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自ら「問い」を立て考察する

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人の脳は「問い」を立てることで、それに答えようとする形で思考が前に進みます。興味の赴くテーマで自ら問いを立て、それを気ままに論じていく。
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#経験

「余裕」はどこから来るのか

余裕がありそうな人、実際に余裕がある人というのが周囲には何人かいるのではないでしょうか?一方で、いつも忙しそうで余裕がなさそうな人もいるのではないでしょうか? 余裕がありそうな人は、マネージャーであったりむしろ普通の人より圧倒的に仕事量が多いのではないかという人だったりします。それなのに、「最近忙しいですか?」と聞くと、「暇だよ」なんて答えられたりするので驚きます。 私は余裕がなさそうな方の人種に入っていると自覚しているのですが、余裕がある男になりたいななどと思うわけです

20代後半の今、何に優先的にお金を使いたいか?

お金というのは人生を豊かにしたり、誰かをハッピーにするための活動に充てることができたりする「ツール」であるということを以前書きました。 お金の使い方には、その人の価値観がよく表れると言われます。「お金を何に優先的に使いたいか?」という問いに対して考えることは、自分の人生の価値観そのものを考えることに近いのではないかと思い、改めて整理してみることにしました。 お金の使い方は、年代別や自分の人生のフェーズによっても異なってくると思います。20代が後半に差し掛かった今、何にお金

『年収が2倍になると人は何%幸福度が増すのか?』 の問いで語られるストーリーの裏に見落とされがちな点

いくらお金を持っていれば人は幸福になれるのか、そして実際に自分の年収が上がったとき幸福度はどれくらい高まるのか?というのは永遠の問いかと思います。 一般的に言われている研究結果は次のとおりです。 カナダのブリティッシュコロンビア大学のエリザベス・ダン准教授とアメリカのハーバードビジネススクールのマイケル・ノートン教授の共同研究によると、年収が2倍になったときの幸福度の上昇率は、9%なのだそうです。 おそらくこれを聞いた人の多くは、思ったより低い!と思ったのではないでしょう

人は自分の『世界観』を認識することが難しいのかもしれない

最近私が関心のある言葉として『世界観』というものがあります。 辞書的な意味を調べてみると、2つに大別されるようです。 1つ目は「世界に対してのものの見方や考え方」 2つ目は「芸術作品における雰囲気や状況設定」 ここでは、前者の定義について考えていきます。 世界観について考えた時、私の中には2つの問いが生まれました。 1. 自分はどのような世界観を持っているか 2. その人の世界観がアップデートされるには何が必要か 世界観を認識することはそもそも難しい 1つ目問いである