的に判断する生き物だったとしたら」これらはとても正しいことだろう。

でも、こんな商品がウケているようで↓

THEカロリー
1,000キロカロリーを超えることが条件だったそうな。2個食べれば1日分のカロリーを摂れることを目標にしたとか。なんだそりゃ!

1個1,000キロカロリーの商品なんて合理的な人だったら「カロリーの摂りすぎになる」「栄養バランスが悪い…」そういう判断をすることだろう。

だけどこんな商品がウケているということは…?そう、人間とは、不合理な生き物なのだ。

健康を気にしなければいけないと思いながらも…ついついお昼にラーメンを食べに行ってしまう…そんなことはないだろうか?

昨日も飲んだから今日は休刊日にしてお酒を控えないと…そう思いながらも誘われてついつい今日も飲みに出てしまう…そんなことはないだろうか?

結局人間は経済学でいうような合理的な人間ではないのだ。合理的ではなく、不合理な行動をとってしまう生き物なのだ。

だったら人について考えることは無意味?お客様のことを考えようと言われてもそれは無意味なのか?そうでもない

行動経済学のダン・アリエリーさんの著書の名前がそれを表している。人間は「予想通りに」不合理なのだ(「予想通りに不合理」が著書の名前)。

「予想通り」なので人の行動はある程度予測することができる。「健康にいい」という食べ物のほうが体のことを考えるといいと分かっていても「健康にいい」という理性的なメッセージは通じない。

それよりも「たまには体に悪いものを」「悪魔的なカロリー」などダメと分かっていても美味しいものを食べたい。感情に訴えられたら弱い。

人はどう考えるのだろう?理性的に訴えるより感情に訴えるためにはどうすればいいのか?私たちはそれも学んでいきたいところだ。

「予想通りに」不合理な人間。どういう人物か学んでいきましょう!

最後まで読んでくれてありがとう!
vol.2045


意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!
ご質問等ある方はコチラまで!



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