今年、一番ビジネスの世界において流行した言葉といえば間違いなく「ChatGpt」に代表される生成AIという分野だろう。

この技術が出て世の中に広がってから、毎日その言葉を聞かない日がないほど非常にホットな話題になっているし、実際にすぐに活用をしないとヤバいと危機感を募らせている企業も多くいる。

とはいえ、僕自身はプログラミングや資料作成とかするなら仕事で使えるのかな？くらいに捉えていて、実際に自分の商売に当てはめてた時に（営業とか）、使えるケースが少ないだろう思っていた。全然真剣に使う気がなかったし、そこまで期待をしていなかった。

ただ、先日の孫正義さんによるソフトバンクワールドの基調講演を見たときに、「これは今から慣れておかないと大変なことになる」ということを感じ、すぐにGpt-4の契約をして、そこから毎日使うようになった。

ちなみに、僕が彼の講演を聞いて使おうかと思った理由を挙げるならば、大きく分けて3つある。

①電気や自動車、インターネットの発明と同じくらいの革命であること
②優秀な部下を劇的に安い金額で雇えるということ
③使っている人とそうでない人の生産性が1万倍になる(可能性がある）

ということだ。

電気や自動車、インターネットの発明と同じくらいの革命であること

孫さんがAIを使っていない人に対して「今まで、どんな人生観で生きてきたのか？」というほど強く語っていたが、実際に使っていない自分でもAIの進化の革命が電気やインターネット以上のものであるとはわかっていた。

で、それを現代で使っていない人がいたとしたら、どうだろうか？
一つ確実に思うのは、「こんな便利なものを使わないなんてあり得ない」だろう。

確かに、この技術が出てきた時は使い方も分からなければ「今のままでも不便していない」からと言えただろう。ただ実際に使うことに慣れてしまったらどうか？

もっと早く使えるなら使っておけば良かったとなるのではないだろうか？

実際に僕は使い始めてから、それをすごく感じるようになった。

優秀な部下を劇的に安い金額で雇えるということ

それはなぜか？というと、どんな分野でも、しっかりとしたプロンプト(AIに依頼するときの文言など）を打ち込めば、専門的に答えを出してくれるので、優秀なブレーンを一人つけることができるということになり、無駄な時間が劇的に減るからだ

データを打ち込めば分析や対策なども含めて提案をしてくれるし、(プラグインを使えば）最新のニュースやおすすめの飲食店までもレコメンドしてくれる。

しかも間違っていたり、アウトプットが微妙だったら修正を依頼すれば、何回でも嫌がらずに回答を出し直してくれる。

これが月に3000円で利用できるのであれば使わない理由はあるだろうか？

使っている人とそうでない人の生産性が1万倍になる

で、極めつけになるが、孫さんによるとAIの能力は10年後には人間の10倍になり、20年後には1万倍まで差がつくということを言っているのであるが、これは人間と金魚の差に匹敵するようになるとのこと。

歩いて東京から大阪まで行くのと新幹線の差でも1万倍はないだろう。それ以上の差が知能の上でついてしまったら、それは使っていない人は仕事ができるできないの次元ではないというのがわかるだろう。

というか、もはやイメージがつかないっていうレベルだと思うが、確実に言えることは、もうAIを使わないという状態になることはないということ。
規制などが出てくる可能性があるかもしれないが、これを否定することはもはやできない。

だったら早く受け入れて、それを活用する側に回った方が絶対に得だ。

そもそものユースケースを知ることから

ちなみに、これらのニュースが毎日取り沙汰されているのに使わない使わない選択をしてしまうのはなぜか？

それは自分の場合は、ユースケースを知らなすぎて自分には関係ないという他人事になってしまったことにある。実際に皆さんもテレビとかニュースでも内容が企業のことや抽象度が高すぎて、「で、それがどうしたの？」っていうことで終わってしまうことがあるのではないか。

だから、まず個人的に使った方がいいと頭でわかっていても、なかなか活用に踏み切れない人は、ブログやYoutubeなどでChatGptの使い方を解説している情報を取り入れるといいだろう。

もしくは使い倒している人に、実際にどうやって使っているか？を聞くといい。

僕は孫さんが毎日壁打ち相手に使っているという言葉で「え、そんな使い方しているの？」ってビックリした。

そもそも知らないことを選択することを人間はできないので、まずは知識を得ることはすごく大事。

ぜひ、そこから始めて使いこなす側に回っていくといいのではないだろうか。