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地名の由来はアレだけど 国立市訪問記

所沢から多摩美へ自転車で向かう途中、身体が冷えてしまったのとお腹が減ったのとで、偶然みかけた『書簡集』という名の喫茶店に立ち寄る。

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背の低い入り口を屈むように入ると、そう広くない店内にバッハのフルートが気持ちよく響いていた。聴いているうちに、そういや音楽は最近イヤホンでしか聴いてないなーと思い至る。店主にそのことを話したら、へーそうなんですか、とぽつり。
それから色々と世間話しながら、目はネルドリップの手つきを追っていた。客は僕一人だ。
飲むと、あー旨い。家で淹れるより矢張り旨いなぁ。そしたら店主は、コーヒー屋ですから、とまたぽつり。ホットサンドもおいしくて身体も暖まった。

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外にでて、少し行ったところに『カゴアミドリ』と書かれた看板が立っていた。2階にあるそのお店に入ってみると、色んな地域の編みカゴが並んでいる。ふらふらと眺めてると、別府竹細工の清水貴之さんの竹かごがあった。懐かしいなぁと眺めていたら、カウンターにいる店主から、清水さんいいですよねぇ、とぽつり。それからカゴや箕やツクリモノの話とかもして、こんな会話もまた久しぶりだった。

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国立という街には何度か通っていたけれど、こうしてお店に入るのは初めてだったかも。
そもそも国立って大層な名前だなーとか思ってたけど、調べてみたら、国分寺駅と立川駅の中間にできた新しい市で、両駅から1字ずつ取って「国立(くにたち)」と名付けられたそうな。なんじゃそりゃ。


でも、それでも、この二軒だけのイメージだけだけど、何かいい街だなと思った。

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