ニートの散歩でニー散歩。

平日。箱根。女子二人旅。ニート。
そろそろそういう旅特集でも組んでくれないか、H○Sさん。

そう言えば大学を一年しないで退学したMちゃん。ティッシュ配りから始めたバイトのHISを5年勤めて、5年間の間に正社員になってバリバリに働いていたなぁ。

朝起きたら爽やかな日差しがカーテンをすり抜けニートの寝顔を優しく包み込む。

ベランダから芦ノ湖を眺めながら、コーヒーとタバコと灰皿を持ってくる優しい君。
『おはよう』の一言がまだ眠そうで、いじらしい朝7時。

1時間で身支度を済ませる。箱根九頭龍神社にご祈祷に行くべく、無言でフルメイク。このご祈祷に誘ってくれた風俗嬢のRちゃんと朝8時過ぎにチェックアウト。

箱根プリンスから歩いて15分の位置にある九頭龍社。『九頭龍の森』の中にある九頭龍神社。九頭龍の森に入る際に¥500の入園料がかかるそう。しかし、毎月13日の月次祭は入場料が無いとのことでゲートをくぐり歩くわたくし達。都会のニートには辛い道のり。森林の綺麗な空気と透き通る湖。そして暖かい日差し。歩くニートと風俗嬢。

受付時間の9:30までにご祈祷受付を済ます。ご祈祷は10:00から始まるとのこと。それまでの間が肌寒い。何せ湖の隣なので。風も冷たい。

ご祈祷の封筒は神社にある。その封筒の外に氏名と願い事を書き¥2,000以上を入れる。わたくしは¥5,000入れてお供えした。

ご祈祷の間は1時間ほど。
ご祈祷してもらうのは初めてだが、芦ノ湖の風の音と神主さんの声が重なりなんだか厳かだった。

九頭龍神社は縁結びの神社とのことだ。絵馬を買って願い事を書いてみる。

その後遊覧船に乗り元箱根港にある箱根神社まで行く。

あまり美味しくない天丼¥1,200を食べる。

しかしわたくしはエリートニートなので、とても美味しそうに写真を撮る。素晴らしい。

箱根神社で縁結びのお守りを手に取るわたくし。
Rちゃん『ニートちゃん、それ誰に渡すつもりやの(´・_・`)？』
わたくし「……(´・_・`)」
Rちゃん『いないんでしょ(´・_・`)？』
わたくし「…………いない(´・_・`)」

……………

これは仲良く2人で半分こ。そういう流れは大事にしていきたい。お互い指にはめていた指輪を置いたらほら。カップル。

どこからどうみてもカップルのデータフォルダに入っている写真。
箱根湯本のルノアールでこんな写真を撮ってケラケラしていたらロマンスカーの時間に。

ロマンスカーに揺られて1時間半ちょっと。我が愛しの新宿へ到着。ご祈祷されて洗練されたわたくし達が向かうのはもちろん西口宝くじ売り場。スクラッチ10枚。小田急百貨店の店内で削る。もちろん、外れる。神様はそんなに甘くない。

その後Rちゃんは夜仕事があるからと新宿で解散。

わたくしはゴールデン街のおじ様と18:00過ぎに新宿通りで待ち合わせ。

ゴールデン街のおじ様が、社長を連れていた。M社長と呼ばれるその方とは初対面。

わたくしと、おじ様とM社長で三丁目の焼き鳥屋さん、ゴールデン街のチャンピオン、バーとハシゴする。

M社長の携帯が鳴り六本木へ向かい、M社長のお知り合いの社長さん達が集まる居酒屋さんで飲み直す。

M社長は新宿はテリトリーでは無いらしく、先程まで大人しかった。しかし、六本木の居酒屋さんについた瞬間みるみる元気に。やはり、自分の知っているところだと安心して飲めるのだろう。そこに社長もニートも関係ない。

M社長、わたくしにタクシー代として¥10,000下さる。

おぉ神よ。こういう巡り合わせで素敵な方々に会わせて下さったのですね。先程スクラッチに色気を出してしまった自分が情けない。

箱根帰りなこともあり、飲みたい気持ちをグッとこらえて帰宅するニート。この¥10,000で飲みに行っても良いのだけれども、身の丈を知っているニートなので、ご自身のスイカにチャージする。賢すぎる。流石エリートニートだ。

この日に学んだ事は、箱根プリンスの雰囲気が不倫カップル感満載で好きだなという事。

こうして、箱根、新宿、六本木とハードな金曜日を過ごすニートの家計簿はこちら。

【2018 4/13】
出費
箱根プリンス………¥17,752
ご祈祷 …………¥5,000
九頭龍神社お守り ……¥800
九頭龍神社絵馬 ……¥500
遊覧船代 ……………¥850
天丼代 …………¥12,00
箱根神社お守り代……¥3,300
バス代 ……………¥980
ロマンスカー代………¥2,240
車内用飲食代…………¥1,250
お土産代 …………¥2,000
タバコ代 ……………¥450
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合計 ¥35,822

神様それでも当てたいスクラッチ。
神様に宝クジ当選を願う実行委員会代表:エリートニート

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