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富士そばは、なぜ年末年始営業しない?社員のためもあるだろうが私は「戦略」を考える!

地震に飛行機事故にといろいろなことが起こっている。復興に尽力している人たちのことは、これからも応援するとして、ブログの内容は通常の内容に戻そうと思う。

今日の話題は「マーケティング」。年末といったら、お蕎麦屋さんにとってはまさにかき入れ時だろう。

しかし、そのかき入れ時に休んでいるお蕎麦屋があるという。どこか?それはみんなご存知!私も大好き!あのお蕎麦屋さんだ。

そう、富士そばさん!
東京を中心に多くの店舗を出店しているお蕎麦屋さんだ。

そのお蕎麦屋さんがなぜ大晦日などの年末に営業をしないのだろうか?
記事の中では『創業者(丹道夫会長)の「年末・正月くらいは、家族でくつろいだほうが良い」という思いからくるもの』とのことだそうだ。

社員を想っての行動ということだろう。これは素晴らしいことだと感じる。

だけど、私はもう一つ感じていることがある。それは…
戦場が違うから
戦場って言い方が変に聞こえるかもしれないけど、要はターゲットが違うということだ。

富士そばさんに食べに行ったことがある方は分かるだろうが、あのお店はサラリーマンさん等が訪れる「日常の食事」カテゴリーのお店だと感じる。

同じよう庵お店としては吉野家などの牛丼屋が近い気がする。要は「手軽に食べにいくお店」だ。

片や大晦日に食べに行きたくなるようなお蕎麦屋さんは?安いというより少しお値段を出しても食べたいお蕎麦屋さんというところではないだろうか?

毎日食べるというより、「家族でちょっといい食事」のお店のお蕎麦が選ばれやすいのでは?

そう、ターゲットが違うのだ。

富士そばは多くのお店が駅のすぐ近くにある。サラリーマンの行き帰りに寄りやすい位置に、しかも24時間営業でやっているところが多い。

普通のお蕎麦屋さんとは全く違った形の営業形態だよね。大晦日に家族連れでお蕎麦を食べに行く(もしくはテイクアウトする)ところとは一線を画している。

実際平日にお店に行くと大概一人かせいぜい友達と二人で来ている人が多い。子どもはほとんど見たことないや。女性も少ないのでは?

ターゲットが違うからお店の営業方法も違う。だから年末年始に休めている部分があるのだと思う。多分年末年始営業しても大変なだけで(1人で富士そばのお店を切り盛りしている時間もあるしね)、大きなメリットがないのだろう。

マーケティング戦略の違い
これが一番おおきいのではないかと思う。

戦略が違うなら「蕎麦屋」というイメージにこだわる必要はない。
自分の戦略は?世間のイメージは?その点を考えて経営しましょう。

最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2070


意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!
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