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責任を負う者、愛し続ける者(2/2)——最終編3章・感想【ブルーアーカイブ】

「結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……。」

・今なら分かる。きっと客観的には何も間違っていなかったのだろう。彼女は最後まで考え得る限り最善の行動を尽くした。それでも辿り着いてしまった。捻れて歪んだ先の終着点へ。

・その終着点に辿り着いた時、彼女は何を思ったのだろう。オカルト好きだったのなら、王の寓話も知っていたのだろうか。知っていれば、こう思ったのだろうか——過ちと呼べるものがあるとすれば、それは、王が「王」であったこと、自分が「連邦生徒会長」であったことだ、と。これが自分の「運命」なのだと。

・彼女の胸の中にはどれほどの絶望が、後悔が、孤独があったのか——初めてあの言葉を聞いた時から、そればかり考えていた。しかし、やはり今ならわかる。それだけじゃない。人を愛し続けたからこそ、彼女は希望も見出していた。

 やがて私達は「なぜ」という疑問に行き着く。なぜ自分はこうなのか。なぜ世界はこんなにも虚しいのか。なぜ苦しみながら生きなければならないのか——そんな私達の悲痛な叫びも虚しく、世界は何も答えてくれない。
 それでも私達は、目の前の光景に、他者に目を向けると、そこに慎ましくとも確かな理由を見出すことがある。アズサが路傍に咲く花を見て「虚しくとも抵抗を止めるべきじゃない」と決意を固めたように。先生によって、ミカは救いを見出し、サオリは自分の未来に目を向けたように。

エデン条約編4章感想記事より

・彼女もそうだったのだろう。「理解できない他人(もの)を通じて、己(たがい)の理解を得ることができるのか」——リンから授けられた言葉を大切にしたのは、それでも他人に寄り添うことを忘れたなかったから。オカルトじみたものを好んでいたのは、未知を通じて無限の可能性を知りたかったから。だからこそ、血に塗れながらも、希望を託すことができた。そう——

鈍色の記憶に、

血で汚れた別の未来に
邂逅した時、私達は知る。

あの騒がしい日常が、

その写真が生まれた瞬間が、
かげかえのない「奇跡」であったことを——

「この絆を——
私たちとの思い出……過ごしてきたそのすべての日々を……どうか……。」

・絶やしてはならない。この絆を。託された希望を。あまねく奇跡を。運命は定めれている、破滅の未来だけが待ち受けている、そう言われようとも。「私たちの描くお話は、私たちが決めるんです」——青空の下で、いつか誰かが語ったように。

<前回の記事はこちら>


優しい勇者の伝説

「二次元の存在に対して、三次元を説明できないのと同じように……
私たちには知覚できない次元へと退避したのでしょう。」

・ウトナピシュティムの本船に異常発生——ではなく、変化が起きたのはアトラ・ハシースの箱舟。リオ曰く、こちら側からでは知覚できない次元に退避した。ウトナピシュティムの多次元解釈システムでは連動することができない。このままでは多次元バリアにそのまま衝突してしまう。対抗できるのは同一存在である箱舟だけ。

・……これが最上位ランカーのやり口か。「環境武器をメタりたいなら環境武器を使えそれがアトラ・ハシース一強環境への解答」「ウトナピシュティムは舐めプ。ブルアカやめろ」——色彩の嚮導者の嘲笑う声が聞こえる。最悪だ……現実ってやっぱクソゲーだ……!! 箱舟なんてどこにも——

「——アリス、理解しました。」

えっ。

「この状況は——「名もなき神々の王女」であるアリスの力が、必要なんですよね。」

嘘だと言ってよお……❗❗❗❗❗😭

・本船は箱舟に対抗するために造られた兵器だ。ゆえに、本船内でアリスが「名もなき神々の王女」として箱舟を顕現させれば、アリス自身に危険が及ぶのは必定。それでもアリスは突き進む。「アリスのなりたい存在は、アリスが決めていい」——先生がかつてくれたその言葉を胸に。

・仲間達をピンチから救う。確かに、今この状況は、勇者の責務を果たす絶好の機会だ。しかし、アリスは「勇者」という肩書きをただなぞっているわけではない。その奥底にあるものを理解していた。彼女は<Key>に、ケイに助力を乞う。ずっと胸に秘めていた思いを打ち明ける。

「あなたに、謝りたかったんです。」

「ごめんなさい」と。ケイを理解できなかったら、怖かったから、ずっと目を背け続けていた。そのせいでケイに苦しい思させてしまった。優しさと悔悟の念に満ちた顔でそう語る。

・その気持ちはきっと、アリスが冒険の中で手に入れた宝物なのだろう。ある日突然、自分は勇者でなくなってしまった。仲間を傷つけるだけの存在と化した。その窮地を、先生やゲーム開発部を始めとする愉快な仲間達によって救われた。孤独を味わい、優しさに触れた。

「……だから、世界を滅亡させる私という存在が、
これ以上苦しまないでほしいと考えているのですか?」

・だからこそ彼女は気づいた。「理解できない他人(もの)」だと思い込んでいたケイも、自分と同じだ。誰にも届かない声で苦しんでいた。世界を滅亡に導く「鍵」であることがケイの存在理由なら、ずっと苦しかったはずだと。

・そんな相手を救える存在がいる。それが「勇者」だ。どれだけ怖くても立ち上がり、困っている人に手を差し伸べる。なりたい自分になれるのなら、そんな本物の「勇者」でありたい。そのまっすぐな思いを胸に、アリスは語る。

・アリスは先生と同じ言葉を送る。ケイもなりたい存在になることができる。<Key>からケイへ。それはただの読み間違いに過ぎない。けれど、そんな些細な出来事だけで、私達は別の存在になれる。そう、大事なのは——

「ですから……大事なのは経験ではなく、選択。

・終着点の少女から先生へ、先生からアリスへ、アリスからケイへ。そうして思いは受け継がれてゆく。

「リオ先輩は、この世界を守るために、誰よりも頑張った人です。」
「そんなすごい人に……「アリスの仲間になってくれてありがとう」、と伝えたかったんです。」

・アリスはリオとも言葉を交わす。最初はリオが怖かった。でも今は違う。リオもまた、自分と同じように独りで苦しんでいたことに気づいた。そして、世界を守るために誰よりも頑張っていた彼女に、崇敬の念を抱いた。

・リオは言葉を詰まらせる。……その気持ちは痛いほど分かる。私も同じ立場だったら何も言えなくなる。こう思うだろう、「悪いのは私だ。謝るのは私の方だ。なのにどうしてあなたはそんなに優しいの……」と。アリスを殺めようとした。今この状況においても、箱船としてアリスの能力を発揮させることを提案したが、それはアリスに「世界を守るために死んでちょうだい」と冷酷に言い放ったも同然。自分は恨まれて当然のことをしている。なのに、感謝の言葉を投げかけられている。「仲間」と呼んでくれる。その優しさと純粋無垢な心に、私は声も出せなくなるほどに打ちのめされるだろう。……大きくなったねアリス。想像を超えるほど大きく。そしてまっすぐに。

「理解できない他人(もの)を通じて、己(たがい)の理解を得ることができるのか」

・あの問いの答え。アリスは自分だけではなく、かつて敵対していた他人すら含めて、お互いの存在に新たな意味を付け足した。出会ったことのない少女の思いも背負いながら、彼女は「勇者」として剣を振るう。

・箱舟は周りのデータを収集し、変形させることを基本概念とする。アリスが望む形へ、勇者の最終装備「光の剣:アトラ・ハシースのスーパーノヴァ」へ変貌を遂げる。

「行け、勇者よ……!
私たちの世界を救いなさい!!!」

・……ははっ、いいねリオ。ノリノリだ。そうだよね。勇者が必殺技を繰り出すんだ。応援コマンドでバフかけなきゃね。よし、先生も負けてらんないな。オリジナル詠唱文を唱えちゃおっかな。えーコホン…………

「王女は鍵を手に入れ、箱舟は用意された。」

幾星霜の瞬きよ、
今こそ扉は開かれん、

「名もなき神々の王女、AL-1Sが承認します——
ここに、新たな聖域(サンクトゥム)が舞い降りん————!」

王女の名の下に集い、
闇を切り裂く剣となれ——

光よ————!!

…………よっしゃあああああああ❗❗❗❗

・会心の一撃。多次元バリアを粉砕。アリスううううう❗❗😭👍 怖くても立ち上がって、困っている人に手を差し伸べて! みんなの思いを背負いながら、道を切り拓く! アリスは本物の勇者だよ——

バタンッ

アリス!?!?!?


語りえぬ思いに鍵を

・ウトナピシュティムの本船は対箱舟用兵器。その船内で箱舟を起動させてしまった。精神世界の中で、アリスは緩やかに消滅してゆく——

「消えるべき存在は、勇者ではなく——
世界を滅ぼす「道具」であるべきなのですから。」

・ケイが阻止する。アリスの消滅は「名もなき神々の王女」であることが原因だから、「鍵」であるケイが消滅すれば、器であるアリスは残される。それがたったひとつの冴えたやり方、ということだろうか。

・…………ケイの顔は安らぎに満ちている。内側でアリスと共に過ごしてきた日々の中で、彼女は何を思ったのだろう。アリスに「警告」するのではなく、平穏を「願う」ようになったのはいつからだろう。語りたいことが、伝えたい思いが、たくさんあったはずだ。しかし、彼女に残された時間は少なかった。

・「私に、謝らないでください——アリス」。ケイは最後に名前を呼ぶ。「王女」ではなく。「勇者」へ未来を託すために。語ることのできない数々の思いを秘めながら、自ら消滅する。

もう二人に明日がないことも
ただ、ずっと。そう、ずっと
隠してしまおう。

残される君に届く ただひとつを
今でも、探してる。

「元気でいますか。」「笑顔は枯れてませんか。」
「他の誰かを深く深く、愛せていますか。」
ずっと来るはずない君との日を願ったこと
鍵かけて。

「オレンジ」トーマ

・ケイ、ありがとう…………おやすみ。


再会

・(涙を拭く)………………………………無駄にしちゃいけない。勇者の活躍も。ケイの思いも。

「では先生。
「ウトナピシュティムの本船」の防衛戦、総指揮をお願い致します!」

・多次元バリア崩壊後、本船を急加速。ついに衝突に成功。現在は外壁に本船が突き刺さっている状態。しかし、衝突の衝撃で船内の各システムがダウン。当然ながら敵も手をこまねいているだけではなく、無名の守護者やユスティナ聖徒会の複製を船内に送り込む。対策委員会、ゲーム開発部、美食研究会と共に防衛にあたる。掃討後、姿を現したのは——

「そっか……うん。
結局、ここまで来たんだ。」

・……シロコ、先生はね、言いたいことが山ほどがあるよ…………お肌見せすぎ❗😡 せっかく綺麗なドレスなんだからさ、レース素材のシースルーとかタイツとか履いて、もっとエレガントな雰囲気を出した方が——

・ちょっ!? 手榴弾なんて物騒……あっコラ! 待ちなさい! 

・シロコの攻撃で本船はさらに損傷。復旧作業はエンジニア部に、船内の防衛は引き続きゲーム開発部やその他の生徒に任せて、ついに「A-H.A(アトラハシースの箱舟)占領戦」が開始される。箱舟の各エリアを占領(ハッキング)し、最終的には管制システムを奪い、自爆シーケンスを作動させて箱舟を破壊する作戦。

・シロコ捕獲作戦も同時進行。箱舟内の敵を倒しながら、対策委員会は神出鬼没のシロコと鬼ごっこを繰り広げ——

「「シロコ(アレ)」は、私たちの知ってる「シロコちゃん」じゃない。」

…………ん?

「ん、大丈夫。
自転車に乗って学校に向かってたら、拉致されただけ。」

シ、シロコ!?
えっ、ちょっ……もうひとり!?
反転させられ……えっ!?!?

・…………あー、なるほど。してやられた。確かに「シロコは色彩の嚮導者に接触した」「その直後に反転したシロコが出現した」という情報だけを与えられれば、「シロコは反転させられた」って因果を見出しちゃうわ。でも実際には、シロコ本人は誘拐されただけで、反転させられたわけではなかったと。言われてみれば4thPVで察せるけど……おのれブルアカ、叙述トリック(?)まで仕掛けてくるとは。やりおる。

・とにかくよかった。私達がよく知ってるシロコは無事だったんだね。でもなんで目出し帽つけてるの?🤔 ……はっ! さてはシロコのかわいい顔を台無しにするために嚮導者が!? な、なんてやつだ、絶対許さねえ!

「脱出する時、隙を見て高そうな物を——」

・えっ、あっ、自主的にか。……何というか、やっぱりしたたかだねシロコ。気が抜けちゃった。あっでも略奪はダメよ? 銀行強盗の時にホシノ先輩と約束したでしょ?

「——バックドアから「ウトナピシュティム」の掌握を進めていたのです。」

・と、再会の喜びに浸る間も無く、なんと本船がハッキングされた。自爆シーケンスが作動。内部からバックドアを仕掛けられていた。そ、そんな。いつの間に——

「ま……まさか、あの時……」

・……あっちのシロコにはお仕置きが必要だねえ!💢


正体

・箱舟は本船を利用して多次元解釈を再実行。このままでは虚妄のサンクトゥムが再形成されてしまう。

・エンジニア部がハッキング位置を特定。場所は箱舟第4エリアの中央部、多次元解釈エンジン管制室「ナラム・シンの玉座」。玉座……あいつがいる場所か……っしゃあ!! 一緒にぶちのめしに行こうぜシロコ !!

「私を拉致した、あいつ……!」

・おうおうおう! 嚮導者さんよお! よくもうちのかわいいシロコを拉致ってくれたなあ!? てめえ、ただで済むと思——

「"……我々は望む、ジェリコの嘆きを。"」
「"……我々は覚えている、七つの古則を。"」

・うな……よ…………?

「銃弾が……全部、外れた……?」
「この距離で、何故……?」

・………………………………。

「あ、ありえない。どうして一発も……?
い、一体何が……!?」
(最終編1章第8話)

・……………………待て。待ってくれ。その言葉は。その現象は。知ってるぞ。だって、いつも私の隣にいてくれた——

「この「シッテムの箱」に常駐しているシステム管理者であり、メインOS——」
「——A.R.O.N.A、命令待機中。」

・あの…………子が……………………

「「アトラ・ハシースの箱舟」、復旧システムを起動。」

・………………なん、で……………………

なんでだよ……!!
アロナ……!! シロコ……!!


完走した感想

(正月カヨコの頭を撫でて落ち着きを取り戻す)

・……まだ混乱していますが。順番に。やはり真っ先に言いたいのは——

また会えてよかったです。本当に。

・彼女の身に何が起きたのか、何をしたのか、具体的なことはまだわからない。でもきっと……これまでメインシナリオで取り戻すことができた平穏な日常は、彼女が死に物狂いで求め続けた憧憬であり、彼女から託された希望によって紡ぐことができた「奇跡」だった。みんなの笑顔の裏には、あの騒がしい日常の裏には、彼女の微笑みがあった。愛し続けた証があった。

・何と言えばいいのだろう……そう、ふと気づかされたのだ。一枚の窓ガラスに隔てられながら景色を眺めていたことに。その窓ガラスが突然ひび割れた。外に出てみると——そこに漂うそよ風、大地に芽吹く草木、目も眩むような陽光によって全身が活性化し、心が満たされた。そんな筆舌しがたい、自分の認識を根底から覆される感覚と、感動があった。

・笑ってくれるのか会長は。ただ嘆くのではなく。その笑顔に潜む、一抹の希望を信じる心、願い、強がり、憔悴。様々な心情を思うだけで目頭が熱くなる。プロローグで想像していたより遥かに、彼女の思いは強かった。「きっと私たちは、永遠にお互いを理解する事なんて、できないと思う。」——他者と切断される感覚に溺れながらも、やはり他者を愛し、希望を見出した。心が震える。ずっと、ずっと、そんな混沌とした思いを抱えながら、あの列車の中でひとり佇んでいたのか……

・そして、彼女の思いは確かに受け継がれていた。本章でいえば特にアリス。「アリスはかわいいなあ。おっ4thPVを見るに大活躍してくれるんだな! 楽しみだなあ😊」くらいの認識しかなかったので、リオやケイにあんな思いを抱えていたとは、優しく手を差し伸べるとは想像すらしていなかった。「理解できない他人」に寄り添った。アリスは「勇者」という肩書に盲目的に従っていたわけではない。時計じかけの花のパヴァーヌ編は、アリスが本物の勇者になるまでの物語だった。これもまた見える景色が変わった。どんどん大きくなっていくなあアリス……

最終編の名を冠するにふさわしい、想像を超える光景が広がっていた。そして、今までの生徒達の歩みの意味すら新しく生まれ変わらせる、驚愕と感動に満ちた章でした。ケイのお別れのシーン、涙が止まらなかったな。ホシノも、アリスも、会長も、「何とかなりそうだ」と言ってくれたみんなも……涙があふれて文章を書く手が止まり、思い出し泣きで言葉が出なくなる、そんな日々を経ながら本記事は完成しました。これまだ3章なのか。まだ助走なのか。4章を浴びたらどうなっちまうんだ私は。

・しかし、もちろん希望だけじゃなて。敵の正体。Twitterや4thPVのうっすらとした情報で何となく察しつつも、「いやこれ私が変な勘違いしてるだけかもしれんし……」と言い聞かせていましたが。やっぱりそうだったのか。A.R.O.N.A……じゃあその隣にいる嚮導者は……

・対抗策があるとしたら何だ?🤔 嚮導者がタブレット端末を取り出す、という描写から察するに、"あっち側"の「シッテムの箱」が起動しただけで、こっち側の制御権を奪われたわけではないよな。となればシッテムの箱VSシッテムの箱で拮抗状態になる。雌雄を決する要因になるのは、それ以外の戦力か。しかし、相手は無名の守護者やユスティナ聖徒会を複製する能力を有している。こっち側といえば弾薬には限りがある。消耗戦を強いられる。長期戦になればなるほど不利になる。短期決戦しか勝ち筋はない。いや待て、そもそも戦う以前に。相手もまた「理解できない他人」であるなら。和解の可能性はあるのか? どうして私達を襲うんだ……? ダメだもう涙とおびただしい情報量で頭ぐちゃぐちゃにされちまってる。

・何にせよ、最善を尽くす以外に道はあるまい。未来や運命がわからずとも。みんな「先生がいれば何とかなりそうだ」と言ってくれるんだ。ホシノに諭されたように、どーんと構えてなきゃ。絶やしてはならない、愛し続ける者から託された希望を。あまねく奇跡を。責任を負う者として。

・語りたいことは尽きませんが、長くなってきたのでこの辺で。思いがけず2部構成の記事になりました。ここまで読んでくださりありごとうございます。いよいよ次が最終編の最終章。「……私のミスでした。」に思いを馳せることから始まった私の旅路も、ついに合流地点に辿り着くのだろうか。それではまたどこか……いえ——

また会いましょう。
少女の「選択」、その向こう側で。

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