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第95話 セルフライナーノーツ 『Our various parks』編


⬆️アルバムはこちらから!
セルフライナーノーツ片手にお楽しみください!


『君だけの色がある』

ついに2nd.小説アルバム「Our various parks」がリリース致しました!

前作「Escapism」からおよそ9ヶ月ぶりのアルバム。こんなに短いスパンでアルバムが出せるとは思わなかったけど無事に出せてよかった。


今作は遊園地をテーマにしており全11小説
全てが遊園地のアトラクション1つはゲートやけどをモチーフにしており、タイトルも全てそのアトラクションの名前がついていたりする。

今回収録のシングル小説は3つ。

2月に先行公開された「Viking」


4月リリースの1st.シングル
「Coffee cup time machine 〜220406〜」

7月リリースの2nd.シングル
「MerryーGoーRound」

そう見ての通り全て遊園地のアトラクションの名前がついている。
シングルが出る度に遊園地のアトラクションの名前ばかりであると勘づいていた人がいたのだろうかなんてね笑

制作期間は2月下旬〜10月上旬。
小説自体は9月下旬に作り終えていた。

それではセルフライナーノーツ
チェケラ!



①『GATE』

基本的にどこの遊園地にでも入口にある門。
それをモチーフとした短編小説。

こちらは言うまでもなくこのアルバムの始まりと言った感じで特になんの物語もなく、読むのも30秒ほどで終わるような内容。
この短編小説達をしっかりアルバムを通して読んでくださる方にだけわかるようなものとなっています。

という訳で御案内致します。
『Our various park』へようこそ。


②『The Jet Coaster Never Stops』

モチーフは名の通り「ジェットコースター」。

今作のリード小説ということでこのアルバムの顔という重要な役割を担っている。
この「The Jet Coaster Never Stops」というタイトルはこのアルバムの制作を始めた今年の2月下旬頃から既にあった。
しかしこの小説が出来たのは実はこのアルバムの中で1番最後である。

そしてもうひとつタイトルの候補として「The Rooller Coaster Never Stops」というのがあった。
意味合い自体は何も変わらないが海外からすればローラーコースターの方が通じるだろうからなぁ。

物語としては仕事に疲れ果てた人間が心に空いた穴を埋めようと奮闘する物語。
この物語の主人公は仕事が忙しい。
しかし休日友達と過ごす事で仕事のモチベも上がる。
つまり簡単に言えば"友達最高"という物語だ。
これは自分が実際に思っていることで、それを軸に書いたフィクション作品。



人間は自分で心に穴を開けて自分で埋めていく人間でしょう。

実は「The Jet Coaster Never Stops」はこれとは別にもう2パターン存在した。

③『Viking』

モチーフはそのまんまバイキング。
揺れ動く船だ。

この小説は先程の『The Jet Coaster Never Stops』とは逆にこのアルバムで1番最初に出来上がった小説。そして2月下旬に有料で先行公開初の試みし、4月から無料で公開した。
(買って頂いた方ありがとうございました🙏)

この物語では揺れ動く恋心をイメージしていることからそれをバイキングに例えてこのタイトルになっている。

ちなみにこの短編小説が出来た時からこのアルバムの構想が浮かび上がり、「遊園地をテーマにアルバムを作ろう!」という発送に至った。
結果しっかりコンセプチュアルなアルバムに仕上がった。
そのきっかけをくれたのはこの短編小説。めっちゃ感謝してんで

ちょっぴりえっちぃ物語ですが自分の小説では珍しくオチがついているのでお楽しみに笑

④『Romantic Go kart』

モチーフはゴーカート。
男性が自分自身をコントロールする事ゴーカートに例えた短編小説。

そろそろいい歳になってきた男性が後輩に勧められてマッチングアプリで出会いをみつけて奮闘するという物語。

最終的に女性と会う時が来るのですが
最後には涙してしまいます。

最後に流した涙の意味は果たして。


⑤『Coffee cup time machine 〜220406〜』

モチーフはコーヒーカップ。

今年の4月6日に1st.シングルとしてリリースした短編小説。
有難いことにたくさんの方に読んでいただいた物語です。

こちらは「The Jet Coaster Never Stops」と同じく実際の自分を元に作ったフィクション小説なのですが、この作品は結構ノンフィクションの割合が大きい。
タイトルについている220406という数字は
2022年4月6日を指している。
この作品がシングルとして出たのはその1年後である2023年の4月6日。つまりリリースの1年前を指していることになる。
その日というのは実際に自分が一目惚れした相手と出会った日である。

この物語ではもう会えない君に少しでも近づこうとインスタを見つけ出すという物語。
ここは自分も実際にやりましたが非公開アカウントということでフォローしましたが許可は頂けず結局繋がれなかったということでこの片想いは呆気なく終わっている。

しかしこの物語では一応インスタは繋がれてはいます。少しでもロマンチックに仕上げた方が物語としては面白いからねぇ🤔

けど最終的には…


⑥『Hospitality house』

モチーフはお化け屋敷。
だがこの作品ではお化け屋敷ではなく、
おもてなし屋敷と言う事にしている。

居酒屋で働いている男性がそこにやってきたとても元気がない様子の男性常連客を必死におもてなしをするという物語。

この作品が出来たきっかけは8月頃に良き友達と1泊2日で金沢旅行に行った。
1日目の夜に居酒屋に訪れた。
そこの居酒屋に行った時に、必死で働き、大勢のお客さんを持て成す男性店員さんが数多にいた。
それをみてなんとなく物語の土台が固まった。
さらに2日目は観光したのだがその際に金箔のソフトクリームを食べた。
その時の店員さんがとても明るく、さらに言えばお茶まで頂き(店員さんの不手際によるお詫び)とても幸せにだった。

その思い出をインスパイアしてその旅行の帰りの新幹線で完成させたのがこの短編小説である。


話中に登場する男性はなぜ様子がおかしかったのだろうか。



⑦『MerryーGoーRound』

こちらは7月に2nd.シングルとしてリリースした短編小説。
そのためこちらも多くの方に読んでいただいた小説である。

この物語はメリーゴーランドの馬に焦点を当てていて、「馬は人を乗せて振り回しているように見えるけど馬自身は人によって動かされている。」という考えの元、彼女を振り回しているつもりだった男性は逆に振り回されている側だったというストーリーになっている。


ほとんど笑わない彼女と結婚した男性は新婚旅行に行く事に。
その新婚旅行であの手この手を使って彼女の笑顔を引き出す。
果たして最終的に彼女は微笑みかけてくれるのだろうか。


⑧『Aerial Swing Swan』

モチーフは空中ブランコ。

そして今作のアルバムの中で自分が1番好きな小説。

動物園にいた2匹の白鳥。
しかしその白鳥は外の風景をほとんど見たことはありませんでした。
動物園に生まれた以上、ここに訪れたお客さんを楽しませないといけないと責任感の強い白鳥達であるが故にずっと池を優雅に泳いでいる。

しかし君にしか出来ないこともある。
そう伝えた飼育員。

すると白鳥は次第に…

今作のアルバムのキャッチフレーズである
「君だけの色がある」はこの話中に登場する白鳥をイメージして考えたフレーズである。

やり方ならいくらでもある。


⑨『You and the Space Shuttle』

スペースシャトルってナガシマスパーランドにあるんやっけ?
って感じですね。

ざっくり言ってしまえば今作史上最もよく分からない物語。
今思えばなぜ自分が1番気に入っている小説の次にこの小説を置いたのか🤣んなもんしるかっ

実際になかなかにクールな女性が知り合いにいる。
その女性がLINEで彼氏に「あれ」を誘った時のやり取りを見せて貰ったことがあるのだが俺は見せてなんて言ってない。ガチでそのやり取りを元に制作したフィクション作品である。

そこで思ったのは女性に誘われたら男性は嬉しいに決まってるでしょう。という事。
なので半分願望でこの物語を書いた説はあります。

ほっといてくれぃ。俺も男や。



⑩『Maze in the rain』

モチーフは迷路。
遊園地によっては無いかもやけど。
まぁこの遊園地にはあるんよ。

この物語は片想いしていた人に告白するもフラれてしまい自分の居所が迷子になってしまっている男性が主人公。

個人的な話にはなるが失恋した時ってどうにかして気を紛らわそうと必死になる。
1人の時間って結構好きだったりするけど失恋した時は違った。
どうしても気を紛らわしたくて少しでも長く学校にいたかった。友達と一緒に居たかった。
登下校の時はいつもイヤホンで音楽を聴いていたが音楽では寂しくて余計ダメだった。
だから好きなバンドのラジオを聴きまくってた。
YouTubeに上がってた分ありったけ。
そしたらだいぶ気が紛れた。

まぁ普段なら学校から早く帰りたかったけどね。

それくらい失恋は一時的、或いは人によっては一生かな?人格を変えてしまう。

だからこそこの小説を作り終えて自分で読み返した時男性に「いや〜わかるよ〜」って共感してしまった。(そりゃそうやろお前が書いたんや)


⑪『ENDROLL FERRIS WHEEL』

ここに来て観覧車がモチーフの小説が。

モチーフと言うより実際に観覧車が出てくるんだけどね🎡

今作唯一青春にフォーカスした作品となっており、付き合いたてのカップルが不器用な愛を伝え合う物語。

これも多少自分の願望が入っている作品で
「こんな甘酸っぱい恋愛をしてみたかったな」って自分で書いてて思うわよ。

今作のクロージングストーリーであるものの
とても早い段階で出来ていた小説であり、
2nd.シングルのもう1つの候補でもあった。
しかし遊園地の目玉でもある観覧車をシングルとして出してしまうのは絶対に勿体無いと思ったのでシングルは「MerryーGoーRound」になった。

メリーゴーランドもそこそこ遊園地の目玉だけどね笑





という訳でいかがだったでしょうか。

こうやって実際に自分で作った小説を解説して振り返っているとよく作ったなぁなんて思ったり思わなかったり。

宣伝してくれると喜びます!

という訳でたくさん読んであげてくれ🙏
感想お待ちしてます!

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