【読書感想】成功するシステム開発は裁判に学べ!
概要
現代においても、システム開発ではトラブルが絶えない。
それは、システム開発がまだまだ人のスキルに依存している部分が大きいからであり、人が仕事を行うとき、どうしてもトラブルというものは発生する。
そのトラブルが軽微なものであればいいが、両者の考えの相違が最大限になってしまった際に、裁判となてしまう。
本書では、そんなシステム開発における裁判の事例を集め、
その事例から同じ間違いを起こさないよう、歴史から教訓を得るための
一冊である。
契約、要件定義、検収、下請け、著作権、情報漏洩が大きな原因になった
裁判事例を集め、それぞれの事例の説明、またどうすれば裁判を回避(トラブルを回避)できたかの解説が載せられている。
基本的に一番多いのは、やはり両者の思い違いから発生しているもので、
顧客とコミュニケーションをとることが如何に大事かを気づかされる。
裁判は勿論避けるべきだが、そうでなくても、システム開発において、
どういったことに気を付けなければならないかということを教えてくれる一冊。
メリット
・システム開発でどんな裁判があったか知りたい人へ
・システム開発などで発生するトラブルに対して、過去の事例から学びたい人へ
まとめ
著者の書き方が上手いこともあり、システム関係の人でなくても、読んで面白いと思う
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