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自分で考えて稲作をするために

「僕が帰国してからも自分たちで問題を分析して稲作ができるように」と、いつも考えながら活動しているが、少しずつその兆しが見えてきてる気がする。(あくまで気がするだけ!笑)

農家さんと話をしていると正直感覚で稲作をしている人が多い。もちろん何十年と稲作をしているので、それでもなんとかなる人はいる。だが長期的に見るとそれは良くないし、さらに収量を上げたければ工夫しなければならない。例えば、いつもこれくらい農薬をまけば効果が出ると言って、指定の倍量をまいていれば、当然残留農薬の問題が出てきたり、それが問題で輸出できなくなったり、また土壌が汚染されたり、と。

そこで農家さん達がなんとなくではなく、自分で考えて稲作をできるように、まずは「病気」に着目をした。これまで配属先が扱ってる農薬を全て調べ、その有効成分がこの地の病気のどれに合うかを調べた。ゆくゆくはそれを一つの冊子にしようと考えているが、そういう事をしていると、同じところで働いている若い青年が興味を持って色々質問してくれるようになってきた。時には自分の田んぼに連れてってくれたり。やはり若い人は柔軟だなあと思っていたら、年配の人も少しずつ興味を持ってきてくれるようになった。

僕の性格上、上に立ってああしろこうしろとは言えないので、みんなと一緒にやっていきたい。しかし僕がいなくなってもみんな各々がやっていけるようにしなくてはならない、とも思っている。もう僕が帰国する事を考えるのは早すぎるかもしれないけど…。

(Vol.163_18/9/2019)

#青年海外協力隊 #JOCV #ドミニカ共和国 #LaGina #稲作 #持続可能性 #農家 #自分で考える

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