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古典、故事成語008(書経)

寛而栗、柔而立、愿而恭、
乱而敬、擾而毅、直而温、
簡而廉、剛而塞、彊而義。


寛にして栗、柔にして立、愿にして恭、
乱にして敬、擾にして毅、直にして温、
簡にして廉、剛にして塞、彊にして義。


寛容でありながら、厳しい一面がある。
柔和でありながら、一本芯が通っている。
慎重でありながら、てきぱきと物事を処理する。
有能でありながら、相手を見下さない。
柔順でありながら、強い意志を持つ。
直情でありながら、心は温かい。
大まかでありながら、筋は通す。
決断力がありながら、思慮深い。
行動力がありながら、善悪のケジメをわきまえる。


※注釈※
リーダー学でバランス感覚について説かれています。一見、称えられる長所も時として短所となる事もありますので、そうならぬよう警告されています。
例えば多くの人は優しい人に好感を抱きますが、優しいと同時に優柔不断な人もいると思います。
優しくありつつも決断力があるように、優しさに寄っている人は大事な事はワガママに決めてみる。決断力に寄っている人は周囲の人の気持ちを考慮してみる。
そうやって逆側の視点を意識していく事で、バランス感覚を磨いていきたいですね。


旧ブログにて2015年12月07日に記載していたもの

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