川嶋香苗 | Kanae Kawashima

今までを振り返りこれからを模索しながら わたしらしい note を続けています。 自…

川嶋香苗 | Kanae Kawashima

今までを振り返りこれからを模索しながら わたしらしい note を続けています。 自信をもって"好き"と言えることを増やして 北欧へ留学をするつもりです🇩🇰🇫🇮 将来の夢は、可愛らしくぼけていくこと。

マガジン

  • お気に入りのnote

    お気に入りのnoteを集めます。

  • 素敵だと思うアイデア

    愛すべき社会とどんな風に生きていこうか、と考え続けてしまうわたしが直感で"いいな"と思った記事を保存させてもらっています。

  • 心の拠り所にしたい言葉たち

    たまに振り返ると、解釈が変わったりして、そういう楽しみ方ができたらいいな、と思います。

  • 留学準備

    心から大好きな友達と一緒に北欧へ留学することを計画しているので、いいなと思ったnoteを保存させてもらっています。

  • いつかどこかで出会った人たち

    由来はプロフィール記事からお読みください。今までを振り返りこれからを模索しながら、わたしらしいnoteを続けていこうと思っています。

最近の記事

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福祉の仕事がライフワークになりそうと気づいた日のこと。

「マスク取り替えたいです」 「(○○さん戻りまーす)」 「ギャーーーーーーーーーーーーー」 「(△△さんの服薬お願いします)」 「さっきの□□さんの声だよ」 その時、わたしの手元ではみそ汁がこぼれた。 「あははははは」 「こちらが食堂になります」 ドンドンドンドン 「◇◇さん戻りましょう」 お昼を過ぎてから外が明るくなってきた。 窓の隙間からちょうど心地の良い風が入ってくる。 とある13時のヒロインとの昼食だった。 人の声や物音があちこちから聞こえて

    • カナダに住んで228日目、美術館からのメッセージ。

      トロント市内にある美術館、AGO(Atr Gallery of Ontario)は水曜日の夜は誰でも無料で入ることができる。 わたしは企画展の内容をこまめにチェックしていて、今回は北米出身の印象派画家がテーマとのことだった。 わたしは"印象派の絵画に癒されたい"という気持ちで足を運んだ。 いかにも印象派らしい作品に一瞬で引き込まれて、その世界観に没頭するように、脳内にはクラシック音楽でも流れているかのように優雅に鑑賞をした。 どの作品も光に基調として、その場の雰囲気や

      • サラリーマンなハリーポッター

        韓国料理を食べ終えて、ポテトチップスを手に持って、アルコールショップはもう閉店していたので近くのバーでビールを買おうと提案した。 バーのお姉さんはとても気さくで"どこに行くの?"と聞かれたので答えたりして、お店を出ると、彼は驚いたような嬉しそうな顔をしていた。 歩いて向かった公園はすでに多くの人で賑わっていて、少し離れた木の下にシートを広げてみたけど、中央にあるスクリーンはぎりぎり見えるくらいだった。 *** 彼の英語は丁寧で、ミスの無いように気をつけているような印象

        • もっと広い世界を見るために、トルコに住んで6日目。

          "もっと広い世界を見なさい" と言われて、正直とてもショックだった。 トロントに来て半年が経って、なんとなく"人生設計"をしているつもりでいた。 ほど良く働き、ほど良い家に引っ越し、その先にほど良く安定した素敵な未来が待ってるかしら〜なんて考えていた。 生活に慣れて少し浮かれていたのかもしれない。 だから、急に海外へ行く提案を受けて、はじめてその人生設計が何も形になっていないことに気づいた。 自分の未熟さを埋めたいような気持ちと責任感と"行ってきたらいいんじゃない

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        記事

          カナダに住んで117日目、ニューヨークは幸せな街?

          友人とのアメリカ旅行から戻ってきた。 あれだけ粘り強かった冬の寒さもどこへやら、すっかり季節が変わってしまって驚いた。 電車の中には、もう派手な夏服を着た人、まだまだダウンを着て毛糸を編む人、そんなこと気にもせずにキスするカップルがいて面白い。 家に帰ると、同居している彼がいつものようにラテを淹れてくれたのでほっと一息ついてから、荷物を広げて買ってきたお土産を渡した。 それから、春らしい陽気に急かされるように洗濯物を抱えてコインランドリーへ向かう。 賑やかなインドの

          カナダに住んで117日目、ニューヨークは幸せな街?

          春に想いを寄せながら、今日も"ふろば"へ。

          3月29日 おはなし会 "ふろば" にて。 暖簾をくぐるようにzoomへ入ると、ひとみさん、あきらさん、山口さんがお話していた。 たまたま同じ時期に長野へ旅行していた男性陣から話を聴いたり写真を見たりと癒される。 ひとみさんから移住先での新生活、JAの仕事がいいなと思ったこと、などの話を聴いた。 "地方って野菜が安くて大きくて贅沢だな〜って感じます"と、山口さん。 "月に1度くらいのペースで都心へ出かけると、心に余裕を持って刺激を楽しめるのでいいかもと思いました"と

          春に想いを寄せながら、今日も"ふろば"へ。

          カナダに住んで64日目、それでもやっぱり『他人の靴を履く』。

          よく晴れて雪も溶けて街の色が見えてきて、"もう春かな〜"なんて浮かれていた矢先の大雪。 壊れた充電器も無くなりかけの歯磨き粉も買いに行けずに数日間を引きこもって過ごしてしまう。 "大雪が降ったけど大丈夫?" その一言も相手(文化)によっては負担になりうると思い、本当に伝えたい相手ではなくサラッと受け答えしてくれそうなカナディアンに送った。 1.最近の生活 Tim Hortons というコーヒーチェーン店で、ブラックコーヒーを頼んだら"ブロッコリースープ"が出てきて、

          カナダに住んで64日目、それでもやっぱり『他人の靴を履く』。

          人種モザイクな街の"どもる"コメディアン

          A stuttering comedian in a cultural mosaic town 友人からコメディバーなるものに誘われた。 慣れない街の文化を楽しもうと思いつつも、その日にやるのは"ローストバトル"。 相手の悪口を言い合って面白がるものだと聞いて、正直あまり期待できなかった。 A friend invited me to a comedy bar. While thinking about enjoying the culture of an

          人種モザイクな街の"どもる"コメディアン

          トロントでも、"福祉の人"として生きていくことができそうです。こちらで新しい友達と出会ったり、将来のことを考えたりすると、商業的な人になった方がいいのかなとも悩みつつ。でも、わたしにはnoteにしたためてきたモノがあって、やっぱりそれを大切にしたいのだと思います。また書きます。

          トロントでも、"福祉の人"として生きていくことができそうです。こちらで新しい友達と出会ったり、将来のことを考えたりすると、商業的な人になった方がいいのかなとも悩みつつ。でも、わたしにはnoteにしたためてきたモノがあって、やっぱりそれを大切にしたいのだと思います。また書きます。

          ふくしのおはなし会、「のれん」をくぐって「ふ」を考える。

          1月27日(金) 山口さん、ひとみさん、わたし、まりなさん ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「仕事ももうあと2週間なんです」 ここまでくるともう過ぎ去るだけなんだなって、とスッキリしたようにも見えるひとみさん。 「もし新天地が日光だったら、パワースポットだから疲れのある時にぜひ行ってみてくださいね」 自分も退職前の有休消化という“人生の夏休み”の旅先を考えている、と山口さん。 わたしも、仕事を辞めて海外に来て1ヶ月、有り余る時間に不安も感じつつも楽しもう

          ふくしのおはなし会、「のれん」をくぐって「ふ」を考える。

          カナダに住んで27日目、温かい気持ちで過ごすこと。

          昼下がり、図書館帰りにショッピングモールのフードコートに立ち寄った。 カウンター席に並んでファストフードを頬張るアジア系の家族が目に入る。 ぐるっと向きを変えると、白人男性が1人で黙々と食事をとっている。 また別のテーブルでは、アフリカンのカップルがダウンコートを羽織ってサラダを食べている。 かと思うと、金髪ベリーショートの女性がスッと目の前を通り過ぎた。 誰がカナダ人なのか本当に分からない。 ***** "知っている人のいないところで少しゆっくりできていいじゃ

          カナダに住んで27日目、温かい気持ちで過ごすこと。

          #小説の中みたいな幸福感 をシェアできる友達

          肌寒くなった10月半ばの金曜日。 仕事を終えて、あの子がおすすめしてくれた喫茶店に寄ろうとふと思った。 職場の最寄駅、ついでに言えばわたしたちの出身大学の最寄駅から徒歩1分。 流行りのカフェとは違い、でも古めかしい感じでもなく、"きちんとなされた"雰囲気のその店に入る時は少し緊張した。 でも、社交的なご主人が明るい笑顔で迎えてくださったのですぐに解けた。 *** "近い将来、海外に行くことになるかもしれない。" そのことをやっと彼女に伝えられたのは、去年から行き

          #小説の中みたいな幸福感 をシェアできる友達

          島暮らし25日目、『ケアとアートの教室』にて演劇とナイチンゲールに想いを寄せる。

          朝起きて窓を開けると、涼しい風が入ってくるようになった。 排気ガスが少ないせいか、海に囲まれた山の上では季節の変わり目を感じやすい。 夏が別れを告げようとしている。 わたしの島暮らしもそろそろ終わる。 1.離島の施設にて 島での職場は、コロナウイルスの騒動が落ち着いて元通りのリズムに戻りつつある。 もともと"人員不足"だった施設が、感染症対応というさらに深刻な状況を乗り越えることとなった。 業務を教わる暇もなく、防護服を着て、隔離された利用者さんの生活ケアから体

          島暮らし25日目、『ケアとアートの教室』にて演劇とナイチンゲールに想いを寄せる。

          目の見えない白鳥さんとアートを見にいく、川内有緒さん

          神楽坂のかもめブックスで見つけた1冊。 職場に目の見えない利用者さんがいて、彼女のことを思い浮かべて手に取った。 *** 目が見えないのに美術館を巡るなんて、白鳥さんは相当な美術マニアなのだと思って読むと、そういう訳でもなく、でもかなり有意義な楽しみ方をしていることが分かってくる。 その意外性と筆者の川内有緒さんが綴る素直な文章に引き込まれ、一気に読了してしまった。 しかも、もう一つ、わたしの気持ちを高まらせたのは、白鳥さんが水戸市に住んでいて水戸芸術館のエピソード

          目の見えない白鳥さんとアートを見にいく、川内有緒さん

          2022/08/16の音読

          川内有緒さんの『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を読んで、心に残った文章をいくつか音読しています。 "視覚"以外の感覚を意識すること、もっともっと大切にしたいです。

          離島の施設で働いて11日目。

          実は、人員不足ということで声がかかり、離島の入所施設に応援で来ている。 自施設でやっていたことを引き継ぎ(きれないまま)、1ヶ月間を過ごす準備をして、さあやるぞ!と意気込んだのも束の間… コロナのクラスター発生で、あれよあれよと状況が変わる毎日を過ごすことに。 今までは、お店とか学習塾とかデイサービスとか、"通うスタイル"の職場でしか働いたことがなかった。 だから、入所施設で働いてみて、(シェアハウスで生活もしていて)"生きる場所"を支えるってとても密度が濃いのだと感

          離島の施設で働いて11日目。