【5分で分かる!】詠唱の創り方講座〜初級編〜
ちゃお…
みなさん詠唱してますか?ぼくは今日も今日とて詠唱しています。
noteを初めて3ヶ月。
そろそろ誰かの役に立つような記事を書きたいと思いました。
というわけで今回は、
詠唱製作歴10年を超えるぼくが、詠唱の作り方……いや、創り方講座をします。
まず詠唱とは、
ファンタジー作品において欠かせない魔法やスキルを発動する際、詠唱が伴うとおしゃれになる。
ファイアー!
よりも、
炎よ!眼前の敵を燃やし尽くせ!ファイアー!
の方が良さげに感じるはずです。
一部例外もありますが、
今回それは省かせていただきます。
とは言っても、
詠唱を0からつくるのはとっても難しい。
初めての人はまずどこから作れば良いのかすら分からないでしょう。
大丈夫!みんなはじめはそうだから!
ぼくも最初つくった詠唱はめちゃくちゃでした。
でも詠唱は作れば作るほど……失礼、創れば創るほど完成度の高いものができるようになります!
みんなも今回この記事を読みながら一緒に詠唱を考えてみましょう!
①技の方向性を決める
詠唱でいう最後の部分を先に作ってしまいます。
これで方向性を決めると作りやすくなります。
ただ、無理に技名まで決める必要はありません。
方向性だけで大丈夫です。
例えば、闇属性魔法!とか炎魔法!とか。
その程度でOK!
今回ぼくは「光属性魔法」を考えます。
②使いたい単語を決める
さっき決めた方向性に沿って好きな単語を考えてみましょう!
「混沌」でも「漆黒」でも何でも使って良い!
ここで選ぶ単語で技の方向性が決まります。
炎魔法で「漆黒」を入れると黒い炎になります。
ぼくは今回「漆黒」を使おうと思います。
「え!ちょっと待って!
さっき光属性魔法って言ったじゃん!
漆黒とか使ったら闇の光(?)になっちゃうよ!」
……安心してください。
なんなら闇の光もカッコいいですけど、今回はそういう使い方はしません。
漆黒は暗い「闇」のイメージの単語ですよね。
光はその対義と言っても過言ではない。
しかしその対義を飲み込んだら?
「漆黒を晴らす」
こうすることで対義すら染め上げるという威力の強さを表すことができます!
「火」と「水」、「闇」と「光」など対義が存在するものはその対義を飲み込むことで技の威力、規模を表すことができるのです!
海をも焼きつくす灼熱の炎、
極光すら犯す常闇 etc……
つまり対義は同じ方向性の言葉と考えることができます!(やり過ぎるとくどいので注意!)
というわけなのでここでは方向性の似た好きな単語をいっぱい考えちゃいましょう!
③単語をつなげてみる
ここまできたら折り返し。
さっき考えた単語をつなげます。
ぼくの単語は「漆黒」、「光」、「天」、の3つ。
ここが難しいですね……
大事なのは順番と単語の使い方。
天空は一番最後に使いたいので温存。
光と漆黒は同じ節で使いたいなぁとか決めていきます。
……「漆黒を明かす極光」とかいい感じかも。
天は「天より至る」とかどう?
ここで使いたい単語が入れづらい場合はその単語の類語を調べてみてください。
詠唱のパーツ部分ができたらかんぺき〜!
④単語や節を補う
さっき作ったパーツだけで詠唱を創るのはなかなか厳しいので補っていきます。
今回は三節構成で作ってみましょう。
四節になっても全然大丈夫ですよ!
第一節は紹介。
ぼくは光魔法なので、
「始まりの光よ…」とかいいかも。
シンプルに「大いなる光よ!」でもいいね。
思いついたのは全部メモメモ!
第二節からは内容の説明。
「漆黒を明かす」さっき作ったやつ。
つながりを考えて、改造していく。
第一節からの言葉の流れを感じよう!
「漆黒をも明かし、」
とすると第一節〜第三節のつなぎになりますね!
ただ……ちょーっと淡白で面白くないかも。
「破滅より来る漆黒をも明かし、」
とか少し付け足すとそれっぽい。
最終節は今から撃つよ!の節。
残ったのは……「天より至る」かぁ。
前述した「破滅より来る漆黒をも明かし、」につなげるのがなかなか難しそう。
こういうときは順番を入れ替えて考えてみる。
「天より至りて」
「破滅より来る漆黒をも明かせ」
おー全体で見るといい感じではあるけど、
よりよりと続くのはだいぶ美しくないですね。
しかし天より至りてを変えるのは厳しそう。
そもそも最終節にしては「破滅より来る漆黒をも明かせ」がごちゃごちゃし過ぎです。
ラストはシンプルに気持ちよく!を目指して
Let's添削添削!
⑤最後の確認
できた!と思ってもちょっと待って!
一回口に出して読んでみてください。
文字を見ているだけでは感じない違和感が見つかるかもしれません。
これが最後の作業です!
何度も口ずさんで試してみましょう。
最終確認です。頑張って!
完成!できたぞ!
大いなる光よ!
今、天より至りて
漆黒の世を照らし出せ!
「天照」(アマテラス)!!
……短いけどいいのができましたね。
(しみじみタイム)
最終節変わりすぎって思われるかもしれませんがそんなもんです。
てか正直「漆黒」を抜きたかったです。
使うと言った手前ぼくが変えるのはダメかなと思って変えなかっただけなので、
他の言葉がいいなと思ったら最後の組み立てのときでも変えたほうが良いです。
後悔を残さないように!
ここまでの5ステップを通せば上手い下手は置いておいて誰でも詠唱を創ることができます。
①技の方向性を決める
↓
②使いたい単語を決める
↓
③単語をつなげてみる
↓
④単語や節を補う
↓
⑤最後の確認
ここまで読んでくれたあなたは
ばっちり詠唱者の一人になりました!
パチパチ!わーい!
詠唱作ってくれた方はぜひ!ぜび!ぜひ!
コメント欄で僕に見せてほしいです!
恥ずかしがらず!ささ、どうぞ!
添削もしてほしければしますよ!
それでは最後にぼくが最初につくった詠唱とともにお別れしましょう!
我再臨を求める
開くは濁乱 裁くは永遠
際限なく訪れる刻限
その爛漫に狂乱せよ 来れ
魂も時も運命も貫く不可避の弾丸
《黒き幻想》「ブラックロータス」
ほなまた〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?