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見え過ぎることで疲れる

 全体が見えるということは、物事を進める上で必要なことですが、自分だけが見え過ぎていまうと、一人で背負うことになり、精神的に自爆してしまいます。
 4年前も、危機管理の局面で、自分だけが川の先にある滝の存在に気づいてしまい、周りは船をこぐのに精いっぱいという状態にあり、ただ、船の中ですぐに状況を伝えられる立ち位置にもおらず、自身も別な事案を抱えて多忙でもあり、コミュニケーション不全の中でとにかく伝えようとして、その結果、力尽きてしまった感じです。(その結果、滝に落ちることはありませんでしたが)
 今も似たような状況にあり、自分自身が知り過ぎて危うい状況にあります。メタ認知でない人たちが、その限られた認知の中で行動しており、全体最適になっていないのですが、そこを止めるわけにもいかない。あとはそれぞれのバラバラな動きを自分が何とかつなぎ合わせるか、辻褄合わせるか、とにかく自分が無理をしないと全体最適からどんどん離れてしまう、それが見えているから、自分に負荷をかけ続ける、そんな感じです。
 結局、主治医から言われた「背負わない」「手放せ」ができていないんですよね。
 誰か止めてくれる人がいればいいんですけど、難しい。おそらく冷静に考えれば、手放しても人が死ぬわけでないし、どこかでものすごい被害とか損害が発生するわけでもない、いい加減で止めてしまえばいいし、成るようになれば良い、そういう話なんでしょうが、暴走しているときは、どうもこうした気持ちの割り切りができない。
 休めていない、疲れていることが、根源にあるので、仕事を完全に断線しして休まないと、このスパイラルから、逃れられないような気がします。
 とはいえ、僕よりもずっと責任ある立場の皆さんって、このへんをうまく対応しているわけですよね。キャパの違いなのか、コントロールがうまいのか、まあ、今の思考能力の低下した自分が考えることじゃないですね。3年間はそこそこのストレスフルな環境でやってきた自分があるわけなので、そこは、今は自分を全否定せず、という感じで。

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