去年の12月あたりから、自分の今の仕事って今のままでいいのかな、もっと自分の興味持てることとか考えた方がいいのかな、でも仕事として現実的にこれがしたいってこともすぐに浮かばないしな、と少しモヤモヤしていた。もともとたまに考えることはあったが、久しぶりに会った友達の話を聞いたあたりからだと思う。

新年になったことをきっかけに、仕事や生活について、このままでいいのかということを考えてみた。ちょうど「傲慢と善良」という小説を読んだところであり、自分の意思で選択すること、それにあたりビジョンをもっているか、などを考えさせられたのも、自分のことを内省するきっかけとなった。

① 現状を振り返ってみた

現在の仕事について
・タスクを完了するごとの小さな達成感はある
・人間関係に大きな不満はない
・待遇もそこまで不満はない
・成果物が完成したというやりがいは若干あるが、何かを成し遂げたようなやりがいはない
・ある程度の最低限の知識は勉強するが、それ以上に自ら興味を持って学ぶことはない

大変ありがたいことに、これといって大きな不満はない。環境には恵まれている。ただ、仕事に対してそれほど前のめりではない、やりがいを持って満足度高く仕事をしているわけではないことがわかった。

② 自分の理想の姿を考えてみた

自分がどうありたいか、理想の姿を考えた。
私は「健康で文化的な生活」がしたいと思った。健康はそのままの意味だ。文化的は、自分の趣味や好きなことが楽しめたらいいなぁと思っている。趣味や好きなことを仕事にできたらいいなぁとは思う。でもそれには、それ相応の能力、才能、運が必要だったり、能力を高めるための努力が必要である。その努力をする熱量があるか考えてみるとそこまでの熱量はない気がする。仕事である程度ストレスなく過ごせて、好きなことが好きにできたらいいなと思う。

③ 理想をもとに現状を考えてみた

現状、理想をある程度達成できている。では何にモヤモヤしているのだろうと思った。おそらく、友達の話を聞いたりSNSを見たりして、自分の好きなことな興味のあることを仕事にしている人が羨ましかったのだと思う。もちろん、その人たちは自分なりにめちゃくちゃ考えたり努力して、あるいは運や環境の巡り合わせで、その土俵に立っているのだと思う。
今の私には、そこまで努力できるほど、熱量を持てる物事がないと思う。もちろん、そもそもそこまで知識がなくて、自分の興味のあるものや仕事に巡り会えてないのもあるかもしれないけど。
さらに、前述したように私が今理想としている「健康で文化的な生活」はある程度達成できているし、今のところは現職でも問題ない。とすると、私は私に見えている人たちが羨ましいと思っているだけで、私が心からそうなりたいわけじゃないのではないかと思えてきた。

私が以前読んで、なるほどなぁと思っていた『世界は「夢組」と「叶え組」でできている』の記事でも「やりたいことがない人がない人もいる」というような内容が書かれている。私はどちらかというと叶え組なのかなと思っている。

④ これからどうするか

とりあえずは今の仕事を続けようと思う。基本的には言われたことをやっていて、特に不満もなく過ごしていたけど、今年はもうすこし何かしてみようと思った。具体的は「一歩先を考えて行動する」ようにしていきたい。自分にできることが増えたり、周りからの信頼が増えれば、仕事の満足度も高まるかもしれない。少し頑張ってみようと思う。

趣味（読書、ラジオ、映画、ドラマ、ダンス、美味しいものを食べる、行ったことのない場所に行くなど）今までも楽しんでいたが、引き続き思いっきり楽しむ。熱中できるものはさらに、自分の中で深めていきたい。そして、気になったことはやってみる。

引き続き、体調に気をつける。運動不足気味なので、できるだけ歩き、家でもストレッチやダンスをもっと頻繁にやっていこうと思う。

おわりに

状況はなーんにも変わっていない。モヤモヤがくっきりなくなったわけではないが、少しすっきりとした気がする。自分の考え方や捉え方が変わるだけで、状況は変わらずとも気分が変わるものだなと思わされる。

仕事ややりたいことについて考えるには、自分の内面と向き合う必要がある。自分の内面を考える作業は正解も明確な終わりもない。考えたら堂々巡りになり、いくら向き合っても正しい答えが出ないので、ほどほどにした方がいいという考え方もある。また、それは考えることを放棄して逃げているだけで、自分の理想には近づけないという考え方もあると思う。じゃあどうすればいいんだろう。一旦、ある程度考えて自分の中で折り合いをつける。また考えるべきタイミングで立ち止まって考えてみるを繰り返していくしかないのかなと今は思う。

とりあえずは「健康で文化的な生活」を基点として、過ごしていこう。人と比べすぎず、この基点に立ち戻る。そして、またモヤモヤしてきたタイミングで自分のことを見つめ直してみようと思う。