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【読書の時間】心のままじゃなくていい

題名:私を振り回してくるあの人から 自分を守る本
著者:Joe

▶︎この本を選んだ理由

仕事でのコミュニケーションが上手くいかなかったときに、勧められた一冊。題名がストレート過ぎて気になり読んでみました。

同調圧力、断り下手、周りの環境につい流されてしまう人にお勧めです。

▶︎感想

題名がストレートなだけあって、中身も割とわかりやすく、明日からこうしたらいいよ!というのが戦略として記載されていました。

例えば、
・振り回される人は、相手の感情や思考を「察しすぎ」てしまうから、鈍感なフリをする。

・誘いを断る時には、第三者のせいにする

・断る勇気がない時は「とりあえず黙る」

など様々な手段が書かれています。

具体的な戦略は、少し置いといてこの本を読んで感じたことを書きます。

この本にあるキーワードは、
人間関係は距離感
そして、
優しさと威圧感のバランス

人間関係が上手くいかないときの9割の要因が距離感だという。

これは、とてもよくわかる。
自分の過去を振り返っても、この距離感を間違えたことにより、上手くいかなかったことがたくさんある。

特に自分が近づきたいと思って距離感を縮めようとすると上手くいかなくなる傾向があるように思う。
恋愛なんかが1番わかりやすい。

近づこうとすればするほど、自分の心がオープンになっていき、相手の手の内を知られてしまい、振り回されることになる

この本では、
好かれなくてもいいが、嫌われるとやりにくい、そんな相手に対する距離感の保ち方が書かれている。

つかず離れず、昔からよく聞く恋愛の極意みたいですね。

この距離感を保つには、二つ目のキーワード

「優しさ」と「威圧感」のバランス


アメとムチみたいなイメージだろうか。

すべてを曝け出すのではなく、ミステリアスな部分を垣間見せる。
そうすると、相手は、こちらの心がわからなくなり振り回すことができないし、必要以上に距離を近づけてくることがない。

ただ、これをするにしても、
自分はどうしたいのか、どうありたいのかをしっかり持っておかないと結局は流されて振り回されることになる。

とても印象的だったのは、

自分の「心」と「言動」は別物。
自分の「心」と切り分けて、もっと損しない「動き」を選ぶことができる。


昨今の傾向として、
”ありのままに、心のままに、自分を出して生きていこう“
という言葉が叫ばれている中で、

“心のままに動かなくていいんだよ、
むしろ、心のために動くんだよ。“

とうメッセージが心に残った。

もちろんこれは、全ての人やことに対してそうしろということではなく、
相手によっては、そういう術も必要だよということ。

振り回されがちな私には、こっちの方がしっくりくるかもしれない。

▶︎印象の残った一節

中でも印象の残った一節を3つ紹介します。

自分の「性格」を、自分の「技術」だと思ってみる


性格だと思うと感情がついてくるが、技術だと思えば、心とは切り離される。そして技術として身につけることができるのだろう。

ダンディな女性になる


ダンディと女性という相反するものをもつことでミステリアスを演出することができるという。

自分の「心」と「言動」は別物。

上記にも挙げたが、常に意識しておきたい一節。


最後まで読んで頂きありがとうございました!
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