とある吟士

漢詩について学んでいる者 専門性というよりは、基礎知識をまとめてます。 時々、趣味のこ…

とある吟士

漢詩について学んでいる者 専門性というよりは、基礎知識をまとめてます。 時々、趣味のことも話すかも、、、

最近の記事

元二の安西に使いするを送る

渭 城 朝 雨 潤 軽 塵 客 舎 青 青 柳 色 新 勧 君 更 尽 一 杯 酒 西 出 陽 関 無 故 人 【試訳】 渭城の朝雨は軽い塵を潤し、 客舎の柳は青々として趣を添えている 君(元二)にもう一杯酒を向見かわすことを進める。 西の陽関を出ればもう旧友はいないのだから 【解釈、解説】 王維が旧友の元二との別れの際に詠んだ詩。下記の図の通り渭城と陽関は遠く離れてお り、この別れは今生の別れに等しいものであったため。その別れを惜しんでいる。 起句、承句で情景の趣を、転句

    • 目的

      普段趣味で詩吟や漢詩の勉強をしている者です。 研究ではなく勉強です。 自分がまとめたものを保存する媒体としてnoteを選んでみました。 理由は自分のパソコンの容量を圧迫しないこと、そして人に見られるかもしれないと思って作るほうが見やすいし、自分の頭に入るからです。 あくまで自分のためのまとめなので、超絶不定期です。 また、研究ではないので、最新の知見や入っておりません。 (なるべく信頼できるソースからの情報を扱うつもりではあります) もしかしたら関係ない記事が上がったりするか

    元二の安西に使いするを送る