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岐阜県高山市の休耕畑に桑の苗を植えた話

みなさん、こんにちは!シルク村プロジェクトです。


先日、高山市にあるいまは使われていない畑を借りて、桑の苗を植えてきました。
ゴールデンウィーク直前のこの日。前日までの雨もすっかり上がって、青空が広がる1日でした。
畑までの道中、桜の花がわずかに残る風景はまさに里山ののどかな春といった風情。

少し高台にある畑の周りは豊かな自然に囲まれ、澄んだ空気に満ちていました。

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畑に到着すると、もうすでに地元の方が耕運機で畝を作っておいてくださいました(ありがとうございます!)。
近くに住む蚕糸協会の指導員さんも駆けつけてくださり、さっそく桑の苗の植え方を教わります。

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植える桑の品種は「はやてさかり」。良質で大きめな葉がとれ、養蚕にも最適で、桑茶にしても美味しい品種です。

畝間は1m50㎝から2m。今後の手入れのことも考えて広めに取ります。
そして桑の木と木の間は約90㎝。スコップで穴を掘って苗を植えます。

苗を植えたら肥料を散布。
そして、苗は節を3つほど残してチョキン!と剪定。「ここまで育ったのに…」とちょっと残念な気もしますが、こうすることで幹が太く良い木に育つそうです。
お蚕さんが食べられる桑の葉になるまで約3年かかります。その間にしっかりとした丈夫な木に育つように手入れをしていきます。

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手順をひと通り指導員さんに教わったら、役割分担をして作業開始!
90㎝間隔を図って苗を置く人、穴を掘って苗を植える人、肥料を撒く人、植えた苗を剪定する人。

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この日は本当に天気が良くて、この時点で割と汗だく。こまめな水分補給を忘れずに。

昼休憩を挟みながら黙々と植え続けて3時間ほどで植え終わりました。
植えた桑の苗は約200本!がんばったね!とっても疲れましたが、達成感でいっぱいです。

片づけは、山の湧き水を利用して農具を洗いました。冷たく澄んでいて頭からかぶりたいくらい気持ちいい水でしたが、そこは自重して。

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日ごろ仕事をしていると、土を触ることも、自然を感じることも、身体を動かすことも少ないので、今回の苗植えはいつもできないことができてとても楽しかったです。
土、水、風、木からパワーをもらい、自然のありがたみをめいっぱい感じた1日でした!

余談ですが、この日は奥飛騨温泉郷にお泊まり。
汗・泥まみれの身体は温泉に浸かってスッキリ!美味しいご飯、お酒も飲んで、程よく疲れた身体でベッドに入る幸せ。労働はこうでなくっちゃね。