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心を支えてくれるイマジナリーフレンド(架空の友達)

1、イマジナリーフレンドとは
2、いつから存在してるの?
3、どうやって作るの?
4、イマジナリーフレンドの注意点
5、イマジナリーフレンドを自分に投影する

1、イマジナリーフレンドとは

イマジナリーフレンドをご存知ですか?そのまま〝空想上の友達〟という意味です。

頭の中にだけ存在する、見えない友達のことをイマジナリーフレンド(IF)といいます。

聞いたことがなかったとしても何も可笑しいことではありません。
IFを持っている人の殆どが、バレないように生活しているからです。

持っていない人からすると、説明されても到底理解できないと思います。
ましてや、気味が悪いとさえ感じるかもしれません。

そういった理由から、IF持ちの方は勇気が無いと公言できませんよね。

実は、私にもイマジナリーフレンドらしき存在がいます。人数はざっと数えて100人を越えているか、いないか程度です。

正直イマジナリーフレンドと呼べるかどうかはわかりません。

―IFの場合、脳の持ち主である自分と友達である。
―私の場合、友達ではない。

つまり、ただのイマジナリーであり、フレンドとは言い難いのです。

たしかに初めのうちはイマジナリーフレンドはいましたが、次第に彼らが友達を作り始め、
私は彼らに干渉をしなくなった、ということになります。

え?空想で全部できあがってるってこと?
そう思ったかもしれませんが、違います。

詳しい説明は後にしたいと思います。

2、いつから存在してるの?

そんなのリアルに友達がいないぼっちが作り上げるものでしょ!

そう思うのも無理はないです。

しかし、必ずしもそうとは限りません。
幼い頃、人形に名前をつけて遊んでいたときに生まれたり、
言いたいことが言えないシャイな性格から生まれたり等、人それぞれです。

私は妹もいて寂しくありませんでしたが、あまりにもシャイだったが故に「安心さん」という名前のイマジナリーフレンドを形成していました。

多分、慣れない幼稚園生活を送ることへの不安から生まれたのだと思います。

妹とはよくリカちゃん人形で遊び始めるようになりました。

私も妹も、自分のリカちゃんを決めて、名前をつけて、性格までしっかり決めていました。

だから、他人に自分のリカちゃんで遊ばれることが嫌だったのを覚えています。

そこで「安心さん」は自然消滅したと思います。

イマジナリーフレンドは大人になるにつれていなくなるものだといわれているので、
今思えば安心さんこそが真のイマジナリーフレンドだったのかもしれません。

私たちはリカちゃんをどこにでも持ち歩く程大事にしていました。
次第に持ち歩かなくなり、私達はリカちゃんになりきって話すようになりました。

こうして、そのまま大人になってしまったのです。

3、どうやって作るの?

イマジナリーフレンドは作ろうと思ってできるものではありません。勝手にできあがるものです。

私も安心さん以降はイマジナリーフレンドと呼べるような存在には出会っていません。

しかし空想で人物を作り上げることなら可能です。友達になれるかどうかは置いといて、イメージするのです。

話し相手がいなくて寂しいのであれば、憧れのような存在を脳内で想像し、できれば細かい設定まで考えると次第にしっかりとイメージが膨らむでしょう。

毎日、コミュニケーションをとってみると次第にイマジナリーフレンドのような役割を果たしてくれるでしょう。
しかし精神的にリスクが伴うので、注意が必要です。

これは正式にタルパと呼ばれています。
IFは作れなくてもタルパなら可能だということですね。

タルパについては別の記事で詳しく説明したいと思います。

4、イマジナリーフレンドの注意点

イマジナリーフレンドはいつ自然消滅するかわかりません。
そういったIFをどうにかして自分の中に留めておきたい!という気持ちが強ければ強いほど辞められなくなると思います。

しかし、自分の身体を空っぽの状態にしてイマジナリーフレンドに乗っ取られてしまわないように気をつけてください。

そういった事例はほとんどありませんが、タルパ化したイマジナリーフレンドに捧げすぎて自我を失ってしまった人はいるようです。

私のように人数が増え続けていても、自我をしっかりと持つことで自分を保つことが大切です。

IFとは上手く付き合っていくことが絶対的条件です。

5、イマジナリーフレンドを自分に投影する

私はリカちゃん人形を自分に投影し始めたことから、辞められなくなり架空の存在が増え続けてしまったという現状です。

ですから、妹とは大人になった今でも幼い頃の家族ごっこの延長線をしているということなんですね。

しかし、先程述べた注意点はしっかりとわきまえています。

形が違うとあれ、他人の人生を生きる、その感覚を味わいたくて辞められなくなりましたが、自分の人生は決して疎かにしないよう心がけています。

では、上手く付き合っていくにはどうすれば良いのでしょう。

自我を持ちつつも、どうしてもなりきりごっこを辞められなかったり、イマジナリーフレンドを手放せない、という方はきっといると思います。

無理に辞めることはないと私は考えています。

自分自身の生活の中で上手く活かすのです。

例えば、友達が欲しいのに根暗だからできない!
そういった悩みを持っているとしましょう。

基本的にイマジナリーフレンドは自分とはかけ離れた性格であることが多いです。ですから、イマジナリーフレンドから学べることもあると思います。
自分のことをよく理解しているため、自身の性格にもたらす影響は大きいでしょう。

私の場合、架空の人物を自分に投影して演技している感覚に近いため、
俳優のように多くのことを学ぶ必要があります。

例えば、医者のイマジナリーフレンド(仮)になるときには医療関係の本を読んで学び、
時に画家のイマジナリーフレンド(仮)になるときには絵の描き方などを学びます。

つまり、必要なスキルを身につけないといけません。

そうやって自分に投影して上手く付き合っていくことで、学べることも多いのでイマジナリーフレンドは人生をより豊かにしてくれる道具にもなり得るのです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

詳しくはまた別の記事で説明したいと思います。