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まるで生き物のような 第一牧志公設市場

国際通りから一歩踏み出すと、奇妙なほど魅力的な迷路のような風景が広がる。沖縄の台所である「第一牧志公設市場」へと続く、ひしめく商店街の入り口だ。この市場は、かつて戦後の混乱から生まれた闇市から始まった歴史を持つ。それ以来この場所はまるで生き物のように四方八方に曲がりくねった形で成長を続けてきた。

市場は2023年リニューアルを果たした。一見すると、新鮮な風を纏った明るい建物が立ちはだかるが、それでも、この場所の本質は変わらない。その活力はかつての北九州の旦過市場を彷彿とさせ、ウェットな活気で溢れている。人々が集い、飲み、売買し、生活の一部となるこの場所は、新旧が混ざり合う豊かな文化の交差点となっている。

色鮮やかな魚介類
八百屋の島らっきょう。食べ方も丁寧に教えてくれた。
朝からかまぼこ作りに精を出す
歴史のレイヤーを感じる街並み
いくつもの路地や小さな商店街があり、全体を把握できない
エクストリームな陳列の服屋
増殖を続けた生き物のような市場街

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