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1.解離性障害の発症【精神疾患】

こんにちは。精神疾患をもつLGBT当事者である「しろくろ」です。
今回から、数回にわけて私の障害の1つである解離性障害についてお話ししていきたいと思います。
まずは、解離性障害の発症について。

※症状や発症については個人差があるため、あくまで私の話です。
※解離の症状には、記憶をなくす「解離性健忘」や、いわゆる多重人格と呼ばれる
「解離性同一性障害」、自分が自分でなく感じ、自分を外から眺めている感覚になる「離人症」など多種多様な症状があります。

私が解離性障害と診断されたのは、初めて精神科の閉鎖病棟に入院した20歳の冬。ただ診断された時であって、症状が現れ始めたのは、もう少し前に遡ります。
私は、中学生の頃からすでに私を眺めるもう1人の私の存在を認識していたり、「気づかないうちに知らないものが家にある」という体験をしていました。
しかし、その頃は解離という言葉も知らず、あまり気にも留めていませんでした。

高校2年生の春、いわゆる「交代人格」と会話が成り立つようになりました。
「知らない声が聞こえくる」という訴えでスクールカウンセラーの元を訪ねた私に、先生は「幻聴だと思うから、精神科を受診した方がいい」と勧め、初めてメンタルクリニックを受診することになりました。しかし、この頃はまだカウンセラーも当時の主治医も、その声の主は「幻聴」だと思っていました。

20歳の秋、衝撃的な出来事が起きます。
なんとカウンセラーが「さっきあなたの携帯番号で知らない人から電話があった」と言うのです。たしかに、その時間の記憶はすっぽり抜けていました。
そして、この日から頻繁に記憶が飛び、違う人格たちのメモや動画が残されるようになったのです。

これが、私の解離性障害の発症です。
なんか自分で書いていても不思議な感じがしました笑
次回は、解離性障害の受容についてお話ししたいと思います。


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