音声収録で最も大事なのはマイクや機材ではなく「環境」
しゅーぞーです。
今日は音声収録に関するTipsを書いていきます。
録音は環境が命
フルリモートが前提の今、USB付きのマイクが当たり前のように安価に売られています。
オーディオインタフェースもミキサーも安いです。
「音」を良くしようとする時、どうしても機材に目が向いてしまいます。
しかし最も大切なのは「環境」です。
良いマイクほどよく拾う
良いマイクとは何でしょうか。
おそらくノイズが少なく敏感に音を拾うマイクでしょう。音色は好みの問題です。
したがって、良い音質を作るには「よく拾うマイクが"必要な音"だけを拾う状態」が必要です。
環境内にノイズの原因になるものがあれば、当然、音質は悪くなります。
あとから編集でノイズキャンセリングすればよい?それは良い音で取ることを前提に「仕方なく」入れるもののはずです。
環境音の代表例
エアコン
子供
隣人のドア
コップを置く音
携帯電話の振動や着信音
冷蔵庫の音
およそ「日常の中にある意識しない音」です。それらは「失敗するまで気付けない」音です。
なぜなら普段は当たり前すぎて、脳が無視しているからです。
いろんな音を録ってみましょう。意外にも部屋にはノイズだらけなのです。
どうすると良いのか
ノイズのもとになる物体から離れましょう。
通常の賃貸や物件の場合、トイレとクローゼットが最も静かな環境です。
音は反響するため「壁が近い」ほど反響が目立たなくなります。
また、衣服は振動を吸収するため、家の中で最も締まった(デッド)な音になります。
結果として「ノイズの少ない音」になります。
録音時のボリュームを下げて、口を近く声を張る
とはいえ、毎度そうしてられません。
ノイズとは「不要な音」です。これを大きな音で録ってしまうとあとから大変です。
だから「録る時点でノイズを小さく録っておく」ことが重要です。
また、音は相対的なものです。ノイズよりも本来取りたい音を大きく録っておけば無視しやすくなります。
声の場合は、マイクに近く、声が大きいほどノイズが無視しやすくなります。
そんな簡単な配慮である程度はカバーできてしまいます。
環境は大事
録音における環境は大事です。
ノイズキャンセリングはすごいレベルになりつつありますが、とはいえ収録時の音質が良いことに越したことはありません。
そして、それは得てして環境が生み出すのです。
録音時には環境に気をつけましょう。
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