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我が家の最後の赤ちゃん

我が子はすごく可愛い。特に赤ちゃんはたまらなく可愛い。
上の子の時は余裕があったので、節目節目でお祝いや記念の写真をかかさず撮っていたが、2人目が産まれてからなかなか難しくなってしまった。

この間、娘はハーフバースデーのお祝いをしてないと気付いた。なんなら毎月の月齢写真も撮ってない。
ハーフバースデーだけでもする?
衣装を買って部屋を飾り付けして凝った離乳食を作る…?
少し考えて無理だと思ったので、結局スタジオで写真だけ撮ることにした。
衣装や飾りを買って、飾る手間と撮る手間を考えたら安いと自分を納得させた。

半年前に生まれて、泣くか寝るかしかできなかった子が、今では瞳に意思を宿しておもちゃや兄に突撃している。固形物も食べ始め、いっちょ前に好き嫌いをし、気に入らないとムッとした顔をする。
子の成長に親が追いつけてない。

我が家は2人目の娘が、我が家最後の赤ちゃんになる予定だ。
しっとりふわふわの肌や、ずっしりとした命の重さ、親にだけ向ける安心した顔や甘える顔。
赤ちゃんを抱っこする機会は、これからもきっとあるけれど、すべすべしっとりの肌を堪能したり、我が子ならではの特権のようなものは、他所の子では味わえない。

この可愛さを覚えておこうとは思うものの、上の子が赤ちゃんだった時の記憶は、既にもう薄れてきている。
忘れたくないという気持ちだけあって、noteに書き残したり、写真をたくさん撮ったり、母子手帳にびっしりメモしたり。悪あがきをしている。

あんなに抱っこ抱っこと言ってた息子も、いつの間にか抱っこをせがまなくなった。
この前までぴったりと引っ付いていた娘も、ずりばいできるようになって、すぐにどっか行ってしまう。
これからも親が成長に追いつけない間に、どんどん成長して行くんだろう。

スタジオで写真を撮られる娘は、可愛い衣装を着てニコニコしていた。
ずっとこのままで居て欲しいと思う気持ちもあるが、この子が大人になった時にどうなるのかが楽しみでもある。
ハーフバースデー、おめでとう。

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