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【読書の時間】変幻自在に活躍するには?


題名:「畳み人」という選択
著者:設楽悠介


畳み人?あまり聞き慣れない言葉だなと思い、どういう人なのか気になり手にした一冊です。

この本ではこう定義されています。

畳み人
経営者や上司の突飛なアイデアを実現可能な状態まで設計し、着実に実行に移す人。

一方で畳み人に対して、広げ人という言葉がでてきます。

広げ人は、ビジネスにおいて「突飛なアイデア」という大風呂敷を広げる経営者やリーダーと定義しています。

読んだ後の率直な感想は、私は広げ人ではないが、畳み人とも胸を張って言えないなと感じました。

畳み人は、プロジェクトの実行にはなくてはならない存在。右腕的存在、縁の下の力持ちといったところです。

大きな花火は打ち上げられないけど、着々と目の前の仕事を実行して形にしていく。私自身の素質としては、このタイプだけどまだまだ手に及ばすだなと思いました。

・やることはやっているのにいまいち評価されていない
・新しいアイデアを生み出す同僚が気になる
という方にオススメです。

読みながら最近上司に言われた一言が頭に浮かびました。

「やるべきことはきちんとこなす。そこが強み。でもその先を見据え何をするのかを考え、言えるようになった方がいい。前に進みたければ。」

アイデアが思いつかない。思いついてもそれを自信を持って言えない。
最近というかずっと抱えている悩みでした。この悩みをはっきり言葉にされると胸が痛むと同時に何かすっきりした気分になりました。

畳み人は、時には主導者になることもあれば、プレイヤーになることもある変幻自在な存在
主導者になったときに力を発揮できるようにプレイヤーをしながら力をつけていくことが大切。
素質は畳み人だけど、まだまだプレイヤー止まりです。変幻自在になるというのは「何でも屋」になるということではなく、どちらの立場でも力を発揮して、自分のやりたいことができるということなんですね。

今は広げ人にもなれるよう筋トレを続けていきたいと思います。

この本には、畳み人の心得がたくさん書いてあるのですが、印象に残った3つを紹介します。

今のチームで最大限のパフォーマンスを上げることを目標にすることが大切

「リスクに敏感であること」
“ちょっとした違和感“を重視すること

「成功はチームメンバーの手柄、失敗は自分の責任」
正しいスタンスを持って働く人の頑張りを評価してくれるはず


さあ、今日もビジネス筋トレをやっていこう!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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