見出し画像

OCTOPATH TRAVELERのお話

スクエニのいい感じのグラフィックのやつです。
これをやりたいがためにSwitchを買い、そして本当に他のSwitchのゲームを未だに持っていない。(ぉ

今40%OFF中だぞ!

・グラフィック

なんと言ってもグラフィックに惹かれて買いました。
なんならグラフィック以外のなんの情報も入れてません。

ドット絵という旧来の2D技術に全力を注ぎ、
またUE4という最新の3D技術を融合して現代的なグラフィックに引き上げた発想と実行力に感動すら覚えました。

特徴的なアートスタイルはこうして作られた。「OCTOPATH TRAVELER」開発秘話

本作が特徴とするアートスタイルは,「HD-2D」と名付けられている。これは,スーパーファミコン後期のドット絵最盛期の表現その後が,3DCGではなく「ドット絵」として進化していったなら……というIFのコンセプトのもと発案されたものだという。

まさに2Dの正当進化と呼ぶにふさわしく、美しすぎて感情がぶっ壊れてしまう。

モーションの量産はキャラクターをパーツに分解して,PapetWorkというメッシュ変形で作成したモーションポーズを適用し,任意のキャラクターに差し替えるというものだ。

この辺ちょっとびっくりしたよね・・・

・シナリオ

さてゲーム内容の方ですが。

各地に偏在する主人公8人の中から好きなキャラクターを選び、そのキャラクターのシナリオを追っていくことになります。
この辺はロマサガであるとか聖剣伝説であるとか、往年のスクエニの伝統でもあり馴染みが深いのではないでしょうか。

とはいえ。

主人公それぞれに旅立つ目的やシナリオが設定されているのですが、彼らは皆自分の目的達成のためには仲間が必要だ、という状態になっており、仲間にする際にどうしてこういうことになるのかというシナリオの追体験が出来るようになっています。(飛ばしてもいい

なので、何周もする必要はなく、1周ですべてシナリオは回収できてしまうので何度もプレイする理由は薄いです。

また、シナリオ進行上例えばどこかに忍び込む為に身分を隠して馬車に・・・などという展開、実際には仲間を引き連れて4人で冒険しているにもかかわらず個別シナリオ進行中は彼らはいないことになっており、にもかかわらず戦闘になると突然4人になったりと、文脈上整合性が取れないような作り方をしている場面が多々あります。
こういうところはちょっと大雑把だなぁと感じます。

・フィールドスキル

各キャラクターの固有スキル。
情報を収集したり住民を連れて戦闘で役立ってもらったりと、町中ではそれぞれ固有のスキルを実行できるようになっています。
パーティを組む際にはこの辺も加味して構成することになるのですが(街に入る度に入れ替える手間を惜しまないなら好きにしていい)、固有スキルと銘打ってはいるものの、実際には8人で4種類。
手段は違うものの結果は一緒になるものが4対となります。

試合を申し込むかケモノをけしかけるか。
アイテムを買い取るか盗むか

と言った具合に、正攻法か搦手かという違いはありますが、全員が全く違う能力を持っているわけではないので、このへんは肩透かしと見るか、8人バラバラだとむしろ煩わしいと見るか。

余談ですが、正攻法はレベルが一定以上だったりカネを支払ったりと条件クリアで成功、搦手は確率での成功になるので3%とかのレアアイテムを盗もうとすると何度もリセットしまくることになります。(一定回数失敗で住人に悪感情を持たれる

いやこのレベルでこの装備はヤバイだろ・・・というブツでさえ低確率で盗めてしまうので、まともにカネを払って手に入れる正攻法はバカバカしく思えたりする。

これらのフィールドスキルはサブクエスト進行上にも非常に重要な物となっており、住人から「これこれこういう人を探しているんだけど」「これが欲しいんだけど」と言われるようなことも多く、彼らの望みを叶えるにはどこにどんな人物がいたのか、または誰が何を持っていたのか、覚えておかねばなりません。

つまり、住人を見かけるたびにプライバシーを暴き、ポケットの中身を盗み見て、必要とあらばケモノをけしかけて昏倒させ、または性技を駆使して骨抜きにして拐かすようなことになるわけです。

まぁ、彼らは勇者でもなんでもないので悪行に手を染めても別に構わないんですが。

・戦闘スキル

戦闘用のスキルは好きな順番で覚えることができます!例えば最初に強力でコストの悪いのを覚えるようなこともできます!ただし後から覚えるスキルはだんだん必要ポイントが上がっていきます!

という触れ込みでなかなか斬新だなとは思ったんですが、実際には最初にいくつか選択肢があるものの、結局はその用意されたいくつかを取得すると更に上位のスキルが開放されるというシステムであるため、1,2,3で取得しようが3,2,1で取得しようが、強力なスキルを取るためには実質前提スキルを要求されるという既存のツリーとまぁそう変わりないんですよね。

とは言え後半サブクラスを付けられるようになると組み合わせる自由度が上がってきて面白くなります。

・戦闘

特色としてはそれぞれの敵に弱点武器、属性が設定されており、規定回数弱点を突くことでブレイクを取ることができます。
また毎ターン貯まるゲージを消費して通常攻撃を多段にしたり、スキルの威力を上げたりできます。ヴァンパイアで言うところのEX必殺技ですかね。

面白いのは、前述のように弱点武器で殴った分だけ敵のブレイク耐性を削ることが出来るので、ダメージソースとしては期待できない術士の杖でも、それが弱点になっている場合はゲージを消費して4回殴ってブレイクをとったりも出来るわけです。

ブレイク中はハチャメチャに弱体化しているので殴り放題ってワケ。

パーティ構成はフィールドスキル持ちと同様に前衛、砲台、バフデバフ、支援とまぁまぁ役目はかぶっているものの、前述のようにサブクラスを設定することで戦術の幅(装備できる武器も増える)が広がってくると出来ることが増えてなかなか良いですね。

・進行

世界を回る順番は半ばオープンワールドと言っていい構成になっていますが、実際にはそれぞれの仲間がいる場所に適正レベルが設定されており、おそらくその適正レベルは選ぶ主人公ごとに固有スキルなどの組み合わせを加味して調整されており、適正レベルの低い順に巡ると開発者の思惑どおりにパーティ組まされてんなぁというなんとなく操られている感を覚えます。

更に各人固有のシナリオを進めるためには該当キャラクターをパーティに入れておかなければいけないため、ベンチ入りの低レベルキャラクターを連れて行くハメになります。
大抵の場合はレギュラーのメンバーが強いのでお荷物がいたところで負けることはないのですが、そういうシステムであればベンチにも経験値入れていくシステムがほしいなぁと思ったり。

・サウンド

音楽に関しては見た目のイメージとは裏腹にイトケンや植松さんではないので違和感があったのですが、何度も聴いてるうちにだんだんハマってきました。
バトル2とか旅路の果てに立ちはだかる者が好き。英題のBattle at Journey's Endもいい。BGMかかるのが「お前を倒さねば俺は(私は)先に進めんのだ!」(実際の進行上の障害であったり、人生のしがらみであったり)というシーンであるため、本当にアツい。

・最後に

グラフィックは事前情報通り最高。
ゲームの内容は最高とは言えないけれどしっかり面白く、Switchを買ったことは後悔していません。
自分のプレイスタイルのせいもあるけど、めちゃくちゃリセットしまくってた記憶が強いなぁ。

・おまけ

時代のながれですかね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?