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プラネタリウムのふたご

2021.2.7 12:30〜

@東京芸術劇場 プレイホール

初めて、東京芸術劇場行ったけどめちゃくちゃきれいな劇場ね。入った瞬間に「あ、好き」ってなった。

原作未読。

全てを、この舞台で受け取りました。

言葉に込められたものが深すぎて、読んで、ほぐしてからみればよかったなぁと少し後悔。

素晴らしい「手品」でした。

舞台のセットもとてもセンスが良くて、影絵や光を味方にするような巧な構成でとても好みだった……!

最初に双子が歌う「テンペルとタットル」、あまりにも美しすぎて涙が滲んだ。ライトに照らされた2人のきらきらした瞳が本当に素敵でした。そして、そこにのせられた歌が、美しすぎて…。崇人くんも仁愛くんも、本当に歌がお上手。そして魅せ方がお上手。物語の世界に引き込まれました。崇人くんが上ハモなのがすごい良い〜。プラふたの配信の時に、仁愛くんは結構ハスキーみたいな話あったけど、2人の相性良すぎては…?本当にふたごだった………

てか、仁愛くん、初めて会って、初めて演技を見たのですが、はっっっっちゃめちゃに可愛い……同じ人間??????XSのお顔にXLのおめめついてた……

13歳のテンペルは声色も高めで、天真爛漫で、なのに、2部の18歳のテンペルは飄々としていて、とてもセクシーで。5年の歳月を重ねて大人になったテンペルがあまりにも好みで白目を剥きそうだった。役作りなのか、長くなった髪をいじる仕草が性癖にぶっささりすぎて、マスクの下のかおは恐ろしいことになっていたと思う……。二部始まってのマジックはかっっっっっこよすぎたし、顔に指をやる仕草(見た人にしか伝わらない)は最高だったし、栓抜きとカフェで対話するシーンは何回でも見たい。崇人くん、白髪・長髪、めちゃくちゃ似合っていて、無限の可能性………。そもそも、ご尊顔が好みすぎるので、好きなのはあたりまえ体操なのだけど、細やかなこだわりを感じる崇人くんの演技がやっぱり好きだなぁと思った。

パンフレットのインタビューにあったけど、最後に18歳の姿で歌う「逆さまのふたご」の“♪秘密は逆さまなんだ 逆さまなんだ 愛があるなら 嘘と夢はふたご”って歌詞、言葉選びが繊細で。情緒的感想すぎるけど、それをふたりの歌声にのせるときらめきが見えるというか、歌声に満点の星空がうかぶというか…暗闇にひかる星が音の中にみえるというか…

どこか哀しくて、でも優しい物語の真ん中にいるふたご。素晴らしかった〜〜好き。

今、帰路について、反芻しながら描いているんだけど、まるで昼寝をして夢を見ていたみたいな感覚。微睡の中にあるような、そんな、心地よい舞台でした。

東京公演は2回行く予定なので、じっくり楽しもう。

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