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いっぱい下書き書いたけど、初投稿。

「すごく不思議な事気がついたんだけど」と、9歳の娘がある日言ってきた。
「どうしたの?」と聞くと、「私って、私が主人公なのに、みんなはみんなが主人公なんだよね⁉︎」と…。
それを聞いた私は、「えー!お母さんも同じ事思ってる‼︎」と、たぶん子供に対して初めて、心の底からそれを聞いてほしっかったーーー‼︎と思いました。
随分と前から、もう子供を持つずっと前からかなあ。人が感じる些細な、嬉しい、楽しい、嫌、ショック、悲しいとか言う色んな感情が、自分以外のありとあらゆる人全員の中に常に存在してる。と思うと全てのことがいちいち重過ぎて、吐きそうって思う事があって。でも心の中に閉まっておいていた。
吐きそうになるって言うところは省いて、娘には同じ気持ちなのを伝えられてとても嬉しかった。誰もがみんな自分が物語の主人公で、みんな自分と同じように些細なことで喜んだり悲しんだりしている。勝負に勝った人も負けた人も、活躍してる人もそれを見ている人も、友達がたくさんいる人もそうじゃない人も、みんなそれぞれの主人公。

SNSでは、そんな一人一人の心の声が目に見えてしまう。

SNSでは、誰かの何かに傷ついた人の言葉に触れる事が多い。そして傷つけてしまった側が心を病んだり、そのやりとりを見て心を痛める人の声をめちゃくちゃ目にしてしまう。
吐きたくなるような想像の世界が、リアルに見えてきてしまう。

それでもみんなSNSに集うのは、やっぱり共感してほしいんだよなー。些細な感情を誰かと分かち合いたい。

だとすると、やっぱり、受け流す力が必要で。9歳の娘が、自分以外もみんな主人公だって気付いてくれて嬉しい、その上で、色々をスルーできるようになるのはまた大変だと、思うけれど。
何かに苦しむのも、大切な感情なのだと、そう思って見守っていこうと思います。

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